マルマライ・トンネル完成のニュース
今朝(30日)の黒海です。
穏やかです。遠くの海が縞模様を描いています。
今朝のトルコの新聞はマルマライ・トンネルの完成のニュースがトップ記事です。
150年来の夢が実現したのですから、恒例の共和国記念式典とは意味が違います。
海底トンネル横断列車の出発前の写真が出ていました。
安倍首相、エルドアン首相の姿が見えます。
鉄道トンネルのほかには原子力発電所の建設が決まったことが記事になっていましたが、日本とトルコ間の航空便が増えることや、科学技術大学が設立されることなど両国間の決定事項は報道されていません。
少々残念です。
トルコ国内の交通網整備について面白い記事がありました。
道路整備も大切ですが広いトルコ国内の移動には飛行機が有効です。
従って、現在26か所ある飛行場を近いうちに50か所に増やすことを進めているというニュースです。
私にいるブランジャックからどこに移動するにしても自動車しか無く、しかも大きな町に行くには最低でも2時間はかかり、国内移動が簡単ではありません。
ブランジャックのあるギレスン県にも飛行場の計画があるそうです。
完成するとイスタンブールへ行くのが1日がかりでなくなるだけに歓迎です。
今度出来る原子力発電所は私がいるブランジャックから250kmほど西に行った黒海に面したスイノップと言う場所で、トルコとしては2か所目の原発です。トルコでも福島の原発事故は知られており、絶対安全に稼働してもらいたいものです。
因みに既存の原発はロシア製のものが稼働しています。
仕事の帰りにシミットを売っている屋台があったので買ってみました。
トルコで言うシミットとはいわゆるベーグルで、街のあちこちで売っています。
直径12cmほどで大半がごまを振ってあります。
味は表面についている油とゴマの風味だけの単調なものですが、一つ食べてみたらおなかがいっぱいになる重いスナックです。
トルコ共和国90周年行事
今朝(29日)の黒海です。
快晴の黒海で、海の縞模様が出来ていました。
朝食を食べ終わった30分後は景色が変わっていました。
雲の影かな?と思って空を見たが雲は無く、海の縞模様がいつの間にか変わっていました。
今日は90周年の記念行事があると思いTVをつけたらどのチャンネルでも画面の上の隅にトルコの国旗が翻っていました。
結局、夜までどのチャンネルでも画面には国旗は翻っています。
デジタル放送ではないので画面が鮮明ではありません。
トルコのTV局の放送は9時からで、まず大統領へのお祝いのあいさつから始まりました。
見ていただけでもギュール大統領は100名以上の招待客と握手をしており、手が感覚がなくなったのでは・・・
11時頃から1時頃まで首都アンカラのアタチュルクブンカセンターで祝賀行事でした。
また、トルコ全土で祝賀行事が開かれており、全国各地のイベントも放送されていました。
またどの国でも恒例の軍隊のパレードや戦闘機の編隊飛行などもありました。
場所によってはオーケストラの演奏が行われていました。
ブランジャックの町ではどうかな?と思い市役所周りを見に行きました。
市役所前にある建国の父、アタチュルクの銅像の前にはブランジャックの市の花輪が飾られていました。
小さな町ですのでそれ以外には特に変化は見られませんが、人出が多く町の人が大半出てきているのでは?と思うほどです。
安倍首相が参列したマルマレー・トンネルの開通祝賀式は4時から放映されました。
トルコの首脳陣は首都アンカラから飛行機でイスタンブールへ大至急移動したのでしょう。
前列左から2人目が安倍首相で、その右二人目がトルコのエルドアン首相でその横2人目がギュール大統領です。
エルドアン首相の前で、日本語のスピーチをされていました。英語ではありませんでした。
他国のVIPは英語だったので少々残念です。
オリンピックのことやトルコとの友好関係や、いずれこのトンネルをオリエント急行として新幹線車両が通れることを期待していることなどを話されていました。
その式典の後は、エルドアン首相などと海底横断車両の運転席の後ろに立ち、トンネル横断に出発されて行きました。
ところで安倍首相は日本との7時間の時差をどう解消されるのか?
時差ぼけを上手に解消されることを祈ります。
安倍首相トルコに来る
今朝(28日)の黒海は黒い海でなく、平穏な青い海でした。
職場に行ったらカウンターパートのマルキさんが来ていない。
彼は先週水曜日にお葬式で先週いっぱい休むということだったのだが、今日も休んでおり、打ち合わせができない。
仕方ないので果物の加工品の提案以外にも彼からは野菜の加工品の提案も欲しいということなので野菜を使ったドレッシングの提案書を書いていました。
お昼になったがおなかが空かないので仕事を続けていたら、同室のアーメット君が「それでは失礼します」と言って帰って行く。
気にせずに働いていると、今度は別室の職員が「今日はこれで終わりになり、鍵を掛けるから帰りなさい」と言ってくるが、英語がきちんと話せない職員なので理由を聞いても答えられないのでパソコンをしまって宿に帰ることにしました。
同室で働いているアーメット君はほとんど英語が話せないので日常会話は挨拶r程度で、説明のいる話ができないのが残念です。
そういえば職場で昼前に職員が国旗を掲げていて、昼過ぎには職場全体が静かになっている。
仕方なく帰るる途中、高校の壁に国旗と共和国建設の父アタチュルクの肖像画が掲げられていました。
明日は共和国建設90周年のお休みです。
その前日なので学校もお昼で終わっていました。
インターネットで明日のことを調べたら、明日の共和国記念の90周年とイスタンブールのボスボラス海峡に建設されたマルマレートンネルの開通式典のニュースが載っており、安倍首相のインタビュー記事も載っていました。
この写真はトルコ政府運輸省が発表した工事中のトンネル内部の写真です。
これは完成後の写真です。
上り下りは別のトンネルで、このような避難兼点検通路があります。
このトンネルはトルコの150年来の夢が実現したトンネルで、かつてフランス、イギリス、アメリカの建築家が提案したが実現できなかったトンネルで、このトンネルは日本の技術で出来た最高の建築物とのことです。
マグニチュード9にまで耐えられるということで地震が多いイスタンブールでは一番丈夫な建造物だということです。このトンネルが潰れる時はイスタンブールの町は全滅する時だと書かれています。
またこれによって中国とロンドンがこれで繋がるということでルーマニアの首相以外のもヨーロッパやコーカサスの国のVIP も式典に参列すると発表されています。ロンドン発北京行きのオリエント急行が本当に出来るといいですね。
総工費4.5億ドルとのことです。
この開通式典が明日開かれ、その式典に参加するために安倍首相がトルコ来たのです。
また日本の援助でトルコに理科系の大学を作ることも話し合われているとのことです。
このようなVIPが来訪する場合、ブータンなら小さい国で在留邦人も少ないので、在留邦人が呼ばれてVIP との夕食会が開かれるものですが、イスタンブールには日系企業が多い上、式典の開かれるイスタンブールから私のいるブランジャックは1000kmほどあり、万が一呼ばれてもとても行ける距離でもなく、式典も見ることが出来ないのが残念です。
それでもこれがトルコとの友好関係が強化される一つのきっかけでもあり、うれしい限りです。
今日は平日なので泊まっているホテルの食堂が営業していたので昼食を頂きました。
これで5リラ(250円)です。
街中のレストランやロカンタで食べれば倍はするでしょう。
野菜サラダが付いていることと、インゲン豆のヨーグルト和えがうれしいですね。
トルコのプレーンヨーグルト
今日(27日)朝から冬時間に変更です。
10月の最終の日曜日から3月の最終日曜日の午前零時までは冬時間で、夏時間より1時間遅れます。従って今日からは日本との時差が7時間となり、日本の正午がこちらでは未明の午前5時になります。
今朝の黒海です。
街中を一通り回ったので今日は町の裏山に上ってみいました。
私の泊まっているホテルの近所でも、薪を切る電動ノコギリの音が聞こえます。
黒海に面したトルコの東北部の町はどこも山が迫っていて街は海岸線に広がっているものの、奥行きが無くちょっと歩くと直ぐ山になります。
家並みが消えるとすぐヘーゼルナッツの畑になります。こんな風景がどこまでも続きます。
牛の首に付けるカウベルの音がするのでヘーゼルナッツの畑を覗いたら、乳牛が畑の草を食べています。
畑の草取りは牛がやってくれます。また、牛の糞は畑の肥料になり、牛の乳は牛乳だけでなくヨーグルトやチーズになります。そういえばトルコはヨーグルト発祥の地なのです。
統計を見ていると、このあたりの農家は乳牛を何頭かを飼っています。
一挙両得です。
1時間ほど山に登ったもののいい景色に出会いません。
景色のいい場所を探して民家に通じる細い道を歩いていくと見晴らしのいい場所がありました。
どんな田舎にもイスラム教にモスクがあります。
建物の外壁は大半が煉瓦でできています。
黒海に一寸だけ突き出た埠頭が見えます。
この埠頭から昨日は写真を撮りました。
一見大きな町に見えますが、海から山まで2~300m位しか無く、山に向かいアパートが作られようとしています。
今日は待望のプレーンヨーグルトを買って味を比較してみました。
買った3つのブランドはどれも2kg入りまであり、それぞれ大きく陳列されており、陳列スペースの幅に違いは無く、ほぼ同等に扱われています。
私が買ったのは3つとも500g入りで、2つは2リラで一つは1.9リラで価格では大きな変化はありません。
下の写真左はフランスのダノン社の製品で、他はトルコの会社の製品です。
表示はナチュラルヨーグルトで違いは無く、当然無糖です。
ヨーグルト菌についてはどれも表示がありません。
トルコはヨーグロと発祥の地だけに、ダノン社のものも他社のものも味に違いはありませんでした。
酸味は日本のものより弱いようです。
大きな違いが無く、比較テストは余り意味がありませんでした。
ミーハーなトルコの若い娘
今朝(26日)の黒海です。
昨日と違い漁船が全く見えない、海面の色の変化もな無い、波の無い穏やかな海です。
暖かい日差しなので、海岸沿いのベンチは家族連れですべて埋まっています。
ここでは屋外で家族が楽しげにしています。
桟橋からブランジャックの町を見るとこんな感じです。
写真では見えませんが写真左端あたりがバスターミナル(オトガル)になります。
鉄道がないのでバスが貴重な遠方への移動手段です。
右に立っている人の先が私が泊まっている「先生の家」と言う「オーレットメン・エビ」ホテルです。
従って職場まで遠く、歩くと20分はかかってしまいます。
街を左から右の順番に撮ってみましたが逆光で後半は見えにくくなっていました。
公園の横を通っていたら、公園のブランコで遊んでいた若い3人の女性が「何人?」と聞いてきたので「日本人だよ」と答えると、キャーと言って走ってきて「写真を一緒にとっていいですか?」と聞いてきたのでOKして一緒に写真を撮りました。
イスラムの国なので若い女性にカメラを向けるのを遠慮していたが、ミーハーな女性はトルコにもいるわけで、トルコの日曜日夜7時からの有名なTV番組「デイ&ナイト」に出演した日本人と言うことで寄ってきたのです。
其れでなければ見ず知らずの外国人のおじさんに話しかけるわけがありません。
多少英語が話せるらしく、「トルコ語は話せるか?」とか「どこで何をしてるのか?」など聞いてくる。
それでも写真を撮り終えるとさっさと公園に戻っていきました。
今までここでは英語が全く通じなかったので、この田舎でも英語が話せるトルコ人もいるものだと感心した次第です。
オリエント急行
今朝(25日)の黒海です。
この1週間以上漁船が集まったことは無く、今朝は10艘以上の漁船が集まっています。
魚の群れを追って集まっているのでしょう。
職場の机の上のカメラを置いていたら、職場の同僚フセインが写真を撮ってあげるとカメラのシャッターを切りました。
卓上のパソコンは職場と宿舎とを毎日カバンに入れ持ち運んでいます。
職場近所の小学校で国旗の掲揚と国歌の斉唱をしていました。
子供を整列させるのですが、なかなか言うことを聞きません。どこでも子供は同じです。
それが終わると父兄と一緒に子供は帰宅します。
母親が多いのですが、父親や祖父母や兄や姉も迎えに来ています。
今日のこちらの新聞のインターネット版いこんな写真が載っていました。
イスタンブールのアジア側とヨーロッパ側を渡しているボスボラス大橋にライテングで「マルマライ・トンネルが29日開通」と表示されたということです。
「マルマライ・トンネル」とはイスタンブールのアジア側とヨーロッパ側をつなぐ海底トンネルで、海面下60mを通すトンネルで列車が通ります。この橋は日本のODAで行われ、大成建設が工事を請け負ったトンネルです。
黒海とエーゲ海を結ぶ海峡で潮の流れが激しく、簡単な工事ではなかったように報じられています。
これが完成すると、トルコとアゼルバイジャンとグルジアとを結ぶ鉄道も完成したので、ロンドンから中国まで列車が通うことができるとのことです。
線路が繋がったたからと言ってスンナリ長距離列車が走るとは思いませんが、このトンネルが完成すれば、「オリエント急行」がロンドンと北京を結ぶ可能性大です。
いつかは実現してほしいものです。
トンネルが開通する29日はトルコの建国記念日でお休みです。
開通記念行事は大統領や首相が参列すると発表されています。
阿部首相も来るのでしょうか。
トルコのトイレ考
今朝(24日)の黒海です。
いろいろな顔を持った海です。
トルコの学校は敷地が狭く、運動場と呼べる広さの校庭は無く、バスケットボールをする程度の狭い校庭です。また、イスラム教では従来女性の教育はされていなかったものの、女子にも教育を受けさせるようになり生徒数が倍増したからでしょう、生徒数に対し教室が足りりません。従って、このブランジャックの小学校も午前と午後の2部制です。
このような光景を見ていると香港の学校とよく似ています。狭い校庭と2部制の授業は香港も同じです。
5時過ぎに仕事から帰る途中に横を通るこの学校では親が学校まで子供を迎えに来ています。
凄くにぎやかな校庭風景です。
最近胃にやさしい食べ物を探していたところ、「レンズマメのスープ(メルジメック・チョルパス)に野菜サラダ(サラタス)がいいよ」と聞き早速いつも行くロカンタで注文しました。
小さな米粒のような豆をトマトソースで煮込んだスープと、玉ねぎと人参とサラダ菜のサラダです。スープには1/4切れのレモンをかけ、スープにはオリーブオイルとレモン1/4切れをかけて食べます。ドレッシングなどは一部高級レストランでしか見るlことはありません。
これに食べ放題のフランスパン風のエキメッキというパンが付きます。エキメッキは外はフランスパン風ですが中はもちもちの柔らかい食パン風で食べやすいのです。
メルジメッキ・チョルパスと言うスープはトルコでは一番人気のスープらしくどの店も必ずあります。確かにおいしいスープで、パンをこれに浸して食べるとパンがどれだけでも食べられます。
但し、サラダにオリーブオイルとレモン汁だけではドレッシングの味に慣れた日本人としては物足りなく感じます。
食事を終ろうとしていたら、店の主人がコメのプリン(シュトラッチ)を「サービスだ」と言って持ってきてくれました。昨日のロカンタと違う店ですが同じようなサービスでびっくりです。
週に2~3回通っていて、あまりいいものを注文しない外国人だから可哀想だと思ってサービスしてくれたのでしょう。
支払うとき「幾ら?」と聞くと「3リラ」とのこと。スープに野菜サラダとパンが付いてたったの150円程です。
ホントかなと思ったがそれでいいというのでお言葉に甘えてしまいました。
どこのロカンタでも親切にしてもらえて幸せです。
トルコのトイレについていろいろ日本との文化の違いを感じました。
男子トイレの便器です。非常に高い位置に取り付けてあり、私(身長176cm)でも背を伸ばしていないと便器に届きません。
背の低い人は背伸びして用を足しています。
便器が低い所にあるとこぼすからなんですね。高い所にあれば一所懸命に便器の中に用を足すわけで、こぼしたらその分は自分のズボンにかかってしまいます。
便器が高い所にあることは合理的な判断なのです。
私のいるホテルなどの便器はは洋式ですが、一般的にはこのような職場の便器と同じでかがむ方式です。
日本では奥に向かってしゃがむのですが、トルコでは手前を向いてしゃがみます。
それで奥に開いている穴に向かい便を命中させないといけません。
水は出るのですが、タンク式の水では無く、水道水が流れるだけですので水流が弱く、綺麗に流れません。従って、命中できなかった場合は写真右手前にある手桶に水をため、それで流さないといけません。よく見ていると日本の和式のトイレよりこのほうが便器が綺麗に維持されます。
また手前を向いて用をたすのも、後ろを向いて屈んでいて襲われたらひとたまりもありませんが、手前を向いていれば誰かが来たら気が付くわけで、安全上このほうがいいと考えられます。
物事はそれなりに歴史と理由があるということでしょう。
トルコの田舎町の景色
いつもと変わらない穏やかな海です。
仕事から帰る途中で一人で薪を下している奥さんがいたので写真を撮っていたら、奥さんが何かをわめいていました。
そうしたら近所にいた別の奥さんが「日本人だよ」と言ったとたん、笑顔を見せました。
私が日本人であることが知られているのです。狭い田舎町で外国人がいることは珍しく、噂は早く伝わるのでしょう。
この薪は週末には斧でストーブ用の薪に割られます。
街の商店や事務所の入り口にこんな網目の穴が見られます。
こちらに来た時は不思議でしたがようやく理由がわかってきました。
まず、店や事務所に入るときに靴底に付いた泥などを落とす役目があります。
この店はちょうど網目が開けあれ、荷物が運び込まれていました。
荷物を運んでいるときは従業員は其れに掛かり切りになり店は開けておれないし、事務所などは応対できないから入り口に穴をあけていることが合理的なのです。
発想の違いを感じます。
いつも通りながら綺麗な陳列で圧倒されているスーパーの入り口です。
目線の上まで商品がカラーコントロールされ陳列されています。
お客さんはどのスーパーもばら売りで入り口に立っている従業員が秤で量って値段シールを貼ってくれます。大量に陳列しているので不良品が多くあり、綿密に商品を見て買い物することが必要です。
中は普通のスーパーです。
レジは中にあり、中に並んでいる他の商品と一緒に精算します。
夕食は昨日酔い冷ましにスープを飲んだロカンタへ行きました。
店の親父さんが歓迎してくれて、こんなものを出してくれました。
シュトラチというお米のプリンだそうで、中は米粒が牛乳と砂糖で煮込まれ、上にカラメルと黄粉のような豆を炒った後に粉にしたものをかけてあります。
トルコのデザートはアメリカのデザートに似てとっても甘くて閉口するのですが、これは甘さも日本人向きで甘さが程々です。
お米のプリンはいけますね。
順調な一日
昨日の黒海です。
快晴なのでよけい海が黒く感じます。
仕事を終えるときに、マリキさんが今から「同僚と飲みに行くけど一緒に行きますか?」と聞いてきたので「喜んで行くよ」と答え、その同僚の車で出発。
飲酒運転は問題ないとのことです。
途中その同僚の甥っ子を迎えに行き、4人でブランジャックの町の中心部にある居酒屋で飲むことになりました。びルの二階にあるカッパドキアの洞窟の家のような内装の居酒屋でした。
その同僚の甥っ子はイスタンブールから遊びに来ていたところで、父が経営しているファスナーの工場で働いているとのこと。
英語がだいぶ話せるので会話が弾み、面白い飲み会になりました。
トルコでは大学でも英語を習う機会がないので農業省のエリートでも英語が話せません。
余談ですが、これではダメとのことで先日トルコのエルドアン首相が民主化推進の一環として、外国語での教育を推進していくと発表していました。有り難いですね。外国人にとって、世界共通語は英語やフランス語やスペイン語なのですから、ECに加盟して国際化を進めるトルコにとって外国語教育は不可欠と思います。
そのファスナー工場は従業員が50名ほどいる中堅の工場で、その製品はYKKの製品(YKKはトルコにも工場があるそうです)に負けない品質なのだが、YKKの半分の価格でしか売れない、と嘆いていました。ズボン、スカート、カバン、靴などのファスナーで、多品種作っているとのこと。
「YKKに負けない品質を維持していけば安いのだからきっと仕事はうまくいくよ」との結論でした。
写真がぼけていますが、私の隣がファスナー工場の息子フェレエル君です。
彼はシンガポール、香港、広東などに行ったことはあるが日本は行ってないとのことでした。カウンターパートのマリキさんは24日間JICAの研修で筑波や東京に行ったことがあるそうです。
中ジョッキで皆4~5杯飲んでしまいました。私がこれだけ飲んだのも何年振りかです。つまみはなんとピーナッツとヘーゼルナッツだけでです。
本場のヘーゼルナッツはやはりおいしいですね。
飲み終えて帰るのかな?と思っていたら、二次会はスープで酔い冷ましだという。
トルコ人はスープが大好きでロカンタでも何種類かのスープが必ずあります。
スープのおいしい店へ行こうということで居酒屋の近くにあるお店に行きました。
店の主人と記念撮影です。舌を出しているところであまりいい写真ではありません。
トマトスープにクリームがかかり、そこへ酢やオリーブオイルやタイムや唐辛子をかけて食べるのですが、この味がトルコ人の皆が好む味だとのことで「おいしいか?」と聞かれるので「おいしいよ」としか答えられません。
トルコ人3人はおいしそうに飲んでいます。そこではまずとは言えません。
味覚の違いを感じました。
それでも、このお店の主人とも知り合いになれたので、夕食を食べる店が増え、一つ成果がありました。
嬉しい話
昨日の黒海です。
写真では青い海に見えますが、岸辺から黒い海で、今までで一番海岸端より黒く見える海です。
夕べブログを書き込もうとしたらアメーバのブログが機械メンテナンスでブログが書き込めず、朝書き込んでいます。
毎月突然予告も無くメンテナンスされるので、時差のあるトルコでは日本時間AM2時から8時の機械メンテナンス時間はこちらでは夜間8時からで不便ですね。
昼食で出かけた折に見かけた光景です。
今日開かれる野菜の市の準備を八百屋さんがしていました。
ねぎは下仁田ねぎのような太さでとても長く、日本の倍ほど長さです。
ニンニクの山です。ニンニクは日本のものと比べ半分ほどの大きさですが、20個程度の縛りで販売します。
使用量が半端じゃないようです。
野菜の写真を撮っていたら八百屋の親父さんが俺たちも写真を採れとせがむ煮で撮りました。
なかなか人懐っこい人でした。
夕方、仕事を終え宿へ帰るときにホテルの近所の古びたロカンタ(軽食屋)を見つけました。
何度も前を通っていたのですが間口3mほどの古びた小さな店だったので見過ごしていました。
店頭に並んでいる出来上がりの料理を見ていたら野菜の料理がありました。
このところどのロカンタに行っても肉料理が多く、野菜料理が少なく、便秘気味でしたので野菜料理につられ入ってみました。
特に変わった料理ではありませんが、和食に近い料理を選んで食べました。
食べ終わり、料金を払おうとして「幾ら?」と聞くと「いらない」という。
何度も押し問答をしたが受け取らない。
何度か私を見かけ、初めて来てくれた外国人だからいいという。
更に、「食後はお茶がいいかコーヒーがいいか?」とまで聞いてくる。
「それではお茶を下さい」と言うと、お茶屋さんへ出前を頼んでくれる。
運んでくれたお茶屋の若い人にいは親父さんが50クルシュ(25円ほど)払っている。
これらすべてタダです。
信じられません。
現物と違うと言うと若いころの写真だと言いました。
シャヒン・ウーナルさんと言います。
狐につままれたような、嬉しくなる夕食でした。