plumです。
53歳、主婦。
虚弱体質だったわたしの、幼少期からの半世紀を書いています。
入院してすぐ外出したことで婦長さんにこっぴどく叱られ、なんで?と思いながらその日は寝るだけ。
6人部屋に通され、初日は同室のみなさんとごあいさつ。
当然ながら、親知らずを抜くだけのわたしなんかよりずっと重い病気の人ばかりでした。
わたしの隣のお姉さんは、転んで顎を骨折してその手術を控えている人。
一人は同い年の子でしたが、生まれつきのどぼとけが奇形で、ろれつが回らないような喋り方。小さいころから何度も手術しているそうです。
その隣には、鼻からチューブで栄養を摂っている人。
さらに50代くらいのおばさまは、なんの病気か忘れたが大手術を終えたばかり。
口腔外科なのでみんな口の中のなんらかの疾患を抱えているため
食事時間が異様に静か
これについては、わたしもすぐ翌日、静かにしか食事ができなくなる理由がよくわかったわけですが。。
翌日の手術を控え、いろんな説明に執刀医の先生がやってきて、手術時間は午前11時から開始と言われました。
で、午前11時開始なのに、
朝食抜き
という。
これにわたしはすごく抵抗して、
「えーっ、お腹すくじゃないですかー。朝食食べれないんですかぁー?」
と駄々をこねました。
今思うと不思議です。
わたしは基本的にあまり「食べることが好きではない」人間なのに、この時はやはり若かったというか、元気だったのでしょう。
11時から手術ということは当然昼食は食べられないわけで、それなのに朝食まで??
と、すごく抵抗がありました。
わたしがあまりに抵抗したせいか、いったん先生が退出した後、その2時間後くらいに再びやってきて
「あ、朝食は食べていいことにします」
と、訂正してくれました