「メンテナンス」と言うほど、大層なものではなくお手入れといったほうがいいかもしれませんね。
ただ、毎回喫煙終了後には、行ってください。
でないと、ヤニ臭いパイプで、喫煙ってことにもなりかねません。
パイプ喫煙終了後、灰や残りのタバコ葉を取り出し、パイプをよく冷ましてやります。
(10~20分程度、パイプを握ってみて完全に冷えていることを確認してください)
ここで、注意!
絶対にパイプが温かいうちにマウスピースをはずさないでください。
喫煙後、パイプが暖かいうちは、ダボ部分(マウスピースとボウル部分の継ぎ目)が固くなっています。無理やり外すと、シャンクやダボ部分を破損する恐れがあります。また、ダボ部分の緩みにもつながります。
マウスピースの吸い口からモールクリーナーを差し込みタールや水分を掃除します。
このとき、ボウル内部にモールクリーナーを入れ過ぎ、煙道の先のボウル壁面を傷つけないように注意してください。
次にボウル内部をティッシュペーパーや柔らかい木綿のガーゼなどで、軽く拭い、ボウル壁面に残っているタバコ葉のカスや、汚れを取ります。
(ここの部分は、ボウル内部にカーボンが付くのに妨げになるという意見もございますが、タバコ葉のカスを巻きこんだり、水分の多いタールが固まったためスカスカの脆いカーボンができてしまう原因となると思いますので、お勧めしておりますが、抵抗のある方はこの部分を飛ばしていただいて結構です)
取りはずしたマウスピースをはずすときと同様に一定方向に回しながらていねいに差し込みます。
パイプを銜え、強めに吹き、残って入る灰やカスなどを飛ばします。
次に
パイプ全体を手垢や汚れをポリッシュクロスなどでふき取ります。
特に、マウスピースの銜えたあたりは、エボナイト素材のマウスピースの場合、汚れたり、水分が残っていると、変色しやすjくなるので、念入りに磨いてやります。
あとは、パイプラックやスタンドなどに置いてパイプを休ませます。休ませることによって、喫煙中にたまったパイプの水分を乾燥させ次回もベストの状態で喫煙を楽しむ事ができます。
休ませる期間は最低でも一日、できれば一週間位休ませるのが理想とされています。
初めにパイプを2本揃えておきますと、理想には遠いかもしれませんが、2本のパイプを交互に使うだけでも1本のパイプを連続して使うよりも何倍もよりおいしくタバコが吸えます。
以上初めてパイプ喫煙をなさった方、参考になりましたでしょうか?
また、パイプ喫煙に挫折した方、しそうな方、もう一度やり直してみて気になりましたか?
周りにパイプ喫煙者がいないと、なかなか上達がむずかしいものです。ちょっとしたコツを文章や写真ではなかなか説明しずらいものだなあと感じます。下記に紹介します「パイプたばこの楽しみ方」DVDは、動画でパイプ喫煙の基礎を学べます。内容は大変わかりやすくよくできていると思います。
また「You Tube」など動画サイトで「パイプ 喫煙」で検索すれば、いろいろな「パイプ喫煙」の動画がご覧になれます。
今後は、ポイントごとに「なぜ旨く吸えないか」をお知らせできればと思います。
パイプタバコの愉しみ方 DVD版