故 三浦春馬さん主演のドラマ

『僕のいた時間』をTVerで視聴しました。


【ドラマのネタバレあります】


2014年のドラマ放映時、リアルタイムで途中まで視聴していて、間が抜けて最終回だけ見届けるという見方をしてなんだか消化不良だった作品です。



今回観ていて、驚いたのは、三浦春馬さんの弟役の野村周平さんの役所。


ドラマ前半は医学部生であることを鼻にかけて、医学部に入学できなかった兄を見下すような感じだったのですが、


その発言は発達凸凹である為という展開でした。


嫌な奴だと思っていたけど、ドラマの中盤にこんな展開があったとは。



上手くコミュニケーションが取れなかったり、


場の雰囲気を読むことが苦手で周りを困惑させてしまったり、


相手の反応に関わりなく自分の話ばかりしてしまったり、


相手が不快に感じるような言わなくていいことをストレートに口にしてしまったり、


それ故周りと上手く付き合えず自信をなくして、不安が募り大学に通えなくなってしまう、


そんな子でした。


二次障害を起こしてしまう直前までいっていたけれど、彼は両親や兄が寄り添ってくれました。


本人も「自信がない」「変なこと言っていたら教えて欲しい」など、とても素直。


凸凹していても、こんなに素直な子であるなら、周りに憎まれず上手く生きていけるのかなと思います。



一方で、子どもの頃にもっと癇癪とか特性が濃く出ていたんじゃないのかな?とも思いますし、


あんなに余計なこと言ってるなら、対人トラブル必至だよね??親が解決できるレベルなのかな?とか、


若干拗らせてしまったもう大学生になっている子が、あんなに素直に周りからのアドバイスをきけるのかな?とも思います。


ドラマゆえの、またストーリーの本筋ではないということもあり、部分的な描写なのは仕方ないのですが…。



10年近く前の作品に、発達障害の人を描写したドラマがあったのだなと知ることができ、新鮮だったというか、驚きました。



わが子には素直さを持って成長して欲しい。


そして、

世間の方には発達障害の特性を理解してもらえると嬉しい。


そう思います。