もう大丈夫、となれば、他にやること山ほどあるから、すごい勢いで記憶が消えていく泣き笑い

 

 

アルコール依存症家族のサバイバル体験記。

さっさと記録しとこ。

 

 

依存症夫が失踪ガーン→見つかるまで編

 

見つかってから入院するまで編

 

 

無事どうにか入院させ、ほっとひと段落。

しかし。

 

 

病棟に入ってから知りましたが、

精神科って、ものすごく制限が多い。

 

 

特にだんなの場合、

今までの飲酒量から間違いなく離脱症状起こすことが予想され、症状が重い人用の病棟に入ったからなんですけども。

 

 

読書ダメ、テレビダメ

スマホなんて絶対ダメ

 

書くのすらダメ

(症状軽くなってからノート持ち込みは許可されましたが、書く時間帯は制限され、筆記具も病棟のものを必ず借りないといけないシステム)

 

靴ひも、ズボンのひも含め、ひも付いてるものも、よからぬこと考える人がいるかもしれないので全て持ち込み禁止。

 

 

外との連絡は、本人からは公衆電話。

家族からは手紙を渡すしかない、というアナログ手段。

 

とにかく、すっからかんの状態で、余分な情報は一切入れるなと。

 

 

そのわりになぜか、朝日新聞だけは置いてあり、それは閲覧OK泣き笑い

患者同士お話するのもOK

 

そんな世界でした。

 

 

入院させたその日、

説明や書類のために私も病棟に行きましたが、入院したてのだんなはこの厳しい制限に大パニック。

 

「騙された!こんなところにいたらほんとに頭おかしくなる!出して!」

と半狂乱状態で訴えてきた。

 

病棟と外は扉があり、鍵がかけられています。

その扉越しに必死に訴えてくるだんな。

そんなパニック状態のだんなの横で、ネジが2本くらい飛んでそうなおばあさんが私に微笑みかけ手を振っている。

 

 

なんとも切ない光景でした。

なんでこんなことになっちゃんたんだろう。

 

うう。。。

 

 

いや、怯んでる場合じゃない。

 

離脱が落ち着いたら自由になれるから、テレビも本も許可が出るから、

離脱が落ち着くまではそこにいて、

おうちでは対処できないから、ごめんね、と説得。

 

(ただ、このパニックも、後から聞けば、

半分は覚えてるけども、脳がやられてたみたいでイマイチ理解できてなかったようです)

 

幸い納得して、落ち着いて引っ込んだ。

ふうにっこり

 

 

能力落ちてて、一度言っただけでは理解出来てない可能性も高いので、同じ説明書いた手紙置いて帰りました。

繰り返し見られたら安心するかなと。

 

この一瞬はかわいそうに見えた。

けど、きちんと対処する他ない。

 

 

何が正しい対処かなんて私にだってわからない。

 

でも本人に判断力や思考能力がないのだから、私が決断せねば。

 

 

本人がまともでない以上、とにかくアルコールを身体から抜かないと。

 

抜いたところでまともに戻れるのかわからない。

病院がどの程度精神薬を使うかもわからない。

 

私には精神薬はとても恐ろしいけど、病院の方々はそこまで思ってないだろうし、、、

 

主治医の先生に「主人はずっと精神薬飲まないといけなくなるんでしょうか?」て聞いたら、

「うーん、多分そうなるでしょうね」と仰り、恐怖を感じてしまったのよね真顔

 

 

でも、

この部分はどう考えても1本道。

トンネルを抜けた後、一体どこに出るかは神のみぞ知る。

 

 

ここは病院の皆さんを信頼してお任せしよう。

 

腹を括りました。

 

 

 

一晩経ち、翌朝、

だんなは呑気に電話してきて

「髭剃り買って持ってきてー」だって。

 

「よく寝られたし、ごはんも食べられた」と。

普通に話してるようで、なんかこんなひとだっけな。

 

ちょっとキャラ変わってるような

このひともネジ抜けかけてんのかな、、、

 

まあでも、離脱出てないんだ、

そしたら退院早いかもね、なんて話してたのですが、

 

 

離脱って実は

原因になる物質を絶ってすぐではなく

1−2日置いてから出始めるんです。

 

 

入院して2日目の夜、病院から電話。

 

「離脱症状が出始めました。

意味のわからないこと叫び、暴れている、

 

説得しようとしたのですが応じてくれない、

 

大変申し訳ないのですが、怪我してはいけないので、

 

拘束します」

 

 

 

ベルトとかで縛られるやつです。

 

話には聞いてましたが、、、

 

 

仕方がない。

でもさすがに辛かった。

 

だんな失踪中でも普通に寝てた私でしたが、

拘束のほうが私としてはショックだったみたいで、その日はよく寝られなかった、、、

 

 

セカオワの深瀬さんも理由は知らないけど精神科で拘束されたって話聞いたことある

 

マイルスデイビスもコカイン中毒の離脱で同じような経験したこと自伝で読んだ

 

 

そういう感じ、うん、と自分に言い聞かせてやり過ごしました

 

先にそういう目に遭っててくれたことに感謝です

 

 

やっぱりこんなの素人が対処出来るわけない

 

覚悟はしていたものの、話に聞くだけでも辛いのに、実際にその様子を見るなんて地獄すぎる。

 

やっぱりお願いしてよかったし、それしか方法なかったなって思いました。

 

 

長いですね爆笑

 

もっと簡潔に書けばいい話なんだけど、自分の記録も兼ねてるのですみません。

 

 

一回切ります。

 

 

せっかくなので、私がいちばん好きなセカオワの曲ニコニコキラキラ