ニュージーランドの楽しみ -6ページ目

ワインビジネス

 

今日夫が知り合いのワインメーカーの所にお邪魔してワイナリーで喋っている時に、その知り合いが外を覗いて、そこに停まっていたベンツを見て「あれタカヒロ(夫の名前です)の車?」と言ったらしいのです。

夫が「僕がベンツを運転できる身分に見える?」と言ったら、「ああ、君もワインビジネスの人だって忘れてたよ!」と、ニヤリとされたそうです。ワインビジネス=お金持ちにはなれない、という公式が存在するようですね。

まあ、良いと思います...生活できれば。

 

昔、共通の友達の結婚式で夫の大学の同級生(醸造学の同級生です)に会って、夫が「今どこで働いてるの?」と聞いたら、「実は銀行に勤めてるんだよね。その方が良いワイン飲めるんだもん。」と言われたこともありました。

多分おっしゃる通りですね。世の中うまく行かないものです。

 

でも、ぼちぼち幸せで好きな仕事をして暮らせたら、それが一番ですよね。人間いつまで生きるか分からないのですから。最近とみにそう思います。

まあそう言いながら煩悩も振り払えなかったりするのですけど...。

 

 

ケアホームの食事

 

友人がケアホームに入ったという話を先日書きました。このホームはスタッフの人たちがとても親切で、個室のお部屋も居心地が良くて、暮らしやすそうなのですが、友人は食事が口に合わないことだけが辛いようです。

 

友人は病気があるので自分の部屋で食事をしていますが、普通の入居者の方達は食堂でご飯を食べています。食事時に行くと、テーブルには白いクロスがかかっていてカトラリーが並べられて、とても素敵です。時にはワインも出るようで、食事も一見美味しそうです。

 

でも、どうも見ていると、出すのが簡単な加工食品が多いのですね。ハムを焼いたものに何かグレイビーがかかっていて、付け合わせはマッシュポテトと冷凍のミックスベジタブルのようなもの、というのが典型的な夕食で、マッシュポテトも多分パウダー状で売られているものにミルクを入れて作ったのかな?という感じがします。デザートは、これもパウダーを溶かして固めた甘いゼリーなど。

 

あまりに辛そうなので、「何か差し入れするわよ」と言ったら、リクエストされたのが、レタスと半熟卵という超シンプルなサラダと、プレーンのヨーグルトにバナナというもの。何だかその気持ちがすごく良く分かります。贅沢じゃなくて良いから、フレッシュな食材を使ってシンプルに調理したものが食べたいのですよね。言われた通りのものを持っていったらとても喜ばれました。

 

単純に考えると、こういう食事の方が絶対体に良いし、用意するのも全然難しくないし、コストも別に高くないのにな...

と思ってしまいますが、多分こういう食事が好きな人ばかりではないし、食中毒が怖いからなま物はなるべく避けるとか、きっと色々事情があるのでしょうね。難しい問題です。

 

友人にはできるだけこれからも差し入れしなくては、と思いながら、健康で、自宅で好きな食事を用意して食べられることの有り難さをつくづくと感じています。

 

 

TAKA K WINESを掲載して頂きました

 

今日は久しぶりに夫のワインの話を。

WinartさんにTAKA K WINES(タカ・ケイ・ワインズ)を掲載して頂きました。

 

「ピノ・ノワールの新天地 ニュージーランド」というタイトルで、南島のピノノワールの二大産地、セントラルオタゴとノースカンタベリーの生産者が紹介されています。

 

 

夫のワインは色々あって、ブランド名を一新して昨年再スタートしたので、「小山竜宇(コヤマタカヒロ)が戻ってきた。」と紹介されていて、何だか気恥ずかしいですが、嬉しいです。

 

以前のブランドが無くなってから、新ブランドのワインができるまでに少しブランクがありました。以前は、夫のワインの入った段ボールが常に家の廊下に置きっぱなしになっているのが気になって、こっそり部屋の中に移したりしていたのですが、それが無くなってみるとちょっと寂しいものでした。新しいワインができて、また段ボールが並び始めた時にはなんだかホッとしてしまい、自分でもびっくりです。

 

今のラインナップは、ピノノワールが二種類(ピアソン・エステートとベッドフォード・エステート)、そしてリースリングが一種類です。どれもバランスが良くて、エレガントな味わい、と妻は思っています。お店やネットなどでお目にとまったら、試してみて頂けたら嬉しいです。