- ブリアン・ボール, 清水 真砂子
- ジャクソンねこの休日
先日読んだ、「ジャクソンねこのほんとうの家」の続編です。
本当は間に「ジャクソンねこの友だち」と言う本があるのですが、これは日本には紹介されていないそうで……。
読めるものなら読みたいと思いますが、まぁ、読んでなくても問題はありませんでした。
今回のお話も主役は勿論、タイトル通りにジャクソンです。マリリンも最初と最後に出てきますが、「ジャクソンねこのほんとうの家」の時のままの性格で……と言うよりむしろ更にちゃっかりして……、可愛いです(笑)
タイトルは「休日」ですが、「休暇」の方が正しいのでしょうか。
毎年、夏に休暇を過ごす農場へ、冬に行くことになったジャクソン。
農場でのご馳走を楽しみに、バスケットに乗って出掛けたわけですが……。
ジャクソンを待っていたのは、空っぽのお皿。
しかも、おいしそうな臭いだけは残ってる!
ご飯をもらえないのではなく、ちゃーんと貰っているのに、ジャクソンの口に入らないのです。
何より楽しみにしていたご馳走を盗んだやつは誰だ!?
ジャクソンねこは探偵になりました……。
と言うほど謎があるわけでもないのですが。
目の前でご馳走を掠め取られつつ、むぅむぅ悩んでいる(苦悩している?)姿が妙に可愛い……。
「ジャクソンねこのほんとうの家」のときのような、クールでシビアで独特の世界観を持った賢い猫はどこへ消えたのか、今回のジャクソンは極々普通の、黒猫でした。
勿論、それでも全然問題なく可愛いです♪
犯人を知りつつ、怒ることなく耐えるジャクソン……。
さて、ジャクソンのご馳走を掠め取っていく犯人は一体誰でしょう?
最後にはちゃんと、ご馳走にありつけるわけですが……。
休暇を終えて、自宅に戻ってもまた、ご飯を取られてるジャクソンにちょっと笑ってしまいました。
ちゃっかりした猫と言うイメージがガラガラと崩れ去っていきましたよ……(笑)
- ブライアン ボール, Brian Ball, Carolyn Harrison, 清水 真砂子, キャロリン ハリソン
- ジャクソンねこのほんとうの家