「スプライス」
★☆☆☆☆
【公開】2009年
【製作国】カナダ、フランス
【上映時間】104分
【監督】ヴィンチェンゾ・ナタリ
【原題】Splice
傑作パズル・サスペンス・ホラー「キューブ」の監督ヴィンチェンゾ・ナタリの作品。
これはですね
全くいいところがない!!!
映画でした。
いつも映画の感想を書くときはどこかしら良かった場所を探して褒めるようにしているつもりですが、この映画に関しては褒めれる場所が見つかりません。
でも、この映画って評判悪くないんですね。
凄く意外ですが。どこが評価されているんでしょう??謎です。
遺伝子学者のクレイヴとエルサは、動物と人間の遺伝子を結合し新種を生み出す研究をしている。
ジンジャーとフレッドという新種を開発したが、会社からこの研究はここまでで、次の段階へ進めと言われる。
新種の研究を諦められなかった2人は研究所に侵入し、新たな生物を生み出す。
その生物は人間に似た容姿に尻尾があり、地上でも水中でも生きていける両性生物だった。
2人はその生物にドレンという名前を付ける。
凄いスピードで成長するドレンは徐々に知性を身に付けるようになる。
その頃、ジンジャーとフレッドのお披露目が行われたが、お互いに殺しあうという悲惨なものになってしまう。
原因は雄と雌だった2体がどちらも雄に変化していたことだった・・・・
一方、ドレンの存在を知られてはいけないと思った2人はドレンをエルサの母親が残した農場の納屋に隔離する。
成長と共に人間的な感情も身につけていくドレンは、次第にクレイヴに対し性的な感情が芽生え始める。
やがて、ドレンはクレイヴと性交渉を持ち、そこをエルサに目撃される。
ドレンの存在に困った2人はドレンを殺してしまおうとするが・・・・・
といった内容です。
まずですね、登場人物に全く魅力がありません。
特に、主人公であるエルサがもう最悪です。
相棒のクレイヴは新生物を作る研究に未練がありながらも、やはり決まりを守もろうとします。
一方のエルサはそんなの無視して勝手に進めたらいい!って感じで突き進みます。
ロックな感じなんですけど、この感じがなんか凄く嫌な感じなんですよね。
なんか、研究所でも2人はロックな感じのカッコしてて、そういう人なんだろうなってのはわかるんですけど、なんか鼻につくんですよね。
で、強引に新生物を誕生させて、育てていくんですけど、その新生物であるドレンが反抗的な態度をとったらもう狂人みたいに怒り、許すまじ!みたいになるのがヤバイんです。
どうも、エルサは母親から虐待を受けていたようで、何かしらのトラウマがあるようなんですけど、今度は自分が育てたドレンを虐待するような構図になっています。
虐待されて育った子は将来自分の子供を虐待するって話はよく聞きますがそれでしょうかね。
で、強引な感じとか、強引に育てたくせに大切にしない感じとかがいちいちイライラするんですよ。
昔「ディープブルー」って映画がありまして、この映画はサメに人間並みの知能を持たせる。みたいな研究をしていて、しこから凄く賢いサメが誕生し人々を襲う。みたいな内容だったんですけど、なんかこの映画を思いだしました。
で、この映画は個人的には結構好きなんですが、なぜ「スプライス」はダメだったのかといえば、「ディープブルー」で強引に研究を進めた女性は最終的にめっちゃショボイ殺され方をするんです。
しかし、この「スプライス」では強引に研究を進めたエルサはのうのうと生き延びる。
もっと辛いめにあってほしかった!
そうじゃないと、観てる人のストレスがたまるだけの映画です。
で、物語が動きだすのが遅い!
成長したドレンが最終的に人が襲いだすのはもう映画の終盤。
それまでは、なにもない。
物語がないに等しいんですよ。
で、一番よくわかんないのが、ドレンと生みの親でもあるクレイヴがセックスをするシーンがあるんですが、これなんだったの?
てっきり、ドレンが妊娠するとか、卵産むとかそういう展開になるとおもったんですけど、そうではなく、ジンジャーとフレッドと同じように雄に変わるんです。
じゃあ、なんでセックスしたの?
って凄く不思議です。
一般的な評価を見てみると、モンスターが美しいみたいなことが書かれているのを目にしますが、美しいのこれ?
自分の美的感覚がおかしいのでしょうか?
クリス・カニンガムの映像に出てきそうな感じのデザインだと思いましたけど・・・・
とにかく、観るべき部分はない映画に感じました。
同じ監督の映画なら「キューブ」はおすすめします。こちらは名作です。
予告編
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