②LAのバスの中で赤っ恥!! | ポバコの日常

ポバコの日常

胸腺がんステージ4、2020年に余命3カ月と宣告されてから抗がん剤治療を経て奇跡の復活。しかし肝臓や骨の転移が見つかり抗がん剤や免疫療法を試すも効果なく治療終了。2度目の余命宣告をされたのでゆっくりお休み中。ハンガリー人の夫クリボーと現在日本で生活しています。

LAに留学してから

2か月ほど過ぎたある日の学校帰り

一緒にバスに乗る友達がいませんでした。

 

降りるバス停は分かっているし・・

ひとりでも問題ないグーニヤリ

 

 

ハズでした・・・

 

 

バスに乗り込むと

運転手はあの

まるまる太った黒人のDJでしたグラサン

 

住んでいたのはLA郊外で

住んでいるのは

ほとんどみんなメキシコ人です。

 

メキシコ人たちでいっぱいのバスの中、

空いている席に座ると

ウトウトと眠ってしまいました・・

 

ほんの1、2分だったと思います。

でもすっかり眠ってしまった気分でした。

 

 

ハッと目を覚まし

辺りをキョロキョロ・・目あせる

 

 

ここで私は大きなミスに気がつきます滝汗

 

 

バスが走るその通りにあるのは・・

 

セブンイレブン、タトゥーショップ、

セブンイレブン、タトゥーショップ、

セブンイレブン、タコベル、

セブンイレブン、タトゥーショップ・・

 

この繰り返し。

 

同じような店しかないんです滝汗

 

ヤバい・・滝汗

ここがどこか分かんない・・滝汗

 

バス停過ぎたかも・・滝汗

いや過ぎてないかも・・滝汗

 

私は意を決して

運転しているDJグラサンの元へ行きました。

 

 

ウェア イズ バルボア?滝汗

 

この英文を言うのがやっとでした。

 

DJが何か言います。

Blah Blah グラサン

 

え?ええ?分かんないよ・・滝汗

 

もう一度聞きます。

ウェア イズ バルボア?滝汗

 

BLAH BLAHグラサン

 

や、やっぱり分かんないよ・・滝汗

 

もう一度・・

ウェア イズ・・

 

SIT DOWN GIRL!!グラサン

 

DJ専用のマイクで叫ばれました笑い泣き

 

メキシコ人たちが大笑いしました

ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ音譜

 

大爆笑です笑い泣き

 

 

私はトボトボと

メキシコ人たちの間を歩き

バスの真ん中辺りへ移動しました笑い泣き

 

降りるバス停が

過ぎたかどうかも分かんないし

帰れないかもしれないし

みんな何言ってるか分かんないし

何て言っていいかも分かんないしチーン

 

恥ずかしくて穴に入りたいけど

バスのど真ん中・・

笑うメキシコ人たちの

注目の的

チーンガーン

 

 

するとひとりのおばちゃんが

どこで降りるのニコニコ

と聞いてくれました。

私はバルボアチーン

と答えました。

 

すると伝言ゲームのように

メキシコ人たちに伝わり

 

あ~バルボアに行きたいのかウシシ

バルボアだってよねー

あ~バルボアね~イヒ

 

なんて口々に言ってましたチーン

 

おばちゃんが優しく私の肩をつかんで

ちゃんと教えてあげるからねウインク

と言ってくれました。

 

いや、

なんせ私は英語ができませんでしたから

何となくですが。

 

 

そしてバルボアに着く直前になって

DJがマイクを使い

 

ヘーイ!ガール!グラサン

次がお待ちかねの

バルボアだぜ~!!グラサン

 

なんてやっちゃいました笑い泣き

 

メキシコ人たちがどっと笑いました笑い泣き

 

またも大爆笑です笑い泣き

ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ音譜

 

もういい・・チーン

 

さらす恥は残ってないさ・・チーン

 

 

無事バルボアに着くと

バスの真ん中のドアが開き、

おばちゃんが背中を押してくれました。

 

さあ降りなさいニコニコ

ここがバルボアだよウインク

 

私はおばちゃんにサンキューと言い

 

楽しそうに私に手を振るメキシコ人たちに

手を振り返して歩きだしました・・

 

つづく・・

 

 

 

これは留学してから2、3か月の頃↓

あの日もこんな格好して

バスに乗っていたと思いますニヤニヤ