Hi-Unit HSE-A1000PN-HR(有線ピヤホン) 購入レビュー | シュシュ星からの贈り物

Hi-Unit HSE-A1000PN-HR(有線ピヤホン) 購入レビュー

今回のレビュー製品はコチラ

 

 

商品名  :HSE-A1000PN-HR
メーカー名:株式会社アルペックス(現:アルペックスハイユニット)

 

 

株式会社アルペックス / 株式会社アルペックスハイユニットとは?

株式会社アルペックス

製品パッケージ上の販売企業
製品2021年発売であるが、2023年1月に株式会社アルペックスハイユニットに事業売却。


株式会社アルペックスハイユニット
2022年11月に設立された企業で、商品企画・開発・ブランディング、コラボレーション商品の企画・製造、中国現地工場との連携支援、コンサルティングを手掛ける企業らしい。

2023年1月に株式会社アルペックスより事業譲渡。

出資関係を見るとこんな感じらしい。

タイムマシンの増田会長と佐藤社長は「ソウ・ツー」の会長/社長もやられているようで、かなり手広く事業をやられているんですね。




 

HSE-A1000PN-HRとは?

ロックバンド『凛として時雨』のドラマーである、ピエール中野氏が「驚きと衝撃を与えるイヤホン」を目指して、Hi-Unit社とともに2017年に登場した「HSE-A1000」をベースに、サウンドのチューニングをし直したコラボレーションモデルとなっています。
ピエール中野氏が「この価格帯で究極と言えるバランス」と太鼓判を押すクォリティとのこと。

そして製品型番の『-HR』について
標準のガンメタリック/ピンクの2色とは別のカラーバリエーションが複数存在し、そのうちの一つであるヨドバシカメラ限定の「ヒーローレッド」となります。

2021年3月19日発売

定価:1,700円(税込)

 

今回、なぜヒーローレッドからーなのかを説明すると、どうせ購入するなら限定カラーが良いなと思ったのですが、すでに購入できるものが限られており、私が確認した限りでは、以下の3種であったため、個人的に一番デザイン性が高いと感じたヨドバシモデルにしました。(本当はビックか、ケーズモデルが良かった泣

  • ヨドバシカメラ
  • タワーレコード
  • タイムマシン

店舗限定色

 

 

BOXと開封

 

正面小窓から製品が見える仕様の小型のBOXとなっています。

写真撮り忘れましたが、上面にはプラスチック製の棚掛けが付いていますが、開封後は簡単に取り外し出来るため保管の邪魔にはなりません。

 

 

背面は普通に製品仕様などを記載

 

 

左側面には、ヨドバシカメラ限定であることを明確に示すデザインが入っています。

右側面は、「凛として時雨 ピエール中野」と書かれ、コラボモデルであることを示しています。
※写真撮り忘れ 😋

 

 

内容物はシンプルで…

  • イヤホン本体
  • イヤーピース(XS/S/M/L)
  • キャリングケース
  • 保証書

 

 

ケース天面には、「凛として時雨 ピエール中野 × Hi-Unit」のコラボデザインが入っています。

今回の製品は、金属筐体(アルミ削り出し)なので、1,700円の低価格でもセミハードのケースが付いてい来るのはかなり嬉しいですね。

 

 

ケーブルは、リケーブル不可。

デザイン上、左右シンメトリーとなっており、L/Rの判別はケーブル根元のモールドを見るしかありません。(夜間外で使うには不便そう)
この点は、かなりマイナスポイント。

2024/04/28 12:15 追記
Xのフォロワーさんからの情報で以下のL側につい凸モールドでも判別できるとの情報頂きました。

楓原万葉推しの甲斐さん、ありがとうございます。_(._.)_

 

 

 

 

スペック

ドライバー  : φ10mm高磁力マグネット
型式     :密閉ダイナミック型
再生周波数帯域:50~20,000Hz
インピーダンス:16Ω
プラグ    :φ3.5mmステレオミニプラグ
出力音圧レベル:96dB
最大入力   :5mW
重量     :約14.5g
コード長さ  :120cm

 

 

音に関する雑感

私:dkの主観によるレビューとなり客観性を持ったものではありません。購入時の参考程度にご活用ください。
エージング:10時間くらい

 評価環境

DAP   : SONY NW-WM1Am2 (音調:ソースダイレクト + ローゲイン)
イヤホン : Hi-Unit HSE-A1000PN-HR
イヤピ  : 付属(M)

 

 

 音質レビュー

高音域 ★★★★☆

・芯のある鳴り方
・煌めきや輝きを感じ音は軽やか
・余韻がすっきりさわやか
・レスポンスはかなり良い
・この価格帯ではピカ一のシンバルが聴ける(JAZZやバラード,
R&Bなど)
・ロックなど音数が多い場合、一気にシャリついてうるさくなりやすい


中音域 ★★★★☆
・明瞭ではあるが音の粒は比較的粗めに感じる
・レスポンスは基本良い、適度な残響感があるため情緒性も感じる
・中低音寄りのレスポンスは鈍い印象
・高音域より少し引いている


低音域 ★★★☆☆
・ベースの質感は良いが解像度が大きく欠ける
・ベースラインは弾力のある鳴り

・レスポンスは鈍い
・中音域より一歩引いている
・量感は少し過剰で重く感じる
・低高音域の主張が激しいことがたまにある
・聴き疲れはしない

 
解像度 ★★★☆☆
・高音域の解像度は高いと感じる
・中音域の解像度は普通(バランス的にはちょっと物足りない)と感じる
・低音域の解像度は低いと感じる

 
分離感 ★★★☆☆
・音数少ない楽曲では個々の音を聴き分け追うことが出来る

・通常のバンド構成程度に音数多いと一気に団子になる
・オーケストラは団子には感じない

 
音場  ★★★☆☆
・音場は広くはない
・閉塞感は感じない
・音の発生源は、頭部内中央~耳元周囲(奥行きは無し)
・オケ楽曲だと、ホール2階の最前列ほどの印象

 
装着感 ★★★★☆
・金属でもアルミ筐体なので軽く、長時間装着でも問題なし
・付属ケーブルはタッチノイズ出やすいタイプ

 

 

 総評

まず最初に、聴く楽曲によって評価が大きく分かれるのでは無いかと思いました。


中高~高音域に特徴を持ったイヤホンで、Jazz・バラード・R&B系の楽曲ではミドルレンジの製品に引けを取らないパフォーマンスを発揮してくれる印象です。

逆にロックでは、ボーカル以外が潰れてしまっていたり、ミキシング次第では鈍い低音の主張が強く破綻したように感じる楽曲もありました。

 

購入検討時にサラッと調べた記憶だと、バランスよく比較的オールマイトな評価だった気がするのと、ピエール中野さん監修なのでゴリゴリのロックサウンドに合わせて来ていると思ったのですが、ちょっと違ったので戸惑い中・・・

(;一_一)

 

まぁ、ロック以外がメインの方には全然このイヤホンで楽しめるとオススメできます。
かなりハイレベルだと思います。

私が好きな『ロクデナシ』であれば、下手に高いイヤホン買うより、このイヤホン買ったほうが満足度高いんじゃないかと思います。

 

また、音楽ではなく、携帯ゲーム機やWEB会議用にも適したバランスに思いますので、活用の幅は広いと感じます。

 

左右の見分けがしにくいのが地味に気になることは記載しておきます。

 

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