夕方になって、主人と娘が病室にやってきました。

戸が開いた途端に
「ママー!」
と走ってきて、ベッドまでやってくる娘。

3週間ぶりに、娘を抱きしめる。

そして、匂いを嗅ぎまくる(^o^;)
(匂いフェチなので・・・アセアセ

ずっと娘の写真を見ながら、抱きしめたい、匂いを嗅ぎたいと思っていました。


娘も流石に3週間は寂しかったようで、LINEのテレビ電話で
「後○日したらパパがお迎えに行くから、それまでばぁばと一緒に頑張ってな」

と私が言うと、

首をふって
「いや!無理!○○ちゃん寂しい・・・。」
と言っていたので、

娘も本当によく頑張ったなぁ。

と、しみじみ思いました。


そして娘が下を向いて、最初に喋ったこと、

「○○ちゃん、お姉ちゃんになれんかったねぇ・・・。」


えっ、分かるの!?


ってびっくりしたけど、後で確認したら、どうやら母が娘にそう言ったらしい。


ずっと、
「3歳になったらお姉ちゃん照れキラキラ
と、赤ちゃんの誕生をとっても楽しみにしていた娘。

娘を抱きしめて、
「うん・・・。ごめんね。」
と、謝ることしか出来なかった。



18時になり、晩ごはんが運ばれてくる。
晩ごはんもしっかり買ってきていた二人と、久しぶりにご飯を一緒に食べる。


食欲は無かったはずなのに、皆で食べられることが嬉しくて、半分くらいは食べることができた。
家族のパワーって凄い。
こんな悲しい状況なのに、ちゃんとご飯を食べることが出来た。

その後は久しぶりに、娘とお腹の赤ちゃんと3人で、シャワーをした。
湯船が無いのが残念・・・(^_^;)

MFICUにいたものの、私の安静度はそこまで高く無かったので、シャワー付の部屋を使わせてもらっていました。なので、時間を気にすることなく、ゆっくり入ることができました。


服を脱いで、赤ちゃんのいるお腹を見つめる。

すると娘が、
「ぽんちゃん口笛
と、いつものようにお腹にキスをしてくれました。


あなたはちゃんと、お姉ちゃんだよ。
ちゃんと9ヶ月間、しっかりお姉ちゃんしてくれたもの。
まだまだ沢山抱っこして欲しかったはずなのに、ぽんちゃんとママのために、我慢をいっぱいしてくれてたんだもん。

お腹の赤ちゃんに毎日「おはよう」と、「おやすみ」を言ってくれて、歌を歌ってあげたり絵本を読み聞かせてくれたり・・・。

きっと誰よりも一番、赤ちゃんの誕生を楽しみにしていた、立派なお姉ちゃんだよ。


二人のことが愛しすぎて、また、涙が出た。


慌ててシャワーのお湯を出して、笑顔のまま、また泣いた。