pionpionのノンジャンル気まぐれ日記 -28ページ目
<< 前のページへ最新 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28

【新作の詩】自然を守る

2010年3月27日の「千葉詩亭・第3回」にて発表した詩です。

==========================================================

自然を守る


草原の中に入っている人が一人
その手にはカメラ
一心不乱に撮影をしている
「柵の中に入らないで下さい!」という声が聞こえる
「確かに柵の中に入ることは良くない
 でもそんなことは気にしない
 もっと重要なことがある
 この花の何と美しい姿
 ただ奥の方に咲いているというだけで
 この勇姿を
 この生きる証を
 記録にとどめることができない
 そんなことがあってはならない」

人々の間を縫って歩く人が一人
その腕には腕章
絶え間なく周りを見渡している
「柵の中に入らないで下さい!」と彼は言う
「確かに記録にとどめることは大切だ
 でもそんなことは気にしない
 もっと重要なことがある
 目的の花に近づくために
 柵とその花の間にあるというだけで
 この花を
 この芽を
 その足で踏みつぶしてゆく
 そんなことがあってはならない」

柵のそばに咲く一輪の花
その色は黄色
朝からずっと人影に入っている
「柵の中に入らないで下さい!」という声が聞こえる
「私たちの仲間を踏みつぶして欲しくない
 でもそんなことは気にしない
 もっと重要なことがある
 『お願い!私に太陽の光を浴びさせて!  
  ずっと私の前に立っているから
  このままじゃ、一度もお日様の光を浴びられないの!
  ほんの少しでいいから、前を空けて!』」

柵のそばに立っている人が一人
その手にはカメラ
一心不乱に撮影をしている
「柵の中に入らないで下さい!」という声が聞こえる
「誰だってできるだけ近くで撮りたい
 でもそんなことは気にしない
 もっと重要なことがある
 ただ一時の勇姿を記録するために
 この美しい花々が
 この美しい風景が
 記憶の中だけのものになってゆく
 そんなことがあってはならない」

私たちは自然を思い通りに記録することができる
私たちは自然を思い通りに破壊することができる
でも
私たちは自然を思い通りには直せない

「自然を守りましょう」という言葉を思い出す
それは人間の下に自然があるということ
そうではない
だから

私たちは自然を守ることはできない

私たちは自然が持つ自らの回復力を助けることはできる
しかし私たちには自然を守ることはできない

私たちができることは
大いなる自然の、その自ら回復しようとする力を助け
その邪魔をしないということ
そう
今まではおおいに邪魔をしてきたのだ

だから
これからは自然の一員として生きよう

そんなことを考えながら
私は今日も草原のそばを歩く


==========================================================

もう少しお待ちを…

ばたばたと立て込んでおり、更新が遅れてしまいました。
浜離宮の鷹。
ららぽーと豊洲の花火。新宿都庁の先の風景。
今週からの知り合い行脚。
などなど、ネタはあるのですが調整に時間を取られてブログに手がまわりませぬ(ツィッターは更新できていますが)。
もうちょい、お待ちのほど…。

少しお待ちを…

1月3日はどうだったの?について掲載したいのですが、他のことで手が回らないので、少しお待ちください。

ええ、いつもとちょっと変わった1月3日でした。寒いし…

新年の過ごし方(1月2日編)

ども、おはこんばんちは(なんじゃそりゃ)。

まず、1月2日はAM1:00からAM3:00まで、半分寝ながらラジオの「オールナイトニッポン」を聞いたせいで、寝坊…というほどでもなく、9時に起床。

それはともかく、この日はこちらへ。


pionpionのノンジャンル気まぐれ日記-100102写美


ここ数年、1月2日は東京都写真美術館に行くのがお決まりコース。
なぜなら、無料開放だから!というのもあるのですが、1月3日だと都合が悪いということもあるのです。
なぜ?それは、1月3日編のブログをお楽しみに。

3フロアで別々の展示をしていましたが、どこもいつもより混んでました…といっても、人ごみで前の人にくっついて動く、というほどではないけれど、ざっといつもの1.5倍くらいかなあ。それも無料効果か。

16時から展示解説がありましたが、解説員を取り巻く10重の人…ざっと150人くらいでしょうか。そのフロアは熱気でムンムン。冷房も十分ではなく、バックヤードのドアを開けて、扇風機を回す始末。解説員も昨年の反省?を込めて、写真のそばで解説するスタイルを改め、パンフレットをもとに解説。

ところで、肝心の展示は、って? う~ん、あまり食指が動かなかったなあ…

元日、2日と「判で押したような」日々を送ってきましたが、1月3日は、「いつもとちょっと違う」過ごし方をします。明日のブログをお楽しみに。

新年の過ごし方(元日編)

あけましておめでとうございます。と同時に、このブログもオープンします。
よろしくお願いいたします。
さて、1月3日までは、私の新年の過ごし方を書いてみようと思っています。

まず、元日。
どこも行くところがないから、家でスポーツを見ながらゆっくりのんびり…は
昔の話で、都心では私の把握している限り2箇所だけですが

元日にオープンしている美術館がある

ということで、午後から行ってきました。

まずは東京国際フォーラム「相田みつを美術館」。

ここは、14年前の開館当初から年末年始は無休だそうで、
当日は館長による作品解説も行われました。

私は午後(15時から)の回に参加しましたが、そうねえ、50人くらいかなあ。
4重くらい人が取り巻いていて、まあ、すごいといえばすごい。

ところで、当日東京国際フォーラムは、3箇所しかオープンしていません。
・相田みつを美術館
・am/pm
・ロイヤルキャフェテリア(カフェ部門のみ、短縮営業)


pionpionのノンジャンル気まぐれ日記-TIF2010年末年始

ビックカメラで休憩した後(何故…?)、六本木にある森美術館へ。

中身は、「医学と芸術展」。いろいろ見ていくと、重いテーマですねえ。
ネタバレになってしまうのであまり書くのはやめますが、一度見てみると
いろいろ思うことはあると思いますよ…

でも、個人的には併催の「不平の合唱団」の方が面白かった。
11月13日、14日に東京で行われたそうで。
なんでこれに気付かなかったんだろう。
不平不満はいっぱいある。
歌いたかったなあ~。個人的には。
ということで、勢いで(?)そのブックレットを買ってしまった。

さて、最後に…


pionpionのノンジャンル気まぐれ日記-20100101六本木ヒルズ


<< 前のページへ最新 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28