子供は学校へ行く。

 

これが当たり前と思っているのは、

今の時代には、通用しません。

 

「学校行きなさい。」と、

ガミガミと子供を怒ったり、

眠れないほど大泣きして悩んでも、

 

状況は変わりませんよ。(^_^;)

 

学校へ行かない不登校は、

夏休み明けに多くなります。

 

宿題もさながら、

学校へ早く行きたい、

って子供は、少ないと思います。

 

大人の私でも、

2、3日休んだだけでも、

 

もう仕事に

行きたくありませんからねぇ。笑。

 

大人でもそう思うので、

子供が行きたくないと思うのは、

当たり前です。

 

毎週、日曜日の夕方、

サザエさんがある頃には、

 

子供の頃から、次の日の学校が

イヤで仕方ありませんでした。

 

日曜の夜から連休明けは、

今でも、そんな気持ちになりますから。

 

誰でも、あるでしょう??(^_^;)

 

なので、不登校だからと言って、

そう重く受け止めなくても

いいのですよ。

 

ただ、いじめなどがあれば、

命に関わりますから、

問題は深刻です。

 

実は、私の子供は

中学から高校にかけて不登校でした。

 

それなのに、

大学まで行って、

今では社会人。

 

大学では、お友達も

たくさん出来たようです。

 

それに、大学も出ているせいか、

私よりお給料は良いです。

 

・・・所詮、私は、

雇われナースですよ。笑。

 

不登校だった数年間が、

苦い思い出とともに、

とても懐かしい。

 

毎朝の親子の激しい戦いとか、

お互い、毎日必死でしたし・・・。

 

たぶん、他の家庭より、

多く泣いてきたと思います。

 

子供も親も。(^_^;)

 

だけど、ある日突然、

何かがプツッ!

と、私の中で切れました。笑。

 

もう、学校へ行け、

というのはやめようと。

 

考え方を180度変え、

 

学校へ行かないなら、

家のことをしていただきましょうよ。

 

働かざる者喰うべからず!

 

と、私もダンナも仕事で家にいません。

その間、いろんな家事もさせていました。

 

お掃除、お洗濯からお料理・・・。

 

だけど心の中では、

不登校がこのままずっと続いて、

 

<ひきこもり>になったら、

どうしよう~と。

 

今はなんとか、

顔を合わせてくれているけど、

この先、どうなるか分かりません。

 

大人のひきこもりは、

もっと辛いですよね。(^_^;)

 

だけど、子供の人生。

親は一緒には歩けないのです。

 

子供が自分で決めるしかない。

 

その頃から、

「成人まではここに居ていい。

それから先は、家を出るように。」

と、自立を促すように早々に子供に告知。

 

すると、どうでしょう。

 

不登校中の高校3年の時、

 

大学のパンフレットを見せて、

「ここに行きたい。」

と、自分から言ってきました。

 

中学、高校と

ほとんど学校へ行ってませんでしたが、

 

自分なりに教科書を見ながら、

勉強はやっていたみたいです。

 

不登校の最大のメリットは、

自分のやりたい事が、

家で、じっくり出来るってこと。

 

ノルマのようにやらせていた家事の合間に

法律の方に興味を持ったみたいで・・・。

 

そのせいか、

大学(法学部)も普通に合格。(^_^;)

 

こうなったら、家計は苦しいけど、

学費、生活費はもちろん応援します。

 

県外で一人暮らし。

 

家で家事などもやらせていたせいか、

一人暮らしのお料理も完璧でした。笑。

 

不登校は、始まりが肝心。

夏休みが終わる今頃の時期から始まります。

 

なので、しっかり

子供を見てあげてください。

 

口数が減ったり、

笑顔がなかったりするのが、

子供の最初のサインです。

 

そして、何より

<命>が一番大事。

 

その命を守ってあげられるのは、

親しかいません。

 

しっかり子供の話を聞いて、

何が原因なのか、

 

行かない理由をじっくりと

聞いてあげてほしい。

 

いじめなどあれば、

そんな地獄のような場所へは

行く必要はありません。

 

子供の居場所は、家にあるよ、

と、家で過ごさせましょう。

 

居場所がなければ、

思いっきり暴れて部屋に閉じこもるか、

また、夜の街へ行くことになります。

 

始めのうちは、

好きなゲームやアニメなどでも

いいでしょう。

 

だけど、その分、

勉強もやること。

 

自分がやりたい事があれば、

それに取り組むこと。

 

そして、部屋の片付けなどの

家事もやること。

 

学校に行かなくても、

 

朝はしっかり起きて、

食事やお風呂など、

 

生活のリズムは、崩さないよう

毎日を過ごすのです。

 

親の方が、

年齢的に早く逝くので、

 

もし、このまま、

ひきこもりになっても、

 

今後、子供がひとりになっても

困らないように、

 

家計の経済状況、

生きていくためには、

いくらお金もかかるか、

 

どんな仕事で、食べていけるか、

 

日本や世界の政治情勢などなど、

 

世の中のすべてを

家に居る間、教えます。

 

そして親も、

子供を怒ったりせず、

 

いつも通りの笑顔で

見守っていきましょう。

 

どこかで、人は傷ついて

立ち止まります。

 

不登校にならなくても、

 

社会に出てからの友人関係、

仕事につまずいたり、

 

結婚に失敗したり、

借金を作ったり・・・

 

キリがないほど人は、

人生で大きな間違いや

後悔も起こします。

 

そこで、

倒れて落ちてしまうか、

それとも、

立ち上がって天寿を全うするか。

 

長い目で見れば、

こういう人生の大きな問題に比べれば、

 

不登校は、まだチャンスがあります。

 

学校へ行かなくても、

通信などで卒業も出来ます。

 

学校だけが、

子供の社会ではありません。

 

大人になって見るであろう

学校よりも、もっと広い社会を、

(社会の裏側も(^_^;))

 

不登校の間に、

子供に教えてあげましょう。

 

これは、クラスメイトでも教師でもなく、

そばにいる家族、親しか出来ません。

 

今は辛いでしょうけど、

子供の目標が決まるまで、

見守り続けましょう。

 

自分の頭で考えた答えが、

きっと出ます。

 

目標が決まると、

不登校なんてそっちのけで・・・

親の心配もそっちのけで・・・

 

我が道を歩き出しますから。(^_^)