朝一の6時半頃、先生に見てもらう。
赤ちゃんの心拍が乱れていた。
胎動もあまり感じられない。
でも、とりあえず今すぐに緊急帝王切開って訳では無いようだった。
そして張り止めの点滴再会。
張り止めの点滴とおさらばできたのは結局たった3日ほどだった。
主治医が来てから再び診察。
「お腹の張りがある時に、赤ちゃんの苦しいサインが出ていますね」
そして、しばらく難しい顔をしながらエコー画面とにらめっこ。
「へその緒の血流は悪くない。
脳の血流も良いです」
どうして赤ちゃんの心拍が乱れているのか、解らないようでした。
そして、
「すこしお部屋を移動して、様子をみましょう。前に羊水除去をした所にあるお部屋に移動して、様子を見させてください。」
と言われる。
この時私は、数時間だけその部屋で様子を見るだけだと思っていたのですが、病室に帰ってから看護師さんに荷物をまとめてくださいと言われてやっと気づく。
MFICU(母体・胎児集中治療室)に移動になったんだと。
大部屋から出る時、同室さんに挨拶するか迷って・・・結局挨拶せずに出てきた。
こんな状況、同室さんを不安にさせてしまうだけだから。
そして何より、なんて言えば良いのか分からなかった。
自分自身、この状況がまだよく分かっていなかった。