日曜日、「東京週末」と言う在日中国人の山歩きサークルの主催で、夫と一緒に丹沢塔の岳を登ってきた。
 渋沢駅からバスで麓の大倉バス停留所で集合。
 八時過ぎのスタート〜
 十二時半登頂。

 尊仏山荘の近くでお握りや柿、胡瓜などゆっくり食べたら、一時も回ってからの遅い下山。
 いまの時期、日落ちがけっこう早い。
 暗くなってしまったら、まだお山から下りられない場合、極めて危ない。
 リュックサックの中、万が一のため、ヘッドライトを常備してあるが、酷い近眼老眼のデブオバサンは絶対使いたくもない。

 高くない塔ノ岳を完走には、体力的に余裕があるけど、階段状の山道が多いので、登るより下りるのはかなり難しい。
 元々、古傷があった夫は下山途中から膝が痛めてしまった。サークルの予定下山時刻を過ぎでも、私たちの下山スピードがなかなか上げられなかった。
 膝の皿の周りがジンジン痛くようで、夫の足が自由自在に動けなくなってしまった。膝が曲げる度に激しい痛みが走り、木階段の一段を降りるだけでも辛かった。

 「そんなに距離がないから、明るい内に着くよ」

 車の騒音が恋しく思えたよ〜
 
 歯を食い縛って、夫は痛みを我慢して石畳を工夫しながら共に歩いてくれた。
 時間を取り戻すため、階段以外の泥道では膝を曲らないよう、文字通りに足を棒にして加速した。
 真っ暗になる寸前、夫婦は森から脱出!

 やった(やった)

  ツルツルと足元が滑りまくりたい〜とバス停に向かう途中本気で思ったわ😎
   振り返って来た道を眺めると、
 もう!ぼやけてしまい、寒気とは別に、山中特有のいまにも雨を降らせそうな雲か霧が見える。
 お互いの横顔もうはっきりと見えないけど、降りられた安堵感が一気に沁みる。
 
 山とか外出があまり好きじゃないのに、どこまでも寄り添って歩いてくれた夫にただただありがたい🙇‍♀️

 この人の笑顔を願って生きよう〜
 苦労や嫌な思いなどさせたくはない 〜
 
 と五時八分のバスの中、心が大げさに立ちさわぐデブオバサンでした😎