東京大学と私 | 東大に文理両方で合格した男が綴る、受験の戦略

東大に文理両方で合格した男が綴る、受験の戦略

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今日は2月25日


全国一斉に、国公立大学の二次試験の前期日程の試験日です。


私も高校三年生の時に、文京区本郷の地でこの日を迎えました。


田舎から出てきて周りに見えるもの全てが異世界のように感じ、ただただ他の受験生の流れに沿って歩いて席に着いただけの私でした。


緊張し、余計なことは何もせず、ただただ目立たないように試験を受けたのが、まるで昨日のように思い出されます。


私は、とても運が良く東大に合格しました。


というのは、直前に見たタイプの問題がほぼ全科目出題されたのです。


数学⇒当日の休憩時間に見ていた類題が実際に出題。見えない立体の体積を求める際に、媒介変数を三角関数に置換するタイプ。


国語⇒古文で、実際に読んだことがある文章が出題。


化学⇒当日の休憩時間に見ていた類題が出題。フラーレン(炭素がサッカーボール型に結合している)について答えさせる問題。


物理⇒当日の直前に見ていた類題が出題。導体棒が磁場を切ることによって起電力が生じる有名な問題。



このように、実際に得点に絡むかどうかは別として、小さな田舎少年の平井君にとっては知ってる問題が出たというだけで、大いに安心させられました。



また、理科一類から教育学部に進学する際(これは結構珍しいです)にも、運が良く進学することが出来ました。


通常、理科一類から教育学部の教育心理学コースに進学を希望する際は、進学振り分けの得点が82点程度必要です。


これは簡単に言うと、東大の1年生から2年生の夏までの、定期テストの点数の平均点が82点必要だということです。


但し、理科から教育心理学コースに進学する際の定員は2名しかなく、上下に振れることもあります。


私は、79.4点ほどしかなく、下振れする事を期待して出願したところ、不合格でした。


仕方なく、他のコースの希望をしたところ、突然教育学部から電話があり、『進学に関する要綱に不備があったため、教育心理学コースへの進学を認める』とのことでした。


もちろん、すぐにお願いをし、晴れて教育心理学コースに進学出来たのです。


このように、非常に運に恵まれた人生だと感じています。感謝です。



そのような事を思い出していると、そろそろ時間なので、最後に東大に関する豆知識を披露して終わります。


・本郷キャンパスの建物はとても古く、100年以上前のもの。当時は耐震技術などなく、とにかく頑丈に建物を建設したらしい。そのためとても固い。固すぎて、壊す費用の方が新設する費用よりも多くかかるため、新設せずにそのまま残している。


・また通常地震の際は、建物は真ん中からグシャっと潰れて壊れるものだが、東大の建物は固いため、形は変形せず、そのままひっくり返る確率の方が高い。


・東大駒場キャンパスは、世界一、駅から正門までが近いキャンパスである。駅の改札から地上に降りる階段の下3段は、すでに東大キャンパスの敷地らしい。


・本郷キャンパスのマンホールも100年以上前のものを使っていて、東京帝国大学と字が刻んである。(←これはトリビアの泉で有名に)


・東京大学とロゴが入ったトイレットペーパーがある(←これもトリビアで有名に)