気付いたら、最近しばらく戦略のことを書いていない事に気付きました。

ということで、今日は戦略をテーマにしてみます。

 

と、その前に幸呼(さきこ)ちゃん。

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最近、笑うようになりました。

 

 

 

今回は、初めて動画を貼り付けてみます。10秒弱ですが、ちゃんとアメブロでも再生されるのかしら? 

 

勉強量を増やしても、成績は上がらない

そろそろ夏休みの模試も終わり、自己採点も終わる頃でしょう。

皆さんいかがでしたでしょうか?

成績が取れたから、このまま頑張ろうと思ったり、成績が悪いから志望校を変更しようなんて話題になっているかもしれません。

 

いや、ちょっと待って下さい。

成績が上がる仕組みが分かって言ってますか!?

 

このブログでは散々言っていることですが、

勉強量=テストの成績ではありません。

 


厳密に言うと、成績を取るのに勉強量は必要ですが、勉強量を増やせば成績が取れるわけではありません。

 

成績は完成度で決まる

では、成績は何で決まるかというと、端的に言えば「完成度」です。

受験勉強では、大体どの分野や単元でも、覚えるべき項目や習得すべき問題パターンが決まっています。

それを一つずつ習得していくのが勉強であり、全て習得すればその分野の勉強が終了ということになります。

 

その単元が8割や9割の完成度に達していれば点数が高く取れるでしょう。

しかし、3割でも、4割でも、5割でも、テストの点数は大差ありません。

受験に使えるのは、目標点以上取れた場合や、合格点以上取れた場合ですから、5割で終わらせるのであれば、そのまま継続して9割ほどまで完成度を上げる方が良いのです。

 
いくら勉強をしても、成績が上がらないメカニズム
 
逆に、その単元の完成度が低いまま、他の単元や他の科目に目移りして、アレコレ手を付けてしまう生徒がいます。
こういう場合、成績が低い分野を一生懸命作っているだけで、ほとんど成果が現れません。
 
学校や塾では、週単位や月単位でカリキュラムを決めて、色々な分野を同時並行で進めていきます。
すると、未習得な分野が毎週のように「発見」されますから、復習に追われます。
復習に追われるようになると、完成度が低いまま、新しい授業を受けて、また苦手な単元を発見する。
 
こうして、授業を受ければ受けるほど、成績が上がらない生徒が出来上がってしまいます。

 

戦線を広げすぎると失敗するのです。


50をたくさん作っても、成果に出ませんから、一つか二つで良いので100を作るのがポイントです。
 
成績不振な子は、単元を完成させたことがない
絶対の法則ではありませんが、勉強が苦手な子は、単元を完成させた経験が圧倒的に不足しています。
例えば定期テストが分かりやすいですが、毎回平均点以下の点数を取っていたり、50点や60点しかとっていない子は、
気付かないうちに「平均点くらいやれば良いや」とか「50点くらいまで勉強すれば良いや」という、心の設定が出来てしまいます。
 
80点や90点を取るためには、もっと細かい問題や、応用問題まで覚えたり解いたりしなきゃいけないのに、自分の判断で勝手に切り捨ててしまうクセがあるのです。
 
高得点を取るために必要な問題を勝手に切り捨ててますから、勉強量を増やしても触れる事はありません。
ということで、勉強量を増やしても成績が上がらない子が出来上がるのです。

 

選択と集中をマスターしよう

では、どうしたら良いかというと、「一つの単元を完成させたら、次にいく」というクセを付けるしかありません。

 

どこか得意な分野でも良いですし、簡単な所でもOK。

時間をかければ絶対に完成させられると思う科目や分野、単元を一つ設定して、そこだけを集中して取り組みます。

この時、時間は無制限でも仕方ありません。量を投入して、質にこだわるのが正解です。

 

そして、そろそろ良いかな、と思うくらいまで自信が付いたら、センター試験の過去問や、志望校の過去問で、勉強した単元や分野と同じ問題を、解いてみましょう。

 

それで解けるようになって入れば成功。なっていなければ、原因分析をして再チャレンジ、という繰り返しです。

 

そのうち、過去問を解かなくても、「これくらいで完成しているだろう」という感覚が身に付きます。

こうなれば、あとはただの単純作業。

ここで初めて、時間効率を考え始めます。

 

いかに時間をかけずに、単元を完成させられるかを考え、先生と相談しながら進めて下さい。

この順番を間違えると、受験は失敗します。

勉強の仕方を考え直す時期だと思いますので、参考にして下さい!

 

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戦略のおさらい

戦略で受験を攻略しようシリーズも、大分回数を重ねてきましたね。

何度か振り返りながら進んでいますが、もう一度おさらい。

 

目標を立てて、計画を立てて、実行する。

頭の中を紙などに書いて見える化し、次々と計画通り達成していくような戦略を「順次戦略」といいます。

勉強で言えば、目標大学や学部学科を決め、合格最低点などから自分の目標点を決定。勉強のプランを立てて実行するというのがメインストーリーになります。

 

対して、「累積戦略」というものもあります。

これは、順次戦略とは全く異なり(というか逆)、誰にも見えないところで、コツコツ毎日続けるという戦略です。

勉強で言うと、まさに日々の勉強態度のことで、授業に受けている姿よりも自習の方が大切ですし、ノートに書かれている事よりも、頭の中でどのような思考が繰り広げられているかが大切です。

 

もっと詳しいおさらいは、本シリーズの過去記事からどうぞお願いします。

 

目標をレベル分けしよう

さて、順次戦略の中で重要なのが目標設定です。

普通は

・次の模試で80%の得点を取ろう

・次の模試で偏差値60を取ろう

などと決めるでしょう。

決めないのと比べれば大変素晴らしいのですが、折角ですから効果的な目標設定をしてみませんか

 

僕がオススメしているのは、目標のレベル分けです。

具体的には、

大勝ち、勝ち、引き分け、負け、大負け

の5レベルに分けることです。

 

「偏差値60を取ろう」
とだけ設定していると、偏差値61でも偏差値70でも同じ評価になります。
目標を超える分には、まだ良いんですが、問題なのは目標に到達しなかった時。
偏差値59と、偏差値45を同じ評価にして良いわけがありません。
 
ということで、5レベルに分けてみましょう。
「偏差値60を取る」というのは、大抵は少し背伸びした目標でしょうから、勝ちに設定。
大勝ちは偏差値62、引き分けは58、負けは55、大負けは50以下
というような感じで、少しずつ偏差値を区切りながら設定しておくと、見えてこないものが見えてきます。
 
レベル分けをしながら目標を考えると、頭も使いますしね。最悪の場合を想定したり、最高の状態を想定したりと、色々頭の中が整理されます。
 
ちなみに、僕が2015~2016年にかけて東大受験をしていた時にも、同じ目標設定をしています。
 
このように。
 
 
このような結果になったと書いています。

 

勝利条件を決めよう


英語は勝ち、数学は大勝ち、でも国語は大負け

のような結果になった時、どのように判断するでしょうか?

 

英語と数学が良かったんだから、国語のことは気にせず良い評価にするのか

大負けした国語ばかりに注目して、悪い評価を下すのか

 

どちらのパターンもありますが、意見がブレることがあるでしょう。

これはなぜかと言うと、勝利条件を決めていないからです。

 

大抵、模試や入試で、全科目が勝ちで揃うことは、ほとんどありません。そんなに上手くいかないのが普通。

各科目の勝ち負けだけで、全体の評価を下すのは難しいのです。

だから、各科目の勝ち負けだけではなくて、全体の勝利条件を決めておくことをオススメします。


勝利条件とは、「これさえクリアすれば良い」という、大きな目標のことです。

例えば、勝利条件を「偏差値60」に設定したとしたら、偏差値60を越えたら勝利です。各科目の勝ち負けで、負けの方が多かったとしても、全体の勝負には勝利と見なすということですね。

 

僕の場合は、各科目の勝ち負けを決めてましたが、勝利条件として「東大模試B判定」などと決めてました。

地理がメチャクチャ悪くても、英語が思うように取れなくても、東大模試でB判定を取ったら、その模試は成功なのです。

 


以上、勝ち負けと、勝利条件を設定するだけで、目標設定が楽しくなりますし、分析もしやすくなります。

この夏は、いつもろ違う夏にしよう!と思ってるなら、いつもと違う目標を立ててみてはいかがでしょうか。

 

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成績表にE判定ばかりなのが普通

昨日に引き続き、模試の分析法の中級編です。

昨日よりちょっとだけレベルを上げて、深い考察をしましょう。


偏差値システムというのは、高校生でも分かる統計学をちょこっと応用するだけの、簡単な数学です。

とは言っても、その偏差値システムの開発には多大な努力をした公立中学の教員がいました。

偏差値システムを考案した、ある公立中学の教員の話


そして、その偏差値の計算方法を、模試受験者のデータに利用すると、大体どの模試でも受験者の5~6割くらいがE判定になるようになっています。
東大を志望欄に書いた受験者が1000人いたら、5~600人くらいはE判定になりますし、早稲田でも慶応でも5~6割はE判定になります。
※受験者数が少なかったり、受験者層が偏ったりしている時はブレます。
 
自分の模試の成績表に
E E E D C E E D D D
って並んでたら・・・落ち込んでしまうかもしれませんね。
しかしデータから言えば、これは標準的な成績です。統計的には、E判定が半分以上になるのですから、当たり前です。

昨日も書きましたが、不安に襲われすぎたり、冷静さを失ってはいけません。このくらいの成績表では動揺しない様に、大きく構えましょう。

但し、成績が良いわけではありませんから、反省は必要です。

 

最低判定以外であれば、結構凄い

そこで、僕が最も重視しているのは、『最低判定以外であること』です。

 
昨日の記事でも書きましたが、C判定とD判定の差はそれほど大きくありません。同じようにBとCもそれほど変わらない。
差はありますが、判定一つ分ならひっくり返ってもおかしくないレベルの差です。
 
これに比べて、E判定かD判定以上かは、かなり大きな違いです。D判定以上を取っていれば、上半分に入っているって事が自動的に分かります。
※私も東大受験の際には、夏の東大模試で『最低判定以外』を取る事を目標にしていました。
 
成績表を見て、確かめてみよう
証拠を一つ。
この写真は、私が高校3年生の時に受験した『第二回全統記述模試』の成績表の写真です。
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この成績表を選んだのは、単に受験者が多かったからです。
上から18歳の僕が書いた、第一志望、第二志望と続き、一番下が第五志望が並んでいます。
 
別に、データの分析には不要なので写真の枠外になっていますが、一応、私が書いた志望校を付記すると
第一志望:東大理一
第二志望:東工大6類
第三志望:東大理二
第四志望:東北工学
第五志望:高知医大医学部
と書きました。
(私が過去にどこを書いたかなんて、今回の話の流れには一切関係ないですが、一応ね。)
 
判定は厳密さより、分かりやすさを優先
 
偏差値判定って、過去の膨大なデータを各予備校が厳密に計算して、正確な予測をしていると思っていませんか?

そうではない証拠をお見せしましょう。
写真をご覧いただくと、各志望校判定が全て、偏差値2.5ずつに区切られているのがわかりますね。
(数学の専門用語で言うと『階級』ですよ!受験生の皆さんわかりますね。数Ⅰで出てきます。)
 

荒っぽい集計をしていますね。
だって、数学的に厳密に計算して、ピッタリ2.5ずつに区切られるわけがありません。
模試の判定は、厳密な可能性よりも、分かりやすさを優先しています。
これだけ見ても判定なんて「いい加減」だというのがわかりますね。
 こんなのに躍らされているわけです。
 
「偏差値が0.1足りなくて、A判定に届かなかったー」なんて悔しがっても、あまり意味はありませんね。

合格判定は誰にもわからない
ただし、河合塾(や、各予備校、模試作成会社)を批判しているわけでは、決してありません。
単に、合格可能性を判定するのが難しいという事です。

よく、人の能力を偏差値で判断するな、なんて言われますけど、私も全く同感です。偏差値で何が分かるのかと。
 それは、偏差値判定を出している予備校でも、十分よくわかっていることだとなのでしょう。

「私って、何%くらいの確率で、大学に受かりますか?」といわれても、数値ではっきり言うなんて出来るわけが無い。
それを敢えて提供するサービスをしているのですから、予備校もリスクを背負っているわけです。
このような予備校の努力にも、私たちは目を向けなけながら、情報を判断すべきでしょう。
ということで、むしろ予備校には感謝しています。

計算して、E判定の割合を出してみよう
次に、E判定の割合を計算してみましょう。
先ほどの写真の、第一志望の行を見ると、
90+127+192+265+282+270+817=2043
という事で、総志望者数が2043人いる事がわかりますね。
 
次に、E判定の受験者数は、
 270+817=1087
 という事で、1087人います。
 
すると、1087÷2043=0.532…
 という事で、53.2%の受験生がE判定を食らってる事がわかります。
 
同じように計算すると、
第二志望⇒75.5%
第三志望⇒56.3%
第四志望⇒59.7%
第五志望⇒68.6%
 です。
 ※第二志望と第五志望は、募集定員が少ないため、数値が高く出ています。
 どうですか、本当に5~6割の受験生がE判定を取っている事が証明されましたね。

 予備校によって、判定の基準がバラバラ
他にも「判定マジック」は隠されています。
 
例えば河合塾では、合格可能性を
80% ⇒ A
65% ⇒ B
50% ⇒ C
35% ⇒ D
20% ⇒ E
 
としていますが、駿台予備校では、
 
80% ⇒ A
60% ⇒ B
50% ⇒ C
30% ⇒ D
20% ⇒ E
 
としています。
 
残念ながら模試の開催を中止してしまった、代ゼミ模試では
 80%以上 ⇒ A
65~75% ⇒ B
50~60% ⇒ C
35~45% ⇒ D
30%以下 ⇒E
と定義しています。

 ※河合塾と代ゼミの定義は2002年の成績表から拾いました。駿台は2015年のものです。

 
例えば合格可能性が60%の時、
 河合ならC判定、駿台ならB判定、代ゼミならC判定
 となります。
 つまり、統一された基準がないのです。

調べた事がないので分かりませんが、もしかしたら年度によって、基準を変えてるのかもしれませんしね。

判定を当てにし過ぎるな
要するに何が言いたいかと言うと「判定は当てにしすぎるな!」ということ。
 
判定を見て、一喜一憂して終わることが、いかに無意味か分かったでしょうか?
模試を当てにするな!
でもなければ、
模試を当てにしろ!
でもありません。

ちゃんと騙されないようにしながら模試を頼りにすることが大事です。

100%の信頼が置けないという前提で、どこまで情報を読み取って生かすのか。
こういう視点を持って成績表を見てみましょう
 
それでは、以上です。

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