3月のスキンケアを実践したいあなたへ
3月はまだ寒さが残っていますが、春の気配が日ごとに増えてきます。
そんな3月は、卒業や異動などもあるお別れの季節
少し寂しい季節であるとともに、新たな世界へのスタートの準備の季節でもあります。
今こそ、更なる美肌に向けて3月からの春のスキンケアやエイジングケアに取り組んでみませんか
3月は春とは言え、まだ気温や湿度が上がりきらず寒い日もあります。また、春風に乗った花粉やPM2.5などの汚れの対策、そして急激に増える紫外線に対する防御も大切です。つまり、保湿による乾燥肌対策、クレンジングや洗顔、紫外線対策をバランス良く行う必要があるのです。
寒暖差による肌ダメージが原因となってお肌のバリア機能の低下やターンオーバーの乱れが起きやすいため、刺激成分を避けた保湿を行いましょう
そんなエイジングケア化粧品でオススメは、セラミド配合のセラミド美容液、セラミドクリームです。ただし、こってりしたクリームはほこりや汚れが付着しやすいので要注意です。
メイクや汚れをしっかり落としつつも、うるおいを落とさないクレンジング料や洗顔料を使いましょう。そして、洗顔やクレンジングを正しい方法で行うことが大切です。
さらに、紫外線の量が急上昇するのでしっかりと紫外線対策を行いましょう。
ポイントを整理すると次のとおりです。
<この記事の大切なポイント>
- 3月は春とはいえ、まだ日々の寒暖差が大きくお肌への負担が大きな月です。
- 3月は保湿、洗顔、クレンジング、紫外線対策をバランス良く行いましょう。
- 3月の乾燥肌対策は、優しいエイジングケア美容液がオススメです。
- 3月は花粉などの汚れをしっかり落とすクレンジングや洗顔が大切です。
- 春は花粉の飛散が多くなっているので、マスクなどによる花粉対策も必要です。
3月もまだ乾燥の季節
3月の平均気温は、多くの場合2月より2度以上あがります。2017年度3月は、8.5度だったので例年より寒い月だったようです。
3月の気温は通常の年では、冬の季節である12月、1月、2月よりも気温は高いのですが、11月よりも気温が低い月です。
①紫外線と地域の関係
紫外線のデータは、気象庁の「紫外線に関するデータ」でチェックすることが可能です。
日本は、南北に伸びる縦長の国なので、紫外線量は地域によって異なります。
そのため、気象庁では、つくば、那覇、札幌のデータを公開しています。
それぞれ住んでいる地域がどこに近いかによって、自分の地域の紫外線量がどの程度かが推測できます。
基本的には、南へ行けば行くほど、紫外線照射量が大きくなるので、より高いレベルの紫外線対策が必要です。
これは、2月だけではなく、どの月でも同じ傾向です。
②紫外線の強さの指標「UVインデックス」とは?
紫外線は波長により、A波(UV-A;波長315~400nm)、B波(UV-B;波長280~315nm)、C波(UV-C;波長100~280nm)に分けられます。
幸いにも紫外線C波は地上にくるまでにオゾン層で吸収され、紫外線B波も大きく吸収されます。
このように、紫外線は波長によって強度が大きく異なる状況を鑑みて、1つの指標として表す工夫をしたのがUVインデックスです。
日本では、UVインデックスを、弱い順から0~13+までで表示しています。
もちろん、この値が大きいほど紫外線ダメージが大きいことを意味します。
紫外線B波によるシミのリスクは高くなりつつあり、美白への意識も必要です。
また、紫外線A波による紫外線ダメージのリスクも上昇し、光老化によるお肌の老化対策が必要です。
先ほどもお伝えしましたが、3月は急に暖かくなったと思ったら次の日はまた寒くなったり、気温差が激しい月です。
身体や肌も、そんな変化についていけないこともあります。
その結果、バリア機能の低下で肌荒れやゆらぎ肌を起こしてしまいます。
また、春風が吹き始め、花粉、黄砂、埃、ダニなどによる肌への刺激が強くなります。
特に、花粉による肌荒れ「花粉症皮膚炎」には注意が必要です
①スキンケアの基本は、清潔、保湿、紫外線対策の3つ。
②肌状態や肌質を意識する。
③来年の同じ季節、同じ月でも今年より老けないお肌を目指す。
その上で、3月の季節特性を考えてスキンケアやエイジングケアを実践しましょう。
3月の保湿は、冬と同じレベルで行う
極寒の1月、2月を過ぎたとはいえ、3月はまだ空気が冷たい日も多く、肌は血行不良になりがちで顔冷えが起こることも。
血管からの酸素や栄養も不十分で、バリア機能やターンオーバーも乱れやすいのです。
だから、3月の保湿は、冬と同じく水分を保持して保水することが大切です。
また、寒い日や大気が乾燥した日は、肌表面を油膜で覆って水分の蒸発を防ぐことも必要です。
乾燥肌化粧水やエイジングケア化粧水、美容液を使った保湿ケアをしっかり行うことを基本として、必要な場合は皮脂膜のはたらきをしてくれる乳液や保湿クリーム、美容オイルも使いましょう。
水分の保持には、セラミド、中でもヒト型セラミドがオススメです。
セラミドは油溶性成分なので、美容液や保湿クリームに配合しやすい成分です。
だから、セラミド配合美容液やセラミド配合クリームがオススメです。
また、保湿クリームならシアバターやスクワランを配合したフェイスクリームがオススメです。
お肌のハリやツヤをキープするためにも、良い成分を配合した乾燥肌に良い保湿クリームを使いましょう。
さらに、季節の変わり目でもあるのでスペシャルケアとしてフェスマスクを使うこともおすすめです。
2)3月の洗顔やクレンジングはほこりや花粉を意識
どの月であってもメイクの汚れや不要な皮脂を取ることは、肌の酸化を防ぎ、いちご鼻など毛穴が目立たないように予防する上でとても大切です。
その上に3月は、花粉やほこりなどが付着しやすい季節です。
不要な汚れや刺激の原因になる花粉などをしっかりと落とすことが大切です。
とはいってもゴシゴシ洗顔することや刺激の強いクレンジング料はおすすめできません。
優しい洗顔やクレンジングで必要な皮脂や天然保湿因子(NMF)、セラミドを流し過ぎないようにして、うるおいをキープすることが大切です。
特に、40代以上のエイジングケア世代の方は、刺激に弱くなっているので要注意です。
おすすめは、アミノ酸系界面活性剤を使ったエイジングケア世代向けのクレンジング料です。
3月からは紫外線対策を本格化
3月になると、冬と比べて紫外線照射の量がかなり増えます。
だから、紫外線対策を本格的に考える季節です。
とはいっても、4月以降に比べるとまだ紫外線の量は小さいのです。
だから、SPF30以下のもので十分なので、正しく使いましょう。
また、日焼け止め効果のある化粧下地やファンデーションを活用することも良い方法です。
3月は冬と比べてUVAがもたらす光老化による顔のたるみが原因のほうれい線、たるみ毛穴、シワのリスクが増えてきます。
さらにまぶたのたるみ、目の下のたるみ、目の下の黒くま、ゴルゴライン、マリオネットラインも顔のたるみが原因の肌老化なのです。
だから、季節にかかわらず、冬でも紫外線対策は大切なのです。
そんな3月の紫外線対策に関する情報は、下記も参考にしてください。
4)花粉症皮膚炎に気をつけよう
3月になると1月、2月以上に花粉の飛散が増えます。そのため、花粉が原因の肌荒れ「花粉症皮膚炎」のリスクが高まります。花粉症皮膚炎になると、肌が敏感になり、乾燥によるかゆみ、カサつき、湿疹、発赤などの症状があらわれます。
花粉症のリスクのある方やアトピー性皮膚炎の方は、外出時には予防のために、マスク、メガネ、帽子などで花粉が肌に付着しないようにすることが大切です。3月は手肌やデコルテのエイジングケアも重視
①手肌のエイジングケア
手荒れは、手湿疹とも呼ばれますが、ひどくなると、ひび割れ・あかぎれになります。
冬場ほどリスクは高くありませんが、春もハンドクリームでしっかり保湿しましょう。
春のハンドケアは、サッパリタイプのハンドクリームやハンドジェルがオススメです。