今回は、意外なにせものの空腹感についてです。
今回紹介する意外なにせものの空腹感は、かなり多くの人がまったく気づかないまま苦しめられていると思います。
私もこれにはかなり苦しめられていたと思います。気づいたら、「あ、こいつだったのか。なめたまねをしやがって・・・ もう、2度とだまされないからな」って思いました。
では、具体的にどういうものか紹介しますね。
あなたは、どのような姿勢で食事をとっているでしょうか?
「あ、良い姿勢で食べた方がいいってことでしょ?
たしかにあんまり姿勢は良くないかもしれないから、
気をつけないとってことかな?」
たしかに、そのとおりです。
でも、その理由が重要なのです。
たとえば、太ってしまっていることを気にしている人は、どうしてもおなかを引っ込め気味にしたくなると思います。
「おなかなんか全然出てないよ。」、「なるべく目立たないようにしたいな」っていう意識が無意識のうちにも働いていて、肩や背中を丸めて、おなかを引っ込めて、前かがみの姿勢で食べることが多くなると思います。(たとえ一人で食べていたとしてもです。)
そうすると、おなかのおへそのあたりが微妙に苦しく感じて、その不快感がにせものの空腹感を強め、満腹感を感じにくくしてしまうのです。
食べても食べても満たされないようになってしまうのです。
「え、そんな程度のことで、影響があるの?」
はい、意外なほど影響があると思います。
これを気をつけるようになっただけでも、満腹感を感じやすくなりました。
おなかを引っ込めるような姿勢で食べない。
むしろ、おなかを軽く突き出すくらいの意識のほうがいいぐらいです。
太っている人ほど、おなかの脂肪が多くて、おなかを引っ込める姿勢がより苦しく感じるのだと思います。
そしてその不快感が強くなるので、にせものの空腹感も強くなるのだと思います。
そのため、食べても食べても満腹感を感じられないという状況になってしまうのです。
これは意外なほどに恐ろしいものなので、本当に気をつけてください。
この「体の姿勢によるにせものの空腹感」の特に怖い点は、不快感を感じる体の場所が本物の空腹感とほとんど同じ場所であるということ、さらに、食べている最中に強く感じるものであるということです。
本物の空腹感と非常に見分けがつきにくいうえに、原因も非常に気がつきにくいものなので、本当に恐ろしいものなのです。
でも、こういうものがあるっていうことを意識していれば、簡単に対応ができるようになります
自分の普段の体の姿勢が微妙な不快感を生じさせて、それをにせものの空腹感と感じてしまう例はかなり多いと思うので、気をつけてください。
他にも、意外なにせものの空腹感があります。
例えば、「なんとなく何かが足りなくて不快な感じがする。おなかがすいたように感じるなあ。」と思っても、実はそれがのどの渇きであるということはけっこうあります。
水を飲んだだけで、消えるような空腹感というのは、のどの渇きが原因のにせものの空腹感であるのです。
次は少しまれかもしれませんが、
暑いという不快感、寒いという不快感、トイレに行きたいという不快感といった様々な不快感をにせものの空腹感と感じていまうということもありえます。
要するに、原因は何であれ、不快感を感じると、それを空腹感が原因の不快感だと錯覚してしまう恐れがあるということです。
そして、ダイエットをしていて、食べることに執着心が強くなっている人ほど、「これはきっと空腹感だ」と思ってしまう可能性が高くなるというわけなのです。
本当に皮肉なことだと思います
でも、現実はこうなのです。
偽物の空腹感というのは、こんなのもありえるんだなあ、なんでもありなんだなあということを知っておいてください。
「にせものの空腹感はこういうものとは言えないです。ごめんなさい。」
と言っていた意味はこういうことなのです。
不快と感じるものなら、なんでもかんでもにせものの空腹感になりかねないのです。
本当に怖いですよね。
まず、食べるときの姿勢というのを意識してみてくださいね。
そして、ちょっと工夫してみて、何か普段と違うように感じたか、それとも何にも違いを感じなかったかなど、いろいろと感想をコメントでいただけると嬉しいです。
今回の強引なまとめ
食べるときに、おなかを引っ込めないでくださいね。
次回は、最悪のにせものの空腹感についてです。
最悪というのは、最も悪質というよりも、最も悲惨という感じです。
でも、やっぱり悪質でもあるような気がします(^_^;)