中小企業の再生にかかわる者の必読書 | 理系税理士 佐原三枝子のラジカルトーク

理系税理士 佐原三枝子のラジカルトーク

宝塚で開業している女性税理士です。
経営や税務に関することはもちろん
季節のエッセイや
トレッキングやアウトドアの趣味のことも書いています。

今でこそ、アベノミクスなどといって
景気が良くなりそうな気配だけでもありますが
中小企業にとっては、アベノミクスより、
まだリーマンショックのほうが実感があります。
 
 
 
 
リーマンショック直後の年末はイメージ 1
お客様の事業を助けるために
それこそ、来る日も来る日も
事業計画と資金繰計画を
書き続けました。
 
 
 
 
 
そして、
どうすれば、
金融機関に返済のりスケジュールのお願いを通すことができるのか
どうすれば、
事業を再生することができるのか
どうすれば・・・・どうすれば・・・
 
 
 
 
私が、経済学部の出身で無いから
知識として欠けているところがあるに違いないと思い
経営分析や管理会計の本を読み漁り
金融機関の人を捕まえては話を聞き
金融コンサルのセミナーにも飛び込んで
手当たり次第に勉強しましたが
核心に触れる感じがいつもしなかったのです。
 
 
 
 
それでも、手探りでじたばたしながら
ほとんどのお客様が事業の立ち直りを果たしつつあります。
まさに、お客様の自助努力としか言いようがありません。
 
 
 
 
ですから、
私の経験や知識は
行き当たりばったりで、枝葉末梢なものの集積に思えてなりませんでした。
 
体系的に説明できないことが歯がゆかったのです。
 
 
 
 
そんな中で
「実践的中小企業再生論」という本と出合いました。
中小企業の事業再生の実務に特化した、
まさに私が求めていた本です。
 
事業再生の税務・法制度、関連機関の立場、中小企業の特性など
かゆいところに手が届くように書かれています。
 
 
 
そこに、
平成12年の民事再生法成立、
13年の私的整理ガイドラインの公表から考えると
事業再生の歴史はまだ10年ほどでしかなく
始まったばかりの新しい分野だという記述がありました。
 
 
そうなのです。
体系的な専門書が無いのは当然だったし
経験値で仕事をしていくしかなかったのは
私だけではなかったのだ・・・とすこし安心しました。
 
 
これから、
この本で学んだことを
ブログでご紹介していこうと思っています。
 
 
もういちど、本の名前を・・・
「実践的中小企業再生論」
藤原敬三 著 金融財政事情研究会 3800円(消費税別)
 
すべての事業再生のプレーヤーのために!
 
 
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