前回に引き続き、
個別療育の様子④後編をお伝えします
③絵カード
10枚ほどのカードを相手に見えないように
裏向きにしてAくんと先生に半分ずつ配ります
自分が持っているカードの中から
1問ずつクイズを出します
先生からのクイズを当てる場面では
注目してお話を聞いたり👂
お話しを聞いて想像をしたりする練習になります
「今からお話しするよ」と前置きする事で
しっかりと集中してお話を聞くことができます
自分がクイズを出す場面では、
「何て言ったら伝わるかな」と
一生懸命考えながら問題を出してくれます
「果物です。赤くて、丸くて、
このくらいの大きさで(ジェスチャー付き)…」など、
とっても分かりやすく、説明してくれるようになってきています
説明する言葉の幅が広がってきましたよ
④ひも通し
先生のお話を聞いて取り組みます
はじめの頃は色と形ひとつだけ(赤い丸など)でしたが、
集中して聞けたり、しっかりその内容を覚えたりすることが
できるようになってきたので、
色を揃えて形だけ(赤の丸と四角)を卒業して、
最近は「赤い丸と青い四角通して」など”二つの色と形”を
しっかり聞き取って取り組めるようになりました
分からなくなってしまった時には
「もう一回教えて」と伝える練習もしています
困った時に自分から伝えてくれる場面も増えてきました
その他にもを使った工作や折り紙など
手先の使い方を練習することや
先生のお話を集中して聞き、
指示に沿って取り組むことを
大切に取り組んでいます
お勉強が終わったあとは幼稚園に
行く時間までおもちゃで遊びます
お友だちの「入れて」に応じられる場面が増えたり、
「これ使ってもいいよ」と譲ってあげる場面が
増えたりと、年長さんに向けて
かっこいいお兄さんになってきました
お友だち同士での関わりが難しい場面では
支援員が間に入り、
「なんて言ったらいいかな」など
伝え方を確認しています
今回は年中さんのAくんの
お勉強の様子を主にご紹介しました
次回もお楽しみに