ギレスン博物館 | ピンさんのブータンとトルコ田舎生活日記

ギレスン博物館

今朝・17日の黒海です。


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今日も雨です。北の方角は大雨のようで、数キロ先は雨で海も空も白くなっています。


それでも部屋にいてもすることが無く、雨が止んだのを見届けてギレスンの町にある博物館に行きました。


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ミニバスの停留所に行き、ギレスン行きか聞こうとしたら、運転手が「ギレスン」と大声で叫ぶので職場で聞いていた運賃2.5リラ払うと運転手が25クルシュを返してくれます。2.25リラ(110円ほど)でした。職場の人はミニバスの運賃を知らないようです。


バスは定員の15名にならずに出発しましたが、途中で道路脇で手を上げればバスは停まるので途中で20名の乗客になりました。

初めてミニバスに一人で乗ったので、他の人の様子を見るのが楽しみでした。

若い娘さんはスカーフをしていませんが、おばさんは9割がたスカーフを頭から巻いています。

車がまだ普及していないので若い男性客も多く乗っています。

途中から女性が乗ってきたら、女性と相席になっていた男性は席を立ち、乗ってきた女性に席を譲っていました。なかなかマナーがいいようです。


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15分ほどでギレスンの町の中心に到着しいました。時計台の温度表示が11度になっていました。


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以前前を通ったことがあるバーガーキングで昼食です。

久しぶりにハンバーガーを食べることが出来ました。
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セットで8.95リラです。日本円にして450円弱です。これは日曜割引料金で、平日は2リラ高くなっています。トルコのファストフードとしては高いですね。

従って客席は30席ほどあるのですが客は10名ほどで少々寂しいお店です。

ここからうろ覚えの地図を思い出しながら博物館を目指しましたが、一向に博物館に到着しません。

「博物館へ行きたいのですが」と町の人に何度も聞きながらやっとたどり着きました。


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たどり着くころには雨が降り出しました。傘を持ってきて助かりました。

この博物館はもともとはギリシャ正教の建物で、現在は博物館に転用されています。

入場料3リラを払い中に入りました。雨のせいか、私が見学している間は私だけの博物館でした。


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中に入ると高い天井の空間ですが、キリスト教の祭壇やステンドグラスはありません。

イスラム教徒が中を変えたのでしょう。


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天井中部のドームの中だけにキリストの像が残っていました。

へこんでいる部分なので消せなかったのでしょうか。



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紀元前の遺跡から発見された土器や、矢じりなどの出土品から、ギリシャローマ時代、オスマントルコ時代の道具や衣服などが展示されています。


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ローマ時代の宝飾品です。


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オスマントルコ時代の楽器です。


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オスマントルコ時代の銃です。手前右の拳銃は現代の銃のデザインの基になっています。


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イスラム教の聖典と数珠ですが年代がわかりません。

トルコは今はローマ字を使っていますが、昔はアラビア文字を使っていたことの証明です。


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コインも時代ごとに分けられ綺麗に展示されています。

ローマ時代とオスマントルコの時代のコインは輝いていました。



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博物館の裏手には地下貯蔵庫がありました。

ギリシャ正教時代はここで採れるブドウでワインを作っていたようです。

博物館の本だとか絵葉書があれば買おうかと思いましたが、それらのものは売っていませんでした。残念です。

それでも、一寸だけギレスンの歴史を知ることが出来ました。


ゆっくり見ていたら雨がひどくなり、ギレスン城(砦)も行こうと思っていましたが、仕方なくそのままブランジャックへ帰ることにしました。


晴れた日にギレスン城に登り、景色を楽しみたいと思っています。