「勉強しなさい!!」と言ってはいけません。 | 東大に文理両方で合格した男が綴る、受験の戦略

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夏休み真っ盛りですね。
今日は、夏休みの風物詩について書こうと思います。
といっても、スイカとか花火大会とかそういうのではありません。
家でダラダラしている子供に向かって、つい「勉強しなさい!」って言って言ってしまう、アレです(笑)
 
今日は、このシチュエーションの解決方法をお伝えしようと思います。
上手く行けば、子供も積極的に勉強するようになると思いますし、親子関係も改善します。
このブログの読者の皆さんの多くは、まだお子さんがいらっしゃらないと思いますが、将来同じようなシチュエーションはやってくるでしょうから、是非予習をして下さい(笑)
 
まず結論から書きましょう。
僕は「勉強しなさい」と言うのはNGだと思っています。
 
これを今から解説するんですが、その前に僕の昔話を聞いてください。
僕が東大生の友達10~15人くらいと一緒に話をしていた時の話なんですが、どういう文脈か、子供の頃に「勉強しなさい」って言われたかって話題になりました。
で、言われてた人は挙手しようってなったんですけど、なんと僕だけ(笑)
残りの東大生は全員、勉強しなさいって言われた事がなかったという結果になりました。
これは衝撃じゃないですか?通説が間違ってると証明されたようなものです。


この事件が起きたあと、僕なりに色々考えてみて、一つ結論が出ました。
 
よくお母さんが「勉強しなさい」って言うと、
 
子供が「今やろうとしてた所なのに~。やる気なくなったよ~」って言い返す問答がありますよね。
で、お母さんが怒っちゃって、子供がシブシブ勉強する。
中学生あるあるです(笑)
 

大人からしてみると「今勉強しようと思ってた」とか「言われてやる気なくなった」って聞いても
 
「嘘だろ~~、ただの言い訳じゃん」って思っちゃいますよね。
 
始めは僕もそう思ってたんですけど、今では考えを改めました。
 
子供はそんなに巧みな嘘をつくほど、物事を考えてない事が多いです。(笑)
というのは半分ジョークですが、彼らは純粋に本音を言ってるんだと思います。
 
まあ中には本当にズル賢くて、嘘をついてる子もいるとは思いますけどね。でも大方の子供は純粋で馬鹿正直です。
 

では子供の本音を探ってみましょう。
 
別に、子供は勉強しなくて良いなんて思ってません。心の中では、本当は勉強しなきゃいけないって思っているんです。
でも自分に甘いからついつい遊んじゃうし、遊び始めると止められなくなってしまう。
遊びながら「勉強しなきゃ」とか「あと5分遊んだら勉強しよう」って思いながら、結局遊び続ける・・・
で、結局、怒られるまで遊んでしまってる、と。こういうカラクリでしょう。
 
だから、「今勉強しようと思ってたのに~」は子供の本音です。
だからと言って、そのまま放っといても勉強し始めないと思いますよ。子供を擁護してるわけではないです。(笑)
 ただ、子供にも言い分はあるというのが、大事なポイント。


そして後半
 
勉強しなさいって言われて、やる気がなくなったという部分ですが、これは大いに共感出来ます。
大人なら理性が働きますから、上手く気持ちをコントロールしてやる気を出すって事もあるかもしれませんが、子供にはまず無理です。
 
だって、怒られてるわけじゃないですか。普通、怒られてやる気が出る人はいませんよ。

「勉強しなさい!!!」
 
って言ったら子供が急に
 
「よっしゃ~~~~!やる気が出てきた~~!!」
 
って言って、机に向かってガリガリ勉強し始めたら、むしろ怖いですよね。
うちの子、大丈夫かしら・・・ってなると思います。
 
だから勉強しなさいっていうのは、子供のやる気を削いでいると思います。
 
さらに言えば、やる気がないままに無理矢理勉強させられると、ドンドン勉強が嫌いになります。
勉強しないと怒られる。でも嫌々勉強してもつまらない。子供も八方ふさがりになってしまいます。

 
次に、お母さんの気持ちも想像してみましょう。
確かに子供が勉強しないで、家でダラダラしてたり、ずっとテレビを見てたりしたらイライラしますよ。そしてイライラが高まってきて、我慢できなくなってしまい、怒鳴って「勉強しなさい」ってなっちゃう。
お母さんもお母さんで限界なのでしょうね。
とても分かります。
 
でも、お母さんだって、勉強しなさいって言って、嫌々勉強させても、根本的な解決にはならない事くらい分かってるでしょう。でも、他にやり方がわからないし、つい怒ってしまうのだと思います。
 
 
では、最後に僕が実際に解決している方法を最後に提示します。
 
この問題難しそうに見えて、結構簡単です。問題文が長い入試問題と同じですね。見掛け倒しです。
要するに、子供が勉強するようになれば良いんです。
 
子供も勉強しなきゃって思ってるし、お母さんも勉強してくれれば文句ない。

いやいや、それが難しいんでしょうって思うかもしれませんが、意外と単純です。
具体的には、ルールを作ってしまえば終わりです。これで8割くらいは解決します。
 
例えば、一日3時間勉強すること。それさえクリアすれば、いくら遊んでも良し。みたいな約束を、お母さんと子供(と場合によっては僕も含めて)で決めます。
 
子供だって勉強しなきゃ、宿題終わらないですからね。納得する事がほとんどです。お母さんとしても、決められた勉強時間をクリアしたら、何も口出ししないと約束する。
これで、子供もちゃんと勉強するし、お母さんもイライラしなくて済む、宿題も進む。解決です。

そして、先生としては、一度作ったルールをどうやって守らせるかに全力を注ぎます。
 
例えば、ルールを破った時の罰則を設けておいた方が良い場合もありますね。特に、自分に甘い子の場合は強めに決めた方が良いでしょう。
色々試した事がありますが、本人が納得する範囲で、なるべく厳しめに設定した方が効果があります。
ゲーム機を取り上げるとか、マンガを全部売っちゃうとか、パソコンのパスワードを変えてログイン出来ないようにするとか、
色々やりましたねぇ。
 
最近実施してるのは、一日一回、既定の勉強時間が終わったら、僕と本人とお母さんのラインのグループトークに報告させるっていう方法です。
これは管理も簡単だし、それなりの効果があります。
お悩みの方、是非実施してみて下さい!
 
充実した夏休みを!!
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