クロッカーズ!!~Crockers!!~ プロローグ第1話 ‘世代交代’ | My Little Garage
2010-07-09 22:29:07

クロッカーズ!!~Crockers!!~ プロローグ第1話 ‘世代交代’

テーマ:小説「クロッカーズ!!」

新しいエンジンとボディが完成してから、赤スカ君は毎晩のごとく屋山峠に不法侵入しては走りこんでいた。

早くマシンに慣れるためである。


そんなある晩、いつものように峠へ向かうと、誰もいないはずの麓に1台、GT-Rが停まっていた。



+-ALFA チョロQ研究作成所
赤スカ「こんなところにわざわざ来てるなんて、このRもここに通っているクルマなのかな??

まぁいいや、とりあえず声かけてみよっ♪」


赤スカが声をかける前に、先にRから話しかけられた。



+-ALFA チョロQ研究作成所
R32「やぁ、お前が最近ここを走っているっていう、噂の赤いハコスカ君かい??」

赤スカ「そうですけど・・・ボクってそんなに噂になってるのですか??」

R32「まぁ、少しこの辺で広まってるだけだけどな。

オレは通称777Rって呼ばれてるただのR32だよ」

赤スカ「へ~ぇ、777Rさんですね。

それで、ここに来たってことは、やっぱり走りに??」

777R「いや、ただ走りに来たんじゃなくて、お前とひと勝負しに来たんだ。

やっぱり速いヤツは気になるだろ??そういうわけだ」

赤スカ「そういうことなら、ボクは承りますよ☆

だいぶ走りこんでいたので、誰かと腕試しをしたいって気もありましたしね」

777R「じゃぁ話は決まりだな。

ハコスカ君、スタートラインに並ぼうか」



こうして、2台のスカイラインは勝負することになった。




+-ALFA チョロQ研究作成所
777R「事前に頂上地点にパイロンを設置してある。

そこでUターンして、往路と復路、両方で勝負を決める。良いな??」

赤スカ「分かりました」

777R「よし、じゃぁ始めようか。

スタートはお前の好きなタイミングで良いぞ。オレがすぐスタートする。」


赤スカは、アクセルペダルを数回、空踏みする。

3.2Lにまで排気量を拡大したL型6気筒エンジンが、重々しく咆哮し、ボディを揺する!!


赤スカ「よしっ・・・行くぞ、新生L28ィ!!!」


赤スカはギアを1速に入れ、スロットルペダルを一気に全開にする!!

トルクに耐え切れないリアタイヤは、悲鳴を上げながら煙を炊き、ボディを前へと進める!!


+-ALFA チョロQ研究作成所
777R「久しぶりのストリートレース、楽しませてもらうぜ!!」


赤スカが出たと同時に、777Rもギアを入れてアクセルを踏み込む!!



+-ALFA チョロQ研究作成所
2台のタイヤが煙を上げながら、バトルはスタートした!!




+-ALFA チョロQ研究作成所
赤スカ「クッ、流石第2世代GT-Rだ。

加速に関してはバケモノ級だよ・・・」


第2コーナー時点で、777Rがまず頭を取った。



+-ALFA チョロQ研究作成所
777R「いくら同じスカイラインだからって、オレより20年も前に生産されたハコスカなんぞ、今じゃただのトロいポンコツにしか過ぎないぜ。

先に生かせてもらうよ、ハコスカ君!!」



+-ALFA チョロQ研究作成所
赤スカ「なにくそ!!

見た目は型遅れのポンコツだけど、中身は現代のパーツを使った1級戦闘機なんだ!!

チューンド旧車、馬鹿にするなよ!!」



バトルは上りの中盤に入った。




+-ALFA チョロQ研究作成所
777R「ここまで来れば、ハコスカのヘッドライトはもう見えなくなってるだろうな。

やっぱりストリートの走り屋は、ロクなのがいないよな・・・」



+-ALFA チョロQ研究作成所
777R「まぁいいや、万が一のためにミラーぐらいは確認しておk・・・」



+-ALFA チョロQ研究作成所
777R「何っ!!?

ぴったり真後ろにくっ付いているだと!!!??」

赤スカ「見た目は古くても、こちとら軽いボディに350PSオーバーのエンジンを積んでいるんだ。

上りも速くて当然でしょう!!」



+-ALFA チョロQ研究作成所
777R「畜生、このまま張り付かれたまま麓に下りるなんて、R32らしからぬことはしたくないぜ。

何とかして吹っ切らなくてはな・・・・・・」




+-ALFA チョロQ研究作成所
2台はハイペースのまま、頂上のUターン地点まで来た。



+-ALFA チョロQ研究作成所
777R「くぉ~っ、離れねぇ!!!」

赤スカ「だいぶ追いついてきてるぞぉっ、いっけぇ!!!」


2台は復路の、ダウンヒルへと突入してゆく。



+-ALFA チョロQ研究作成所
777R「最初は楽勝だと思ってたのにこんなに手こずるなんて、オレらしくねぇなぁ・・・

何かトラブルを起こしてないか・・・??」

赤スカ「行ける・・・射程圏内に、入ってる!!!」


2台はジャンプをし、下りの第3コーナーへと入る。


+-ALFA チョロQ研究作成所
赤スカ「そろそろ仕掛けないと、もう麓に着いちゃう!!

だとしたら、このタイミングしか、ない・・・!!!」



+-ALFA チョロQ研究作成所
赤スカ「Rがアウトに加速体制に入っていく・・・!!

つまり・・・・・・



+-ALFA チョロQ研究作成所
ここだぁ!!!!!」


赤スカは燃焼したガスをストレートマフラーから大気開放しながら、777Rの横へとボディを並べる!!!



+-ALFA チョロQ研究作成所
777R「くそっ、ここまでノーズを入れられると、対処のしようがねぇ!!

ブレーキング勝負に持ち込まれてしまった・・・!!!」


2台のスカイラインは、一気にブレーキペダルに力を入れて踏み込む!!

激しいスキール音と共に減速していく!!!



+-ALFA チョロQ研究作成所
777R「うおっ、ハコスカ、フロントをロックさせてる!!

そんなんで止まれるのかぁ!!??」



+-ALFA チョロQ研究作成所
赤スカ「行けるっ、この感触、止まってくれる!!!」


2台は並んだままコーナーへと入る!!!



+-ALFA チョロQ研究作成所
先に抜けたのは・・・



+-ALFA チョロQ研究作成所


+-ALFA チョロQ研究作成所


+-ALFA チョロQ研究作成所


+-ALFA チョロQ研究作成所
ハコスカだぁ!!!!!

777R「あっぶねぇ!!

後もう少しで谷底行きだったぞ、アイツ!!!」

赤スカ「運も実力のうちさぁ!!!」



こうして、数分ほどの熱い戦いは赤スカの勝利で終わった。




+-ALFA チョロQ研究作成所
赤スカ「なっ!!?

777Rさんって、プロのレーサーさんだったのですか!!!??」

777R「そうだよ、別に驚くことも無いだろ??

数年前、Qステアが盛んだったころは雑誌にも良く出てたさ」 ※あくまで架空です

赤スカ「そんなすごい方の前を、ボクが走っちゃったぁ・・・(汗」

777R「まぁ、たまにはこういうこともあるさ」

その時、777Rの携帯がなった。

777R「おっ、また仕事でお呼ばれのようだ

悪いな、先帰らせてもらうぞ」

赤スカ「今日は、こんな楽しいバトルをしてくださり、本当にありがとうございました!!!」

777R「こっちこそ、礼を言わせてもらうよ。じゃぁな」



+-ALFA チョロQ研究作成所
こうして水色の派手なR32GT-Rは、夜の闇へと消えたのであった・・・。

赤スカの勝利という、お土産を残して。



続く・・・

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