私は彼と過ごした時間を思い返しながら家路に着いた。
頭の中はすっかり彼のことばかりの私の目にカレが映った。
ハッとしたけど平静を装った。
「ただいま」
「お帰り。遅かったね」
私は疲れたからとお風呂に入った。
カレはお風呂から出た私にやけにまとわりついてきた。
・・・なんでだろう?男の勘なのかな・・・
ここ2ヶ月程、彼を好きになってからカレとの生活時間をずらし、なるべく触れられないようにしてきた。
カレもゲームに夢中で私のことなんか省みなかったはずなのに今日に限って・・・
私は思わず「やだ!」
カレの体調がいまいちだったのでなんとか今回は逃れることが出来た。
でも次の機会は・・・?
いつまで拒み続けることが出来るんだろうか・・・そういえば今まで一度も拒んだことがなかった。
拒むことはものすごく不自然だ・・・
さっきまでとても満たされていて幸せな気分だったけど一気に現実に戻された。
あれは夢だったのかな・・・
前に彼が私とカレのsexは嫌だけどしょうがないと言っていた。
私は今日この瞬間まで考えていなかった事、考えることを避けていたことを思った。
カレと別れよう。
彼に触れられた後もう他の人に触れられるのは嫌だった。
それがたとえ長年馴染んできたカレでさえも。
別れた後のことなんかは考えられなかったけど、とにかく彼以外に触られたくないと思った。