【感情的なやさしさはかえって組織を不安定にする!?】 | 理系税理士 佐原三枝子のラジカルトーク

理系税理士 佐原三枝子のラジカルトーク

宝塚で開業している女性税理士です。
経営や税務に関することはもちろん
季節のエッセイや
トレッキングやアウトドアの趣味のことも書いています。

 

最近、組織の心理的安定性 ということが言われます。

 

心理的安定性のある組織では

生産性が上がり、活性化するということで、

経営で注目されている概念です。

 

経営者が

従業員に対して暴言を吐く昭和(?)な会社はともかく、

かといって

経営者が従業員の顔色を見るというようなやさしさも

心理的安定性を揺るがせることになります。

 

 

ある従業員さんが社長のところにやってきて

「子供が生まれて今の給料じゃやっていけません」

「それもそうか。じゃあ給料上げてやるわ。」

となったらどうでしょう。

 

社内には

「声が大きいほうが得するんだ。」とか

「私が言いに行っても1円も上げてくれなかったのに。」とか

「えこひいきやん。」

などという話が広まったら

組織の心理的安定性なんてあったもんじゃありません。

 

やめられたら困るとか

あいつがいないと仕事が回らなくなるとか

事情はいろいろあると思いますが

ちょっと長い目で見ると

組織に対するダメージが大きいと思うのです。

 

家族手当があるのなら

「生活の安定に配慮しているので仕事に打ち込んでほしい」

という会社からのメッセージだし

個人的な事情は考慮せず、

何らかの等級制度で給与が決まっているのなら

「このようなスキルアップをしたり

新たな職責を担えば給与を上げますよ」というメッセージ。

 

経営者が発したメッセージ

特に給与体系は

「こうありたい」という大きな想いから生じたものですから

場当たり的なやさしさでルール変更を行うことは

厳に慎まなければなりませんね。