家族4人で過ごす最後の夜、パパも優翔に手紙を書いてくれました。

その隣で、娘もパパに手伝ってもらいながら、絵を描いてくれました。

いちごいちごとか、ブドウぶどうとか、美味しそうなフルーツを沢山描いてくれました。

私が書いた手紙と一緒に、優翔の棺にいれました。

そして、オーボールやガラガラのついたおもちゃは入れられないので、さっきまで娘がちょうちょの歌を歌いながら優翔のまわりを飛ばしていたちょうちょのマスコットを入れてあげることにしました。

これは娘が赤ちゃんの時にずっとベビーカーにつけて、飛ばして遊んだりしていたものでした。

娘に、
「おもちゃをどれか1つ、優翔にあげて欲しいんやけど、このちょうちょさん、優翔にあげてもいい?あげちゃったら、もう〇〇ちゃんは遊べなくなっちゃうけど・・・。」

と聴くと、

「・・・うん。いいよ。ぽんちゃんにあげるおねがい

と応えてくれました。

産まれる前から、
「赤ちゃんの時に使っていたおもちゃは、ぽんちゃんが産まれたらぽんちゃんにあげてね。」

と言っていたからか、すんなりと譲ってくれました。

それから、小さなお口の優翔でも食べられるように、お菓子のボーロも入れました。
ボーロなら、まだ歯が生えてない優翔でもきっと食べられるよね。


そして、安産祈願で貰った御札やお守りなども一緒に、棺に入れました。

正直御札を見るたびに、なんとも言えない複雑な気分になってしまっていたので、この時に棺に入れて吹っ切ることが出来て良かったです。
きっと御札を返しに行くことなんて出来なかったと思うし、優翔に持って行ってもらえて良かったです。

確かに安産ではあったし、もし次に産まれてくるときに、今度こそ守ってもらうために、お守りも一緒に持っていってもらうことにしました。


もう他に優翔にしてあげられることは無いかな。まだずっとお顔を見ていたいな・・・。と思いながら、明日は朝早くに出発しなければいけないし、娘も寝かせないといけないので、9時頃には電気を消しました。

4人一緒に、同じお部屋で眠りました。

4人で一緒に眠った、最初で最後の夜でした。