息子との鹿児島の南の旅 | 凛として生きる「女性らしく今を大切に」

凛として生きる「女性らしく今を大切に」

子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫、卵巣腫瘍、子宮腺筋症、ポリープなどの婦人病を抱える病と向き合いながら体調管理や、女性として凛として生きて行く日々を綴った50代女性起業家のブログです。

最近、やや元気を失っていた息子。
 
万世特攻平和祈念会館の中では
動画の前から動かなかった。
 
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海へ連れて行った時も初めは
 
「泳ぐ気はないよ。」
 
そう言っていたけれど
私の後ろ姿を撮影してって頼んで
元気な姿を見せたら…
 
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吹き出して、笑ってくれて。
 
そこから…
 
「ヨシっ、泳ぐかっ!!」
 
元気を見せてくれて良かった。
 
海の帰り道の車の中で
息子がボソッと話したんだよね。
 
「俺は、この足が動かなくて
諦めたことがいっぱいあるし。」
 
息子はね、
生まれた時から左半身に
片マヒがあったの。
 
1歳半を過ぎて、
歩くときに左足を引きずっていて。
 
病院に連れて行って検査したら…
 
小さな点の脳内出血が
右の脳の中に見つかった。
 
何枚も何枚も撮影した画像のうち、
たった2枚にだけ写った小さな点。
 
“たったこれだけのことで?”
 
その時の気持ちは
今でも忘れられない。
 
それから7歳になるまで
毎日、毎日、息子を連れて
リハビリに通った。
 
毎日、息子は泣いたけれど
心を鬼にして連れて行った。
 
リハビリの先生が言ったの。
 
“普通はね、
出来ないことを練習して
努力したら出来るようになるんです。
だけどね、障害ってね
出来ないことは出来ないままなんです。
そんな感覚がいつか彼を苦しめる時が
くるかもしれません。
その時はできないことに目を向けず
出来ることに目を向けるように
サポートしてあげてください。”
 
その後も教えてくれました。
 
リハビリは、
出来ないことを出来るように
行うのではなく。
 
脳内の出来ない回路を補うための
新たに出来る回路を作るために
何度も刺激するのだと。
 
“何も感じられない部分は
ずっと何も感じられないままなんですよ。
それを知り悟る時が来ます。
その時は、支えが必要です。”
 
当時は諦めきれなくて
そんな息子と一緒にリハビリに
通い続けていました。
 
7歳になったとき、
リハビリは卒業となりました。
 
障害の級はつかないとのことで
普通の生活の中で、普通の学校へ
通わせることに決まったからです。
 
いろいろありました。
 
息子は昨年20歳を迎えて
無事に成人してくれました。
 
何も言わなければ
彼が左半身に障害を抱えていることは
ほぼ、誰も気づかないと思います。
 
それでも息子は感じてきた。
 
自分には
出来ないことがあるということ。
 
それを感じる事がどれほど
人の意欲を奪うことか…
 
コーチングコーチをしている私には
嫌というほど分かっています。
 
息子が抱えてきたことが、
初めて彼の口から
言葉になって出てきました。
 
いよいよ、
そんな時期が来たのだと
身が引き締まる想いでした。
 
ゆっくりゆっくり
息子と話をしながら帰りました。
 
そして、
ひとつひとつ伝えたことは…
 
人には必ず
課題があるのだということ。
 
そしてそれは、
体に障害があってもなくても
誰ひとりとして何もない人はいないということ。
 
自分がいただいた課題は
自分なりに解決する方法を
見つける必要があるということ。
 
課題はひとつではなくて
後からいくらでも出てくること。
 
どんなに逃げても後回しにしても
自分が答えを出さない限りは
ずっと課題として残り続けること。
 
自分に与えられたものは
自分が答えを出すしかないこと…
 
“出来ないことに
目を向けるのではなく
出来ることで未来を拓くんだよ。”
 
母親として、私が出来ることは…
 
彼が一人でも生きていけるチカラを
彼自身が養う道へ背中を押すこと。
 
あとは信じるのみ。
 
伝えたことは、正しかったのか
間違っていたのかは分かりません。
 
ただ帰ってきてすぐに
彼はリハビリを始めた。
 
そして今朝は、
彼から誘われたんですよ。
 
「滝に行かない?」
 
『いいよ、行こうか(^^)』
 
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滝を見たあとは
険しい山道を歩いてのぼる
鹿児島最南端の展望台へ行きました。
 
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そのときわかったことがある。
 
行き道は
道が整っているところを選び
とても歩きやすかった。
 
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そして、
景色はあまり変わらずに
途中でつまらなくなったの。
 
道も安定させる分長くなっていて
時間も長く感じられた。
 
でもね。
 
帰り道はその道は止めたの。
 
見るからに過酷そうな道を選び
アップダウンの勾配を行くと…
 
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確かに苦境だったけれど
景色も変わり面白かったの。
 
汗もかき、息も上がって
しんどくもなったけれど
その道には神も祀られていた。
 
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景色があった場所は
頂上で観た景色よりも
断然美しい景色のある場所で。
 
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そしてその道は
驚くほど駐車場には近道だった。
 
途中で何度も感じたことは
 
「なんてラッキーなんだろう!」
 
ということ。
 
挫けそうなときには神に出会い
 
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神秘の美しい景色のご褒美をいただき
うんと早く近道だったから…
 
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とても面白い道でした。
 
ワクワクしました。
 
そして気付いたの。
 
私はいつも平坦な道よりも
苦境ある道に惹かれて来たことに。
 
誰も行かないような
苦境そうな道の入り口を見つけると…
 
怖いことや苦しいことよりも
その先に何があるのか知りたくなる。
 
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だからやはり、
その道に入ってしまう。
 
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そしてその道にこそ
神のような存在がいて励まされたり
感動する美しい景色を目にしたり
驚くほど近道だった。
 
その間はずっとひとり。
 
でも怖さや不安や迷いよりも
この先に何があるのかを
確かめたい一心でしかなかった。
 
私はそういう道を見つけると
迷わずその道を選んで
その先を確かめに行くヒトなんだと…
 
自分がよく分かったの。
 
先に到着していた息子と
合流して初めに伝えたことは
 
“やっぱり苦境の方が楽しいよ!(^^)
行けるところまで行った方がいい♪
ワクワクしたよ(^^)”
 
「はぁ??(笑)
一時間も帰って来ないから
何やっているのかと思ったら…(笑)」
 
今日の帰り道は
昨日よりずっとたくさんの話をした。
 
そして。
 
今夜も家に帰ってから
私がシャワーを浴びて出てきたら…
 
息子は黙々とリハビリをしていた。
 
何を伝えることが正解で
何が間違いなのかは分からない。
 
ただ、そのキッカケを
正解に変えることや
間違いにすることは出来ると思う。
 
それは自分次第…
 
息子にとって私は
厳しい母親なのかもしれない。
 
それでも。
 
息子が自分で考えて出した答えを。
 
意欲を持って動き始めたことを。
 
心より嬉しく思います。
 
大切なことはいつだってシンプル。
どうぞ今をたいせつに。
 
ライフデザインコーチ
松本美智子
 

 

 

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