三月になってずいぶん経つのにブログはまだ二月です('◇')ゞ

用事で遠くに行ったり、だらだらしたり(-_-メ)

 

この日は良いお芝居があるというので行きました。

舞踊ショー始まり、お芝居終わり、のスケジュールです。

 

第一部 舞踊ショー

 

舞  桜  未来  京花  詩音  かな

 

 

 

 

長谷川愁さん

 

 

 

 

 

長谷川大河

小学二年生(^O^)

 

面踊りですがな

 

 

兄ちゃんの鬘じゃありませんか(^O^)

 

 

愛京花総座長

 

 

 

 

長谷川乱之助副座長

 

 

 

 

きれいねえ♡♡♡

 

 

 

京未来若座長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲスト   長谷川桜さん

 

 

 

 

 

 

ゲスト   藤乃かなさん

 

 

 

 

 

 

 

愛京花総座長

 

 

 

 

長谷川一馬若座長

 

 

人気、実力、ともに備わっています(#^.^#)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛京花総座長

 

  未来     乱之助     一馬    舞 

 

 

 

 

 

長谷川武弥座長

 

 

愛京花総座長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一馬    京花

 

 

 

乱之助   愁   京花   桜   舞

一馬   詩音   未来

 

 

 

お芝居 三人吉三

 

河竹黙阿弥作の因縁が巡り巡る、ややこしい話です。

 

お店ものの十三郎(長谷川一馬)が川沿いに来て、落とした百両入りの財布を探し見つからないので死のうとする。それを伝吉(長谷川武弥)という男が助け、家に連れて帰ってやった。

 

誰もいなくなった川沿いにおとせという娘(京詩音)が来る。娘は昨夜お店ものに買われた娼妓だった。昨夜、財布を落とした男を可哀想に思って、渡してあげようと男を探していたのだ。そこへ大店の娘と思しき娘(藤乃かな)が来る。優し気にふるまうが、いきなり胸に入れた財布を横取りし、娘を川に蹴落とす。その娘は実は男でお嬢吉三という名うての悪党だった。

通りがかりの男(長谷川愁)は、お嬢吉三に脅かされ刀を落として逃げて行った。お嬢吉三は、思いがけなく手に入る百両、とうそぶき、金も刀も手に入れてご機嫌だった。そこへその金を貸してくれ、と申し出る男が。元は侍の男(愛京花)、お坊吉三。お坊吉三は将軍家拝領の刀を無くした、とのことで親は切腹、家は断絶してしまい、刀を探す日々だった。お嬢吉三は断り、争う。そこへ割って入ったのが和尚吉三(長谷川桜)。その三人はお互い気っぷを気に入り、義兄弟になる。和尚吉三は、刀と百両を預かる。

 

場面は変わり、翌日、お店ものを助けた伝吉の家。実は、春を売る女達を送り出していた。自分の娘にも同じことをさせていたが、昨日から帰って来ないので心配していた。そこへ、一人の商人、八百屋九兵衛(長谷川乱之助)に連れられて娘おとせが帰って来た。川に落とされた娘を助けてくれたのだが、家へ入ると、奥からお店ものの十三郎が出て来て、あ、お父つぁん、と。実は父親だった。伝吉と久兵衛は話し出す。十三郎とおとせは奥で休もう、と引っ込む。実は二人会った時から恋に落ちていたのだ。

 

久兵衛は、男の子を持ったが、女の子の恰好をさせて育てた。五才の時に行くえが分からなくなった。寺で男の子を拾い代わりに育てた、それが十三郎です、と。

伝吉には男女の双子の子が生まれたが、双子は当時忌むことがあり、寺に男の子を捨て、女の子だけ手元に置いた、と話すうちに伝吉には思い当たることが多々出て来る。

 

久兵衛が帰ったあと、考えを進め、独白する。

寺に捨てた子は自分の息子、ということは、仲を深めてるおとせと十三郎は双子のきょうだい。畜生道に落ちているではないか。

伝吉はその昔泥棒で、侍屋敷に入った時に将軍家拝領の庚申丸という刀を盗み、犬を切り殺してしまい、その犬の祟りにより、それからというものは我が悪事が祟り、悪いことばかり起きる、と。伝吉は わが身を呪い、来し方を後悔する。それを聞いていたのが、忍び込んだ和尚吉三、伝吉の息子だったのだ。

 

和尚吉三は、捕り方から逃げて来たお坊吉三とお嬢吉三を匿うが、、十三郎とおとせの首を落とし、それをお嬢吉三とお坊吉三の代わりにして少しでも時間を稼ごうと言う。和尚吉三にすれば、黙って死なせることにより、畜生道に陥った、と自覚せずに二人を救おう、という目論見だったのだ。

大立ち回りのあと、三人は互いの胸を刺し、はかなくなっていく。

 

 

アンコールより

 

久兵衛(乱之助)  捕り方(愁  未来  舞) 伝吉(武弥)

おとせ(詩音) 十三郎(一馬)

 

 

 

 

 

 

 

和尚吉三(長谷川桜)

 

 

 

 

お嬢吉三(藤乃かな)

 

 

 

お坊吉三(愛京花)

 

終幕

 

 

聞いたことのあるセリフがいくつもリズミカルな口跡で出て来ました。

古典的なセリフも多かったです。

他劇団や前進座の歌舞伎などでも見ましたが、今回、武弥座長の存在がとても大きかったです。他では、伝吉は脇役でした。ですが、今回、主役は伝吉なんだ、と思いました。回し役であり、物語の端緒を作った人物、と。

それを際立たせた武弥座長、素晴らしかったです。