ロンブー田村淳の青学チャレンジ
今年は芸能人の大学受験チャレンジも話題になってますね。
オードリーの春日の東大チャレンジもありますし。
 
タマタマ流れてきて見つけた、ロンドンブーツ1号2号の田村淳が青山学院大学にチャレンジする話で、
なんと私大入試の現代文で満点が取れる方法を習ったという記事が流れてきました。
 
リンクに飛んでもらえば分かりますが、人気タレントの田村淳さんが、本当に指導を受けているようです。
しかし、本当に「必ず満点が取れる方法」があるのか!?
本当は東大入試の解説を書きたい所ですが、あれ、1本書くのにメチャクチャ時間がかかるので、今日はこちらで。
 
「必ず現代文で満点を取る方法」を記事から抜粋してみた
講師は、私大入試専門の家庭教師メガスタディのナツメ講師(仮名)。
私はよく存じませんが、家庭教師の力はピンキリですので、素晴らしい先生もいらっしゃるのでしょう。
覆面で仮名の理由は分かりませんが、私ならホイホイ実名で顔出しOKすると思います(笑)
 
一応、記事には「あまりに簡単に成績があがってしまうため、顔がバレると他の講師から怒られてしまう」からと理由が書かれています。
この辺りは、私の主義と正反対ですね。
私は、日本全体の教育レベルをあげて、日本の将来をより良いものにするために活動していますので、持っているノウハウは熟成したのちに、バンバン公開しようと思っています。
教科書に書いてないノウハウや、オリジナルの指導法など、少しずつHPや本ブログで公開していますので、どうぞ読み漁って下さいませ。
 
気になるのは、その方法論。
非公開だとは言うモノの、記事を読んでいると見え隠れします。
抜粋してみましょう。
 
答えは見えるもの
夏目先生は「答えは必ず書いてあって、見えるもの。答えは覚えるとか考えるものじゃなくて、見えるものなんです」と田村に語りかけた。
ほうほう、「答えは見えるもの」とな。
テレビだから派手なセリフを拾われる可能性は大きいものの、答えが見えるという経験は私にはありません。
というか、見えるべきではないと思うのですが、いかが?
 
先月ついに世に出すことが出来ました「論理アタマのつくり方」(ダイヤモンド社)でも散々書いたんですが、何事も正しいプロセスを追うことによって、正しい結論に辿り着くことができると思うんですね。(結構、受験ネタがたくさん載っていて、受験生にもオススメです)
そのプロセスのことを、私は「論理」と言っています。
そして、科目の点数を取る指導は、この「論理」を徹底的に生徒に鍛えてもらう事にあると思っています。
つまり、私にとって答えは考えて出すものですので、この辺りは詳しく話を聞いてみたいものです。
 
ま、恐らく、先生としても「見せ方」の違いだと思うんですけどね。
なので、別に大きい論点ではないのでしょう。
 
「イコール」「対立」「因果」だけが問われている
ナツメ先生いわく、現代文の設問は「イコール」「対立」「因果」だけを問われており、傍線・空欄問題は、前後にあるこれらの接続詞に注目すれば、必ず答えは書いてあるのだという。
「必ず満点が取れる方法」というので、どれだけ先進的な方法かと思ったら、意外とベタ(笑)
「イコール」「対立」「因果」という表現、やっと最近受験業界でも広まってきましたね。
出口汪(でぐちひろし)先生や、林修先生も、言葉は違うものの、同じような内容で教えています。
私も当然この辺りは押さえていまして、(くどいですが)『論理アタマのつくり方』でも、もちろん書いています。
 
ちなみに、ちょっと天邪鬼なところがありまして、私は「因果」では不十分だと思っているんですね。
もう少し汎用性を広げて使った方が良いような気がして、「因果」ではなく「順番」として、頭を整理しています。
 
ちょっと脱線しますが、受験業界において、現代文の教え方って、まだまだ「常識」がないような気がします。
力のある先生が独自にメソッドを開発して、受験生にシステマティックな方法論を提供することはあっても、それが周りにはあまり広がらない。先生によって言うことが違ったり、イマイチ教えられても成績が伸びるような実感がないという経験、ないでしょうか?
 
私も現役の時には、現代文の勉強の仕方も、成績の上げ方も、解き方も、何も分からず苦労したものです。幸い、素晴らしい先生に出会えたので、良かったんですが。
学校の現代文の授業は、読解方法というよりも「文学鑑賞」に近いだなんて批判されることもあります。
 
私みたいに、現代文専門で教えているわけでもない先生ですら、藁をもすがる思いで「読解力」を鍛えてほしいと泣きついてくる生徒がいます。今年はセンター試験の直前に英語や国語の読解が出来ないということで、駆け込み寺のようにして、理系の生徒を何人か数か月だけ預かりましたが、どの子も40点くらいずつ上がってましたしね。
じつは、文章の論理構造って、ちゃんと教えるとそんなに色々教える事はないんです。
 
後半で書かれている、「傍線・空欄問題は前後の接続詞に注目すると、答えが書いてある」というのも、非常にベタ。中学受験でも常識的に使われている解法ですね。
ちなみに、穴埋め式の問題であれば、国語に限らず使える手法です。
センター数学でも、私大型の日本史や世界史でも、英語の長文だって、それが文章であれば成立するのは必然です。
 
設問チェック→本文のタイトル→最初と最後の段落のみを読む
さらに、「本文を熟読しないこと」とナツメ先生。問題を解く手順も重要で、初めにどんな種類の問いがあるか確認し、本文のタイトルを見たら、その後は最初と最後の段落のみを読むそうだ。
 
はい、これは、「戦術レベル」の話ですね。
戦略学には同じような単語が色々あります。
「戦略」とか「作戦」とか「戦術」とか「作戦術」とか「大戦略」とか。
日本人にはほとんど区別がつかない用語ばかりですが、ちゃんと区別があります。私は一応「受験戦略家」と名乗っておりますので、この辺りの用語は、これまでも気を遣って書いていました。
一つの大問に対して、どのように解くのが最適な方法か、ということですが、これを「戦略」というと少々大げさな感じがしますね。レベルとしては「戦術」くらいだと思います。
 
日本人には戦略がない、なんてよく言われますが、子供の頃に大量の時間を割く「お勉強」でさえ、全く戦略的でない指導がされています。
60分の試験でどの順番で問題を解くのかとか、本文と設問のどちらを先にチェックするのかとか、ほとんど教える先生がいません。
いや、授業の片隅では喋っているのですが、どれくらい重要性が分かっているのでしょうか?少なくとも、子供たちは重要だと思って聞いていないことが多い気がします。
こういう戦略的なことを考えるようになれば、「1分も勉強しなくても、点数が上がるようになる」んですけどねぇ(ボヤキ)
 
僕の教え方との違いを説明すると、
現代文を解く上で、本文を最後に読むという点は一致。設問より先に本文を読む方が合理的だと思います。
本文のタイトルを序盤でチェックするのも同意。ちなみに、リード文や注釈も早めにチェックする方が良いと思います。
 
本文の最初の段落と、最後の段落を読めば良いと言うのは、少し強引な気がします。
まあ確かに一定の説得力はあります。
現代文って、「問題提起→自説で解決」っていうのが、コテコテの流れですからね。でも、どんな場合にも当てはまるかというと、うーん。
 
日本史の極秘ノート

その後は日本史の講師から解法テクニックを学んだ田村。指導を担当した保坂先生は、10年以上、大手予備校で模試の作成や入試対策に携わり、青学入試を研究し尽くした日本史のスペシャリストだ。

 田村は保坂先生から、内閣府ごとの出来事をまとめたテキストや、入試に出やすい各年代の文化史をまとめたテキスト、さらには過去の青学入試の重要ポイントのみをまとめた極秘ノートを入手した。

日本史も至極オーソドックス。
内閣ごとの出来事をまとめるなんて、近代の勉強法の基本中の基本。
各年代の文化史のまとめだって、むしろ他にどうやって勉強するの?ってくらい普通。
あと、本題ではありませんが、「内閣府」ではなくて「内閣」じゃないでしょうか?
 
突然宣伝コーナー
いつも出演している「チャンネルくらら様」で受験生向けの動画を放映して頂きました。
ここに、「教科書を使って日本史を勉強するなら、ここを見ろ!」っていう、メッセージもありますので、よろしければどうぞ。

 
まとめ
ということで、思ったより普通のことでした。
基本を積み重ねれば、満点が取れるようになるというのは、私も完全に同意です。
先生が教えている基礎的な事項は、地味でつまらなく見えるかもしれませんが、これこそ大切。
私大入試まで、まだ時間もありますし、国公立の試験も1ヶ月弱あります。
まだまだ挽回するチャンスはありますので、是非皆さん頑張って下さい!
 

【告知】

岡山講演@2月4日14~17時

誰も教えてくれなかった、効率的な勉強の仕方、狙った目標を達成する方法、論理的に考えるには?

など、受験に役立つ話が満載!

受験を控えている方、中学生や高校生のお子様をお持ちにお母さんお父さんにオススメです。

ブログで書けない話もたくさんありますよ。

 

image

 

日時:2月4日(日)14~17時
場所:ビギー貸し会議室A(岡山駅から徒歩7分程度だそうです)
料金:一般の方1500円、学生1000円(学生証の提示をお願いします)
お問合せ先:kura.chusikoku.yama@gmail.com

 

笑う数学が1月27日に発売!

『笑う数学』(KADOKAWA)Amazon予約ページ

笑いながら数学が学べる!

「恋愛の方程式とは?」「アイドルが売れる確率」など、すぐ誰かに話したくなる数学ネタが100ネタ掲載!

 

□数学が好き

□受験数学のテクニックが知りたい

□子供に数学の興味を持たせたい

□面白く数学を教えたい

 

などの方に特にオススメです。

よろしければお手に取って下さい。

『笑う数学』(KADOKAWA)Amazon予約ページ

 
『ビジネスで差がつく論理アタマのつくり方』(ダイヤモンド社)
絶賛発売中!

デビュー作が発売後10日で重版決定!

Amazonの購入ページはこちら

 

image

 

<書籍>

『ビジネスで差がつく論理アタマのつくり方』(ダイヤモンド社)Amazon購入ページ

 

『笑う数学』(KADOKAWA)Amazon予約ページ

 

日本お笑い数学協会の小ネタ集 販売ページ

 

ダイヤモンドオンライン

拙著『ビジネスで差がつく論理アタマのつくり方』(ダイヤモンド社)の関連でダイヤモンドオンラインに記事が掲載されております。

 

第1回:同じ、違う、順番の3つだけで論理思考がマスター出来る

第2回:「同じ」点を探せば、帰納法や演繹法が理解出来る

第3回:結果を出す人は、なぜ計画好きなのか?

第4回:論理思考を身につければ、東大合格も夢じゃない

 

<動画>

・数学の解説動画@チャンネルくらら

東大数学攻略法

教科書では学べない、場合の数の基礎

センター試験に出る!論理の問題

 

・【受験日本史】テーマ1時間マスター動画

憲政の常道編

条約改正史

 

・【受験世界史】テーマ1時間マスター動画

ビスマルク外交

 

・世界の憲法@チャンネルくらら

火曜日レギュラーとして出演中!

 

・楽しく学ぼう!シリア現代史@チャンネルくらら

木曜日レギュラーとして出演中!

 

<平井基之のHP>

公式HPのリンク

お仕事の依頼、活動内容、塾生募集ページなど

 

<歴史に学ぶ人生講座>

㈱キャリアコンサルティング スピーカーズバンクから