この情報は、iPhone Maniaさんのブログで知りました。

 

 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)や米中貿易摩擦の影響がありながら、2020年第2四半期(4月〜6月)の世界スマートフォン市場で、HuaweiがSamsungを抑えて最も出荷台数の多かったメーカーとなりました。

 

調査企業Canalysによると、第2四半期におけるHuaweiの出荷台数は5,580万台でした。

 

世界スマートフォン市場では長らくSamsungがシェアでトップに立ち続けており、四半期でHuaweiが1位となるのは今回が初です。
 
2020年第1四半期(1月〜3月)も含めて最近は、1位Samsung、2位Huawei、3位Appleの構図が続いていました。

 

米中貿易摩擦によって、米市場を筆頭に国際市場から締め出されつつあるHuaweiにとって、国際市場でのシェア1位達成は悲願成就とも言えるでしょう。

 

Canalysでアナリストを務めるベン・スタントン氏も「特筆すべき結果で、数年前には殆どの人間が予測できなかった」と分析します。

 

 

ただし、今後もHuaweiが1位の座を守り続けるのは難しそうです。

 

Canalysの調べでは、5,580万台出荷したHuaweiが前年同期比で5%減に留まったのに対し、2位に甘んじた5,370万台のSamsungは前年同期比で30%減だったからです。

 

もちろん、これは新型コロナウイルスの影響で、Huaweiの減少幅がわずか5%だったのは、他国に比べて中国の回復が早かったためだと考えられています。

 

Huaweiは、現在、販売台数シェアで中国が70%を占めています。

 

また、スマートフォン市場で1位になったからとはいえ、Huaweiが難局を乗り越えたわけではありません。
 
米政府による禁輸措置の一環で、HuaweiはスマートフォンにAndroidやGoogle Playを搭載できないばかりか(オープンソース版のAndroidは利用可能)、チップ生産を請け負う台湾TSMCからも取引を停止されています。
 
それでも、Huaweiには、5G通信システムの事業があると言われていましたが、その5Gもアメリカのみならず、イギリスやフランスなどで排除する動きが強まっているのが実情です。

 

仮に、欧州連合(EU)が排除を決定した場合、中国は対抗措置として5Gで競合するEricssonやNokiaを締め出す構えを見せていますが、それによってHuaweiの置かれる状況が改善するわけではありません。
 
 
情報元:Canalys,The Verge

 

 

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