人が困っている時、
声をかけますか？
見ず知らずの人に、
＜声かけ＞をするのは、
とても勇気が要りますよね？！
先日、友人と待ち合わせのため、
仕事を午前中で切り上げ、
バスに乗りました。
めったに使わないバスですが、
街中には、車では行きたくありません。
駐車場などの問題もあって、
バスや電車を使う方が
便利が良いのです。
なので、職場の駐車場へ車を置いたまま、
バス停へ向かいました。
職場近くのバス停は、本数が多いので、
街へ出かけるのは、ちょうど良いのです。
久しぶりのバス。
ちょっと嬉しい。
↑↑
普段、めったに乗らないので、
小学生気分。笑。
雨も降っていたので、
バスの中は、少々混雑？していました。
それでも通勤通学時に比べると、
少ない人数でしょうか。
バスに乗りこみ、
後ろの方から周りを眺めていると、
斜め前方に立っていた女性のバックから、
水がポタポタと・・・・。
雨も降っているので、
持っている傘の水滴かな～
と思いましたが、
どう見ても、布のバックから、
水滴が落ちてます。
女性は、肩からバックを掛けているので、
後ろ側にあるバックには、
気がつきません。
周りの人も、気にならないのか、
誰も見ていませんねぇ。(^_^;)
ちょうど、その女性と
降りる場所が同じでした。
傘をさしてお互い歩き出しましたが、
やはり気になる！
言おうか、迷いましたが、
水滴が気になったので、
声をかけてみました。
「あのう～
バックから、水が落ちていますよ。」
↑↑
変な表現でしたが、
見たままに言ってみました。笑。
彼女は慌てて、バックを開けます。
すると・・・
バックの中は水浸し。
って言うか、
バックの中に水たまりがっ！
水筒が真横になっていて、
中身は空っぽ状態。
わぁ～！と、慌てた彼女。
水筒持参のあるある！ですよね。
私も何度か、経験ありです。(^_^;)
人通りの少ない方へ行き、
私も手伝いながら、
バックの中のものを全部出し、
バックごと、水をひっくり返します。
（マンガの世界のようで。笑。）
中身もびしょ濡れ。
拭けるようなハンカチも濡れています。
なので、私が持っていたハンドタオルで、
中身を拭き、
ナイロンのエコバック（←これも私が持っていた）
に全部移して、無事終了。(^_^;)
70代くらいの女性でした。
ちょうど私の母世代ですね。
水筒のキャップを
しっかり閉めていなかっただけに、
大変なことになりました。
ちょうど区役所へ行く前で、
大事な書類も入っていたようです。
書類だけは、ビニール製のものに
入っていたので、
少しだけ濡れていた感じです。
ひとしきり終えて、
彼女は区役所へ、
私は待ち合わせの場所へ向かいました。
数日後、その女性がお礼もかねて、
職場へハンドタオルとエコバックを
返しに来てくれました。
その時は、
タオルもエコバックもいりませんよ～と。
だけど、お名前を、
と、しつこく言われたので、
職場だけ教えていたのです。
当院にも来院した事がある患者さんでした。
思いがけない出会いでした。
どこで、どう縁があるか、分かりません。
ただ、一緒に拭いてあげただけなのに、
とても感謝されました。
こういう時代なので、
他人への＜声かけ＞も、
難しいこともあります。
やたらと声をかけても・・・
そう・・・
自分は良かれと思っても、
相手にとっては迷惑になったり、
また、詐欺などの犯罪に、
巻き込まれたりすることもあります。
そういった見極めも、
難しい所ですね。
だけど、私は、
彼女が母くらいの世代だったこともあって、
やはり見過ごすことは出来ませんでした。
こんな物騒な世の中でも、
優しい心を持った人が多いと信じたい。
人が困っている時、
助けるか助けないか、は、
あなた次第です。笑。
