『小5ハイクラスドリル算数120』が残り6回分になりました。

 

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『小5ハイクラスドリル120』は、

中受必須の特殊算にかなりのボリュームが割かれています。

 

しばらく特殊算から離れていたので、ちょっと心配でしたが、

スピードも精度も格段にアップしていて、

この時期の子どもの成長に驚いています。

 

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ただ、昨日やった濃度算では、

混ぜ合わせた一方の食塩水の量を問う問題に苦戦していました。

 

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このタイプの問題に出会ったのは

4年秋に取り組んだ日能研の『ベストチェック』が初めてで、

その時、面積図の存在を知り、息子に教えました。

 

当時の息子は面積図の意味を理解できず、ポカンとしていましたが、

今回は、解説を見て、すぐに面積図の構造が理解できました。

 

また、別の同じような問題では、(下図)

面積図を描くまでもなく答を出すことができました。

 

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ところで、

わずかな経験で言うのもおこがましいのですが、

ドリルの解説には、ドリル制作側の算数にたいするスタンスが感じられます。

 

以前やった『でる順文章題』の解説では、特殊算に面積図が多用されていました。

一方、『ハイクラスドリル』では、平均算の4問と、例に挙げた濃度算の2問だけです。

 

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面積図を便利なツールとして常套的に使うか、

面積図はあくまでも算数的に構造化しにくい場合の助け舟と考えるか・・・

 

目前に受験が控えていれば

面積図に限らず、短時間で正解できる解法を躊躇なく選びますが、

高校受験までには間があるので、

『ハイクラスドリル』のスタンスが気に入っています。


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ところで、『ハイレベル』も『ハイクラス』も、

5年生用なので比を使う問題がありません。

 

図形問題にしても、文章題にしても、

「比」を使うことで、難易度が大きくアップします。

 

「比」を制することが、小学6年間の総仕上げだと思うので、

6年生の『ハイレベルドリル』『ハイクラスドリル』の問題が気になります。