3/18速水女塾夜チーム(立ち稽古:西川先生) | 演劇集団プラチナネクスト 稽古場ブログ

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演劇集団プラチナネクストは、文学座が開設した「プラチナクラス」の卒業生が立ち上げた演劇集団です。

今日の稽古の中心はやはり第1幕

 

今はセリフを確認しながら動きを入れて、相手の役者との関係の中で役者の動きや動線を決めている段階ではない。

その場の役者同士の反応、役者全体の反応がある状況にすることで、劇場の観客との状況で変わったりすることもある。しっかり意識すること。劇場まで2週間ほど。(西川先生)

 

 

今日は稽古場(芸能花伝舎)に、劇場で使う諸々の大道具が届きました。

中でも目立つのは、速水女塾:塾長室の来客用テーブルと塾長先生の大きな机と椅子。

座組として気が引き締まります。

 

第一幕(塾長の登場)
八坂登志子(娘)「なんだか変だわ、ちっともそんな気がしなくって・・・」
速水桃子塾長(母)「慣れるとも慣れるとも。・・・教育者としての自信がつくかつかないかだ」
※本作品の発端となり主軸となる母娘の会話 ⇒ この場面で一挙に観客の心を捉える

 

 

塾の幹事:平栗(手前)「そうしますと、なにを生産するんでしょう?」
桃子塾長「わたしに訊く人がありますか」
(学校は生産しつつ学ぶ場所にするという、そういう発想は?それは誰の発案なのか)


 

思文(左)「その相馬さんなる人物さ、あの人物はほんとはなんなの?学校経営の顧問みたいなことがどうしてできるの?」
・・・・・・・・・・・・・
登志子(右)「姉さんのことを心配してくれる気持ちは、ありがたいんだけど姉さんも少しは大人のつもりよ」
(相馬の存在に警戒する弟思文は、やはり新女塾の体制に、どのように関わっていくのか)

 

数学の教師:諸住(やぶしたさん)「あなたが八坂登志子さんですか?今度、塾長になられた・・」
登志子「そうおっしゃるあなたは?」
諸住「この学校の数学の教師です。辞表を出していない教師の一人です・・・無茶だと思います」
(向笠:国文と英語の教師、月ノ木:音楽の女性教師 と共に3人で団体交渉に来たのだが・・・)

 

 

(文責:小須田)