９月１２日お昼過ぎ、大好きな家族に見守られ永眠しました。
享年４歳。
この子は、猫の神様に住所を教えられて
「ここに行きなさい。」と言われてやって来た、
いわゆる『猫神様からのお使い猫』です。
ある夕方、お店を終わって帰ろうとドアを開けたら
お店の真ん前にポツンと座っていたノリくん。
ヒゲはクシャクシャに折れ、青っ鼻を垂らし、涎を垂らし、
ガリガリに痩せているのに扁桃腺が腫れてお多福みたいになった顔で
「助けて」というように私を見上げました。
これは大変。
すぐに病院に行かなきゃ。
とりあえず、点滴治療で入院。
どうにか命は助かって、元気になったのはいいけれど
この子はAIDS・白血病ともにダブルキャリアだったのでした・・・・
うちには先住猫さんが３匹いるので
ノリは保護部屋で完全隔離生活です。
だけど、とっても人慣れしていて人間が大好きなノリ。
一緒にリビングで過したり
甘えてお布団に入ってくる生活をさせてあげたい。
保護部屋は東向きで午前中しか陽が入りません。
他の猫たちと同じように
いつでも好きに日向ぼっこさせてあげたい・・・・
そんなふうに願いながら１年８ヶ月が過ぎたころ、
なんと、「ぜひ、ノリくんをうちの子に」と
文字通り、彗星のように里親さんが現れたのです！
里親さん宅で始まったノリくんの新しい生活。
南向きのお部屋にケージを置いてもらって
毎日好きなだけ日向ぼっこ三昧！
」台所でお母さんに甘えてご飯をおねだりしたり
大好きなおねえちゃんのベッドに潜り込んでウットリしたり
『モフモフ〜』
『にゅ〜ん』
時には、こんなイタズラをして
「だぁれ〜？？ 冷蔵庫の上に乗ってるの！」
『ちらり』「だぁれ〜？？ そんなとこで悪さしてるの！」
『だって僕のご飯だも〜ん！』がぶり！イタズラをして怒られてもオチャメ顔で切り抜けるのだ！笑
『ペロ〜ン』
ノリくんは、毎日をとてもとても幸せに過したと思います。
しかしダブルキャリアの子は極端に免疫が低いため
普通の子のような寿命は望めません。
里親さんに一度、聞いたことがあります。
「なんでノリくんなん？
他のもっと健康な子いっぱいいるのに
なんでノリくんなん？」
そしたら里親さんは
「うん、ノリくんやねん。ノリやねん。」・・・即答。
その時、私は
「ノリは神様のお使い猫やったんやな」と思いました。
たくさんの愛情をもらって
たくさん甘えて
たった４年だけど、ノリはどんな猫より
濃ゆい濃ゆい濃ゆ〜い一生を過したと思います。
そして、私が改めてノリに教えられたことは
「どの子にもその子の持ってる運がある」ということ。
そもそも、どんなボロボロの状態であれ
保護されただけでもうすでに強運のラッキーキャットなんです。
もしも、ダブルキャリアの子を抱えている保護主さんがいたら
決して諦めないであげて下さい。
私たちが諦めてしまったら、
その子の運はそこで終わります。
一生懸命病気と闘って
たくさん愛されて生きたノリくん。
また賢くて甘えん坊の可愛いニャンコに生まれておいで。
みんなで待ってるからね。
最後はオトコマエでパチリ！
天国で大モテ間違いなしニャ
『キラ〜ン』
★★★ランチが美味しい中崎町の古民家カフェ★★★
♪黒猫のしじみちゃんがお出迎え♪
★★★ ピピネラキッチン ★★★
