(写真)体力チェック

本日の日経新聞を読んで。
 

社員の健康増進に補助金

厚労省、中小向け 運動指導など促す


厚労省は24年度中に、社員の健康増進を図る中小企業へ補助金を新設する。死亡や転落といった重大事故の減少の一方で転倒や腰痛といった災害が増加しているため。


内容は、理学療法士らによる体力チェックや運動指導を実施する企業に費用の4分の3を100万円を上限に支給。


労災の死亡者数は20年前に比べ半分以下。一方、ケガなどで4日以上休業した死傷者数は13万人と過去20年で最多。うち転倒が27%で最多。次いで腰痛などが16%。老人ホームといった福祉施設での事故が目立つ。


労災の統計では、特に女性で50代から転倒や腰痛が増える傾向にある。そこで高齢者に限らない補助を新設した。


中小企業は、こういう社員の健康増進に向けてカネを使うことがあまりないのが実態。

大企業であれば労働安全の専門の部署を持っており、社員の健康等の施策を行っているのが通常である。しかし残念ながら中小企業の場合そこまでお金を回せないというのが実状。


以前、私の知っている運送会社の社長は「ウチには福利厚生は一切ないから!」とどや顔で言われたことがある。厳しい社風の会社であることを言いたかったのかも知れないが、社員がいなければ会社は成り立ち得ないことをそのうち知ることになると思う。

その後この社長とは一回も会っていない。社員を大事にする会社が業績を伸ばすということを知ってほしいと思う。