戦争は最悪の状況なのか

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最近、戦争について考える事がよくあるのですが、日本人に不足している価値観が何となく見えてきました。


日本人は「戦争が最悪な状態だ」と思っています。つまり、「戦争よりも酷い状態がある」事が知らないのです。


確かに、日本が過去に遭遇した国難のうち、先の大戦は間違いなく最悪な状態に数えられるでしょう。

しかし果たしてそれが、世界の歴史に目を向けた時に、最悪な状況と言うかと言うと、私はそうではないと思います。


私は、戦争が酷くないといっている訳ではありません。戦争は絶対に避けなければならないものだと思っています。
しかし、戦争をあまりにも絶対視し過ぎて、思考停止しているのではないかと思うのです。


死者数だけで語るつもりはありませんが、日本は大東亜戦争で310万人もの方々が亡くなりました。

しかし、もし開戦をして連合国に抵抗していなければ、もっと多くの方が亡くなっただろうと言われています。
そして、戦争していないために、戦争するより酷い事になった歴史的事例を挙げれば、枚挙に暇がありません。



例えば、すぐに思いつくのは、世界の植民地でしょう。
アメリカ原住民(いわゆるインディアン)やオーストラリアのアボリジニなんかを思い浮かべれば、どうでしょうか?

彼らの土地は今や白人に占拠され、彼らの歴史も文化も影を潜めています。

もし日本が開戦をせずに降伏していたら、日本人はインディアンのようになっていたかもしれません。
何も教育をされずに、死ぬまで単純労働をさせられるでしょうし、女性や子供は襲われるでしょう。言葉もあまり教わらず、最低限の英語を使うだけの人間になるで しょう。

日本語を語らなくなり、日本の歴史を奪われ、日本の土地を外国人に占拠され、多くの日本人が虐殺される。
そのような状態を、誰が安易に受け入れられるでしょうか?

これは、愛国主義だとかそういうのを超越して、誰もが受け入れられないのではないでしょうか?


イギリスに植民地にされたアイルランドの人口は、1841年の820万人が1911年には444万人と約半分になりました。
ドイツの「ポーランド侵攻」の後に、ポーランドが独ソによって分割占領された時、ポーランド人は戦争をしたのではないのに、大量処刑や大量虐殺などで人口の20%に当たる600万人が亡くなりました。
1951年から始まった中国のチベット侵略では、120万人のチベット人が戦争したわけではないのに、虐殺や処刑をされて亡くなりました。さらに、チベット人をこの世から抹殺しようと、チベット人男性には断種 治療、女性は赴任や堕胎の手術を施しました。
また、漢民族の血を遺そうと、女性は多くが強姦されたようです。

上記の例は、いずれも武器を持って戦った国の末路ではありません。一方的に受けた被害です。


このような歴史的事実を知っても、なお戦争は選択してはいけないものなのか。

戦争が十分に酷い事だと知っていても、戦争しないともっと酷い事になるのも知っていたら、むしろ開戦は合理的な判断と言えるかもしれません。

私は、当時の日本人ではないからわかりません。開戦を肯定したり美化したいわけではありません。

しかし、開戦にも合理的な理由があるかもしれないと言いたいだけです。


日本は戦争をトラウマのように感じていると思います。

少し思い出しただけで、嫌だと目を逸らし恐怖する。

亡くなった方々を可愛そうと冷たく言い放つ。


しかし、そうして「戦争=最悪」と簡単に判断しているうちには、日本は戦後から抜け出せません。

戦争を感情的に判断する事は大いに賛成ですが、同時に論理的、客観的、歴史的に判断する必要があることを、誰が否定出来るでしょうか?

本日の記事は、こちらを参考にしています。
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