誰でも生きていて、
"尊敬できる人"に出会った事はあると思います。
今日は私が『この人、凄い』と思った人のお話。

















あれは小学4年性の時、私は小池くんという男の子と同じクラスになった。
彼はとてもお勉強が出来た。
性格も非常に良く、温厚でバイタリティに満ちていた。
誰からも信頼されるような人物だったのだが、
1つだけ残念なところがあった。
見た目がガチャピンと瓜二つ。
ボク、ガチャピン
ある音楽の時間、小池くんが先生にあてられた。
先生の要求は、
”これから学ぶ曲の歌詞を音読する事”だった。
小池君は訊いた。『歌うんですか?』
先生は言った。『ただ歌詞を読んで下さい』
その曲は『グリーングリーン』
だれもが小学生の頃に学ぶ曲で、人気度も高い曲の一つである。
結構有名な曲なので、クラスで学ぶ前から知っている生徒が殆どだったし、
小池くんもまさにその一人であったに違いない。
先生からあてられた小池くんは、曲の歌詞を音読し始めた。
『ある日パパと2人で 語りあったさ
この世に生きる喜び そして悲しみの事を』
と、元気よく音読を始めた小池くん。
ここまでは良かった。
が、しかし、この後に続くサビの部分に差しかかった時、、
なぜか小池くんは、その歌詞をメロディー口調で元気よく読み上げてしまった。
『
グリーン グリーン
青空に~

』
今日は私が『この人、凄い』と思った人のお話。

















あれは小学4年性の時、私は小池くんという男の子と同じクラスになった。
彼はとてもお勉強が出来た。
性格も非常に良く、温厚でバイタリティに満ちていた。
誰からも信頼されるような人物だったのだが、
1つだけ残念なところがあった。
見た目がガチャピンと瓜二つ。
ボク、ガチャピン
ある音楽の時間、小池くんが先生にあてられた。
先生の要求は、
”これから学ぶ曲の歌詞を音読する事”だった。
小池君は訊いた。『歌うんですか?』
先生は言った。『ただ歌詞を読んで下さい』
その曲は『グリーングリーン』
だれもが小学生の頃に学ぶ曲で、人気度も高い曲の一つである。
結構有名な曲なので、クラスで学ぶ前から知っている生徒が殆どだったし、
小池くんもまさにその一人であったに違いない。
先生からあてられた小池くんは、曲の歌詞を音読し始めた。
『ある日パパと2人で 語りあったさ
この世に生きる喜び そして悲しみの事を』
と、元気よく音読を始めた小池くん。
ここまでは良かった。
が、しかし、この後に続くサビの部分に差しかかった時、、
なぜか小池くんは、その歌詞をメロディー口調で元気よく読み上げてしまった。
『
グリーン グリーン
青空に~

』突然の小池くんの高らかな歌声にクラスは大爆笑。
小池くんは恥ずかしそうに顔を赤くしてうつむいたが、
先生の『続けて読んで』の指示に、結局最後までしっかりと音読を通した。
そんな小池くんと6年生でも一緒になった私。
修学旅行で日光へ行った時に、朝食で鮭と海苔とタマゴと納豆が出た。
関東の人間にとって納豆朝食は当然と言って良い。
が、クラスメイトが大勢いる前で、
あのネバネバと糸引いた食べ物に手を付ける子供はいなかった。
それどころか、
『え~、納豆とか食べないよ


』なんて声まで聞こえていた中、遠くからざわつきと笑い声が響いた。
その騒ぎの方を見た私の目に移ったのは、
小池くんが、
きちんと正座をして、箸で納豆をグリグリと練り回している光景だった。
周りの男どもがはやし立て、お向かいの女子達が
『やだぁ~!』と軽蔑の視線を浴びせる中、
彼はいつもの笑顔で納豆をネリネリしてご飯にかけ食べ始めた。
私はそんな笑顔の小池くんに、物凄い力強さを感じた
まだ人間はじめてほんの10年程度にも関わらず、
誰に何を言われようがㇸとも思わず、、、
とかいうレベルではなくそれどころか、
とっても優しい笑顔で納豆をずるずるとすすって、
学年全体から冷ややかな視線を浴びる中、
あっさりと修学旅行の朝食を完食した小池くんが、
私には誰よりも大きく輝いて見えた。

















もう1人、アメリカの小池君をご紹介します。
会社勤めをすると社内研修とかってありますよね。
私がこっちで大学卒業後に勤めていた職場でも、
社員教育っていうのが月に1度はありましたよ。
そこでは色々な教育をされます。
仕事ももうすぐ終わるというとっても疲れている時間に行われるその社員教育。
夏は涼しく、冬は暖かく、そんな部屋で行われるもんで、
ついウトウトして殆ど覚えていないのですが、
地震に関する対処法の時がありました。
地震が来たら、即座にデスクなどの下に入って身を守る事。
まぁ、この手の事って日本でも教えられている事ですよね。
で、ある日、ランチタイム時にお茶を取りにラウンジへ行ったんです。
広いラウンジには沢山の従業員がいました。
私がお湯のマシーンの前でお茶を入れていたその時、
グラグラグラ
と建物が揺れ始めた。
ラウンジにいた大勢の従業員は、『えっ!何~
』といった感じで
その騒ぎの方を見た私の目に移ったのは、
小池くんが、
きちんと正座をして、箸で納豆をグリグリと練り回している光景だった。
周りの男どもがはやし立て、お向かいの女子達が
『やだぁ~!』と軽蔑の視線を浴びせる中、
彼はいつもの笑顔で納豆をネリネリしてご飯にかけ食べ始めた。
私はそんな笑顔の小池くんに、物凄い力強さを感じた
まだ人間はじめてほんの10年程度にも関わらず、
誰に何を言われようがㇸとも思わず、、、
とかいうレベルではなくそれどころか、
とっても優しい笑顔で納豆をずるずるとすすって、
学年全体から冷ややかな視線を浴びる中、
あっさりと修学旅行の朝食を完食した小池くんが、
私には誰よりも大きく輝いて見えた。

















もう1人、アメリカの小池君をご紹介します。
会社勤めをすると社内研修とかってありますよね。
私がこっちで大学卒業後に勤めていた職場でも、
社員教育っていうのが月に1度はありましたよ。
そこでは色々な教育をされます。
仕事ももうすぐ終わるというとっても疲れている時間に行われるその社員教育。
夏は涼しく、冬は暖かく、そんな部屋で行われるもんで、
ついウトウトして殆ど覚えていないのですが、
地震に関する対処法の時がありました。
地震が来たら、即座にデスクなどの下に入って身を守る事。
まぁ、この手の事って日本でも教えられている事ですよね。
で、ある日、ランチタイム時にお茶を取りにラウンジへ行ったんです。
広いラウンジには沢山の従業員がいました。
私がお湯のマシーンの前でお茶を入れていたその時、
グラグラグラ

と建物が揺れ始めた。
ラウンジにいた大勢の従業員は、『えっ!何~
』といった感じで特に社内研修で教えられたアクションを起こす者はいなかった。
が、その中でたった1人、
キッチンで働いていたメキシカンの従業員だけは、
ラウンジのテーブル下にさささっと潜り込み、
揺れがおさまるまできちんとテーブルの下にもぐっていた。
周りの人間は、彼を見てクスクスと笑う者もいした、
バカにした視線を浴びせる者もいた。
揺れがおさまった時、
彼はテーブルの下から出てきて、
そんな周りの視線は気にもせず、仕事に戻った。

















さて小池くんに関してですが、
小学生の頃から自分というものをしっかりと持っていて、
周りに何を言われようが思われようが、
常に笑顔で優しく人々に接していた事を、私は知っている。
クラスで格好良いと言われていたり人気があった男子よりも、
ずっとずっと人間味があって責任感があった事を、私は知っている。
しかし残念ながら、
多くの人は、そんな小池くんの魅力よりも、
見た目が良く派手な男子に目を向けていた事も私は知っている。
そして、
そんなチヤホヤされていた男子どもが、
中学、高校でチャラ男になってアホになり、
問題を起こしたり、沢山の女を泣かせた事も、私は知っている。
人は決して見た目ではない
残念ながら、私も小池くんとクラスメートだった頃以降、
道を反れてしまい、そんなアホな人間と同じ道を歩いた輩なので、
彼のような後光発する人物との接触とは縁がなかったわけですが、
小学生の時からずっと、
その小池くんは私の心に大きく残っている。
ってお話でした。
なんか、、、ド派手なお花がいました。
ではでは。
今日もお立ち寄りどうもありがとう。
ぽちっとして頂けると嬉しいです。

が、その中でたった1人、
キッチンで働いていたメキシカンの従業員だけは、
ラウンジのテーブル下にさささっと潜り込み、
揺れがおさまるまできちんとテーブルの下にもぐっていた。
周りの人間は、彼を見てクスクスと笑う者もいした、
バカにした視線を浴びせる者もいた。
揺れがおさまった時、
彼はテーブルの下から出てきて、
そんな周りの視線は気にもせず、仕事に戻った。

















さて小池くんに関してですが、
小学生の頃から自分というものをしっかりと持っていて、
周りに何を言われようが思われようが、
常に笑顔で優しく人々に接していた事を、私は知っている。
クラスで格好良いと言われていたり人気があった男子よりも、
ずっとずっと人間味があって責任感があった事を、私は知っている。
しかし残念ながら、
多くの人は、そんな小池くんの魅力よりも、
見た目が良く派手な男子に目を向けていた事も私は知っている。
そして、
そんなチヤホヤされていた男子どもが、
中学、高校でチャラ男になってアホになり、
問題を起こしたり、沢山の女を泣かせた事も、私は知っている。
人は決して見た目ではない
残念ながら、私も小池くんとクラスメートだった頃以降、
道を反れてしまい、そんなアホな人間と同じ道を歩いた輩なので、
彼のような後光発する人物との接触とは縁がなかったわけですが、
小学生の時からずっと、
その小池くんは私の心に大きく残っている。
ってお話でした。
なんか、、、ド派手なお花がいました。
ではでは。
今日もお立ち寄りどうもありがとう。
ぽちっとして頂けると嬉しいです。
