卵管造影を控えて、治療が怖いのと


病院の待ち時間にもう疲れたので




もはや心が折れかけてたよ






赤ちゃんが欲しいとか、お金が飛んでく~とか


そんな事を考える余裕もないくらい。




追い詰められた感があった。治療始めたばっかなのにはやっ。






昨日、実家の母と話してて




私は2人だけの生活で充分幸せな事、


治療をずっと続けてまで、赤ちゃんを望んでない事、


でも私は良くても、旦那君が赤ちゃん欲しいかもしれない事


もしそうなら、私は旦那君をお父さんにしてあげられない、


だったら私は家を出る事を選択すると思うって事を


母に伝えた。




旦那君は、赤ちゃん出来ないからって出てけ、なんて言わないだろう。




赤ちゃん出来なくて、旦那君をお父さんにしたあげられない事を


私自身が自分を許せないだろう。




こんな形で終わる夫婦もあるんだなって。






そう。








いつものようにマイナス方向に暴走してみました。













毎度のことです。




母は、何も言わずに聞いていたけど


私の話をひととおり聞いてくれた後、最後に




「もし、旦那君がどうしても子供が欲しいって言うなら


いつでも帰って来なさい。




そんで、旅行行こ!あっちこっち行こ!




サクラダファミリア見に行きたい~!あれ、どこの国だっけ?」






涙が出そうでした。ってか、ちょっと出た。




そうだね、そんな人生もアリかも、って思った。


私にはこんな暖かい親がいるんだもんね。




心配させてごめんね。でも、なんとか頑張るから。






そして、旦那君ともっと話し合うべきだと思った。




だって、そうしないと私は多分、勝手にパンクしてしまう。




その夜、お風呂に入ってる時に切り出してみた。




「治療が怖い。怖いのが辛い」




「ふ~、いいお湯」




「なんでいつもそうやって話聞いてくれないの?」




「聞いてるよ」




「いつも聞いてくれない。私が一人で怖い思いするの?


  私が一人で痛い思いするの?怖い。痛いのが怖い。」




「・・・・じゃ、やめる?」




「やめていいの?」




「いいよ」




「やめたら赤ちゃん出来ないよ?パパになれないよ?」




「いいよ。だって、怖いんでしょ?」




「怖いけど。。でも、やめたら赤ちゃん出来ないよ。


   赤ちゃん欲しくないの?」




「うん、赤ちゃんどっちでもいい。怖いんだったらやめればいいよ。」




「ずっと二人っきりでもいいの?」




「うん、いいよ。」




「本当にやめていいの?」




「うん。いいよ。もう治療やめよう。」




※この時、旦那君はかなり言葉を選んでました(笑)


 赤ちゃんいらないって言う事が、爆弾踏む事になりかねない事を


 彼は充分知ってるから(笑)




でも、この言葉ですごく安心した。湯船の中でほっとした。


もしも赤ちゃん出来なくても、ずっとこのままでいられるんだって。




そして、思った。私、治療頑張ろうって。




出来ればこの人を、お父さんにしてあげたいって。




しばらくしてから




「旦那君がそうやって言ってくれたから、


  私、もうちょっと頑張るね。」




って笑顔で言ったら




「なんだそれ」




って理解不能って顔して困惑してた。呆れてたのかも(笑)




でも、その顔見て思った。さっきの治療をやめていいっていう台詞は


私の性格を知り尽くした彼の計算(そう言えば頑張るって言うだろうって)


なんかじゃなかったんだなって。


本当に心から思って言ってたんだなって。




湯水のようにお金が飛んで行くのに、それについても何も言わない。


あくせく疲れきる程働いたお金が、バカみたいに出て行くのに文句も言わない。




私のやりたいようにやらせてくれる。


そもそも不妊治療やりたいと言い出したのは私(オイ)


やりたいって言い出して、痛いの怖いからやめたいって言い出して。。。




それについても何も言わない。怒らない。




いいよって言ってくれる。




こんな旦那さん、多分世の中にそうそういない。






大体。。。痛いのが怖いからやめる、なんて。


せめて痛いからやめる、なら解るけど。


さすがに私も今この時点では放り出せんわ。






そんで、ふと思った。私、レーシックの手術したよなぁ~。。


やるって言い出して、周りの心配無視して、


すっっっっごい怖かったのに、やり通したよな。




あれは「コンタクトがうっとうしい、メガネがうっとうしい


     見えない目がウザイ。」




っていう、強い意志があった。




失明するかも、手術に100%なんて事はない。


失明なんてしたら、元も子もない。






世の中の人に、




レーシックと卵管造影検査、どっちが怖いですか?




って聞いたら、多分大半の人がレーシックって言うだろうな。




だって、卵管造影検査に失敗なんてないし。


どこがどうなるわけじゃないし。




でも、レーシックは下手したら失明だし。




卵管造影で薬通したら、上手く通ったら「ゴールデン期間!」


になるかもしれないし。




この検査だけは、どうしてもやらなきゃいけない。




この検査の為だけに、病院の扉叩いたって言ってもいいくらい。




だって、卵管が通ってなかったら、自然妊娠なんて絶対ありえないんだから。




人工授精しても意味ないんだから。




通ってなかったら、無理やり通して下さい、くらいだよね、本当はね(笑)