お金持ちであればあるほど太っている中国
気になる雑誌の記事がありましたので、紹介致します。
北京にあるボディワークス減量キャンプでは、30人の太った人々が
ランニングマシーンに乗り、息も絶えながら大量の汗を流していた。
7歳から55歳まで、中国全土から参加者が集まるこのキャンプ、6週間の
プログラムにかかる費用は3万元(約36万円)だ。
肥満は、人口世界一のこの国で驚きの数字を新たに生み出している。
ある推計では、既にこの国の3人に1人、つまり約4億2900万人が太り過ぎ
なのだという。
キャンプの参加者はバランスのとれた食事を摂り、1日6時間の運動をこなす。
カリキュラムには、ウェイトトレーニングやマラソン、ヨガ、サッカーなどがある。
太っているのが子どもならば、ほとんどの中国人は健康的と感じる。
しかし、太りすぎの成人に対しては、それほど寛容ではない。
実際、太っていることで仕事も見つけられないとキャンプ参加者たちは
こぼしている。
ボディワークスキャンプの営業部長は、中国と他の国の大きな違いは、
「中国のお金持ちはみんなとても太っていて、反対に、他の国の
お金持ちはとても痩せていて綺麗だということ」だと言う。
「イギリスでは、ジャンクフードを食べるのはお金のない人たちだけで、
当然太っています」と営業部長。
「中国は、逆です。お金持ちであればあるほど太っています。
まるで、生活水準が上がったことの証のようです」
今後20年で肥満倍増!?
ファーストフード開店数は世界一
中国で30年にわたって肥満を研究してきた中国医師協会の
ディ・ゾイン教授は、肥満率は96年から06年までの間、1.5倍に増加し、
その数字は今後さらに上昇すると話す。
『Fat China(太った中国)』の著者、ポール・フレンチは語る。
「欧米では、ゼロからスーパーマーケットやスナックチョコを開発
しなければなりませんでした。
つまり、西洋の肥満は段階を踏んでいったわけです。
しかし中国の場合、ファーストフードやスーパーマーケットチェーンは
いずれも向こうからやってきたのです」
事実、ケンタッキーフライドチキンの親会社であるヤム・ブランズ社は、
中国市場が同社の収益を主に牽引していると話す。
マクドナルド社も、新規出店数が一番多いのが中国なのだという。
このようなファーストフードの普及に加え、塩や砂糖、油を大量に使う
中華料理も急激な肥満化の一因だ。
ノースカロライナ大学のバリー・ポプキン栄養学教授も、今後20年間で
中国の肥満人口は少なくとも倍増すると、08年の『Health Affairs』誌で
報告している。
すでに7~18歳の子どもたちの約12%が太り過ぎだという。
現在、中国の肥満率は米国や英国、オーストラリアの半分とはいえ、
がんや心臓病、糖尿病などの慢性疾患の患者が懸念すべきレベルで
増えており、また「ニューイングランド医学ジャーナル」の2010年調査
では、糖尿病患者が人口の約1割に相当する9200万人に達したそうだ。
だが、政府はこうした問題に対して何ら行動を起こしていないと
ディン教授は嘆く。
「なぜなら、いまだに多くの親や、時には医師でさえ、肥満を問題として
とらえ真剣に取り組むという認識にかけているからです」
(Sui-Lee Wee/REUTERS)
お隣の国、中国だけでなく肥満に対する認識が日本も少し甘いですね。
私の周りにも、糖尿病の方がいますが肥満を解消する努力は、
していませんね。非常に残念です。
