夫がよく子育てに関する本をぽちっとして
私のデスクにおもむろにおくのですが、
その9割以上は開かないまま
積み上がってゆくばかり。
なのですが、最近、表紙のタイトルを見て、
読んでみたいなと思って手にとった
本の中で紹介されていた方の言葉。
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育ての心。
そこには何の強要もない。
無理もない。
育つもののおおきな力を信頼し、敬重して、
その発展の途に遵うて発展を遂げしめようとする。
役目でもなく、義務でもなく、誰の心にも動く真情である。
~中略~
それにしても、育ての心は相手を育てるばかりではない。
それによって自分も育てられてゆくのである。
我が子を育てて自ら育つ親、
子等の心を育てて自らの心も育つ教育者。
育ての心は子どものためばかりではない。
親と教育者とを育てる心である。
倉持惣三『育ての心』より
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ひとつひとつの言葉に、
そこから伝わってくる人の存在へのまなざしに、
人と人の真の関わりから受けとりあうものに、
深く共感します。