小4からの学習では問題の解き方を「経験させてあげる」ことが大切です。 | 東京・神奈川の小学受験・中学受験 「現場の目線」 ~塾の先生・30年の現場指導から~

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こんにちは。朝風呂読書家です。




中学受験の国語学習において、




小3までは、読書を中心に語彙力と読書速度をつけることで十分です。

 


 

しかし、




小4からは、読書を中心に語彙力と読書速度をつけることに加えて、問題の解き方を「経験させてあげる」ことが大切です。

 

 

 

小4の国語(新小4、学校では小3の時期)の授業で本当にあったこと。

 

 

 

最初の事例は‘よくある’ことですが、

 

 

 

【問題】~ふさわしくないものを次から選び、記号で答えなさい。

 

 

 

多くの生徒が‘ふさわしい’ものを選んでいました。

 

 

 

大人は、問題をよく読んで!言いますが、‘いじわる問題’を解いた経験が少ない素直な子供たちはまちがえてしまうのです。

 

 

 

次の事例です。

 

 

 

【問題】この文章を二つの場面に分けるとすると、後半はどこからになりますか。後半の初めの五字を書きぬいて答えなさい。

 

 

 

複数の生徒から、同じ質問が出ました。

 

 

 

どんな質問だと思いますか?

 

 

 

それは、

 

「先生、五字のところなんてないよ。」

 

 

 

お分かりになりましたか?

 

 

 

生徒たちが言っていたのは、「ぴったり五字のところ」なんてないよ!ということでした。

 

 

 

こどもたちは、とても素直ですね。

 

 

 

こどもたちに問題の解き方を「経験させてあげる」ことはとても大切なことです。

 

 

 

その経験量の差が対応力の差=得点力の差になっていきます。