自信を持って子育てできる
お母さんへ大変身させる
あなた専属子育てカウンセラー
田中早苗(にゃむ)です
乳幼児期~思春期までの
子育ての現場で
4000人のお母さんに
伝授してきた
にゃむさん流子育て術を
ご紹介
いよいよ梅雨も明け、
夏休みも本番突入ですね~
私たちが小学生だった頃に比べ、
暑さが異常な昨今、
喜んでばかりもいられない
時代になりましたね。
さてそんな中、
ず~っと前に
テレビで解説されたクイズの答えに、
未だスッキリしないので、
夏休みに入ったこの機会に
もう一度考えてみたいと思います。
さて、クイズです。
「夏休みは何のためにある?」
答え「先生のため」
先生が普段できない業務や勉強をするため
・・・というのがその答えでした。
尾木ママこと尾木直樹氏が
歴史的な流れや、
昨今のもろもろの事情を説明していて、
理解はしたけれど、
なぁんかしっくりこなくて。
先生たちが、
いかに見えないところで
努力しているのかを
知らせる意図はよくわかる。
でも、
なぁ~んか!![]()
一番大事なところが
伝わってこないのよね~~~っ![]()
夏休みの理由の
どれが真実なのかはともかく、
少し考えてみてほしいと思うのです。
朝から晩まで、
こども約40人を相手にする
という現実を・・・・。
赤ちゃんと二人きりで
一日を過ごすのがツライか云々カンヌン
・・・似た部分があるかも❓![]()
![]()
夏休みに
一日二人の小学生の相手を
しているあなた。
その20倍の人数ですよ。
疲れるでしょ?
私はかつて小学校の事務室にいたので
直接ではないけれど、
しょっちゅう小学生のガキ
・・・もとい![]()
児童たちの騒々しさが
BGMだった場所で仕事をしていました。
もちろん
児童が事務室にもやってくる
ことも多々ありました。
そのエネルギーたるや半端ない・・・
その喧騒から離れて数十年。
懐かしくもありますが、
もうあの喧騒には慣れないと思います![]()
![]()
先生たちはもっとですよ。
慣れとはいえ、
一人で40人余りを相手に毎日を過ごす…
そのエネルギーを保つのは本当に
すごいと思います。
さらに、先生の正規の勤務時間は
8:15~16:15
昼休みもない指導ですから、
きっちり8時間で
4時15分には帰ってもいいはずですが、
その時間で帰る先生はほとんどいません。
いや、帰れないというのがほんとか。
もちろん残業手当はなし。
先生が順法闘争(古っ
)
やったらどうなるのかな~
・・・なんて思ったことが何度もあります。
今やブラック仕事と言われてしまう
わけですよね。
先生が疲弊してたら、
よい教育なんぞできません![]()
父は中学の教師でした。
朴訥で純粋、マジメ
典型的な昭和の職人教師。
よく試験のマルつけを家でしていました。
児童や生徒が問題起こせば
夜でも土日祝日でも駆けつけ、
「就労時間」なんてのはあってないもの。
その残業分をぜんぶ合算したら、
ほぼ夏休み分になるのではないかと
私は思っています。
そして、夏休み。
静かな学校もよし。
勉強もよし。
残った業務整理もよしだけど。
一番大事なのは、
先生が普段の喧騒から離れ、
ゆっくり休養して
頭を休めること
なのではないでしょうか。
そして旅行などして見分を広げ、
英気を養って、
二学期からの戦闘態勢?を
整える時間が必要なのだと考えます。
夏休みも普段と変わらず、
さらに違う頭と身体を使って、
精神的にも疲れ果てた先生が
二学期を迎えるのと、
新しい刺激とエネルギーを
充電して迎えるのとでは、
けっきょくこどもたちへ
与える影響も
変わってくると思うのです。
(もっとも、最近は
二学期制とかで
夏休み終わってもまだ一学期
なんてのもある)
学校が聖域で、改革が必要で
・・・ということがよく言われます。
そのとおりだと思います。
でも、一部分だけを見て
「先生は夏休みがあっておかしい。ずるい」
という前に、
その特殊な事情を
考えてみてほしいのです。
もちろん、
ろくでもない先生がいるのも
確かです
(いたよ…そういうの![]()
)
でも、
悪銭良貨を駆逐する とか
憎まれっ子世にはばかる とか、
悪目立ちする方に
足を引っぱられるのが
世の常なのでね、
ふつ~の先生に目を向けてください![]()
まずは、
相手を理解し、認める
・・・という点では、
すべてに共通するものかもしれません。
機械化、IT化が進む時代。
なぜ学校には
「先生」という
生身の人間が必要なのか。
それは当然、
「人間」というこどもを
「育てる」場所だからです。
あなたは、自分のお子さんを、
AIロボットの先生に
教育してもらいたいのでしょうか。
人間性溢れる先生に教えてもらいたい。
でも夏休みは企業並みに。
それは欲張りすぎですよね。
先生を
「サラリーマン」と同類の枠で
考えること自体が
まちがっているのです。
特別な仕事。
そして何より、
人一倍の
深い人間性を必要とする
職業の人たちに、
その「人間を磨く」絶好の機会である
長期休みの意味を
もう一度、問い直してほしいと願う
ざ・昭和を生きた60over世代の
戯言をお読みくださり
ありがとうございます。

