庭の雑草が、あり得ないくらいに成長しています。夏にはまだ通路があった、家の横空きスペースは謎の植物で覆われていました。灯油タンクが隠れてマズイことに。1時間半ひたすら枝切りバサミで伐採!ゴミ袋に入れるのも一苦労です。
家の反対側はもう私の手には負えません。そんな所に生えてるの、見たことない。母が念入りに手入れをしていたからなんですね。ブルーシートを突き破って生える植物の生命力。私にはお手上げなので業者に頼むしかありません。
ふと罪悪感が湧いてきます。お母さんは1人で草むしり大変だったろうな。私は何も手伝わなくて申し訳なかった。母への引け目と、私の存在が役にたたなかった罪悪感。胸の奥がざわついて、子供の頃の自分が懺悔したくなります。
自分を罰したくなるのは、母から受けた洗脳みたいなもの。昔の私なら居ても立ってもいられなくて、もっと役立つよう母に尽くしました。そうやってコントロールされ、まんまと罠に嵌まって、その都度忠実な娘になっていました。

内なる声で「お母さんごめんなさい」て言葉が出てくることがあります。「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」と繰り返してることも。思い出せない記憶の日々に、そう思わざる得ないエピソードがあるんだと思います。
幼い頃の私の元に行って、今の私が抱きしめてあげられたら良いのに。「あなたは悪くないよ」と声を掛けたいです。子供からの愛って大きいと思います。気付けない母は、私とは全く異なったタイプの人間でした。
