日本に戻った知人、リマの様子 | 南米ペルー在住、ピルセンの「ペルー雑感」

日本に戻った知人、リマの様子

日本に戻った知人、リマの様子

 

いろいろな事情で日本の一時的帰国したり、永久帰国したりした日本人の知人が何人かいます。帰国するには結構準備が大変です。日本の書式に合わせたPCR検査の証明証が必要ですし、帰国後は完全隔離されるし、その後は自主隔離が義務づけられているからです。会社勤務で費用を負担してもらえるならいいけど、個人負担だったら2週間以上、結構な費用がかかります。特に自宅や実家が空港から遠く離れている場合は。完全隔離中の食事は、ドアの外ノブにプラスティック容器に入った弁当をひっかけてくれるそうです。そして、無事、解放されて外での移動が自由になると、都心部でもそれ以外のところでも、拍子抜けしてしまうほど、「甘く」感じてしまうそうです。ペルーでは日本の勧告や自粛ではなく、「強制」「義務」「罰金」「逮捕」が可能だから、それと医療施設の対応が都心とその周辺部、地方(海岸部、アンデス山岳部、ジャングル部)といったところで、格差があるし、同じ場所でも社会経済階層格差が顕著だから、日本の対応が「甘い」と思ってしまうのでしょう。「強制」「罰金」「逮捕」がない勧告じゃ“契約社会”じゃだれも言うことを行かないということでしょうか。ただ、日本は“経済外的強制”が強くあるから別の意味で大変だと思います。そうゆう意味では、テンションが張り詰めていたというのは、効果うんぬん、科学的根拠とか、権利主張は別に、自分自身を守るためにマスクは着用するし、二重マスクでないとスーパーマーケットや商店に入場できないといわれれば、ほぼほとんどの人がそれに従います。泥棒にとってはマスクやフェースシールドは、顔の判別が被害者や防犯カメラができないという本来の役割以上に重要みたいです。

 

公立の医療施設が満杯で、私立のクリニックに入れば、それこそ新車を売り払っても足らないくらいの費用がかかりますから、やっぱりそんな経済的負担も避けたいと思うのは当然です。科学的根拠うんぬんなんて、言ってられない、生き延びる、一時は入院したら、生きて退院できないなんていわれていた時期もありましたから。二重マスクは結構苦しいけどします。特にスーパーでの買物では。日本に一時帰国してペルー リマに戻ってきた知人(高級住宅マンションに住む)二重マスクでないからとスーパーでの入場を拒否されました。そうゆう人が結構いるみたいで、入り口にはマスクやフェースシールドを売っている露天商がおります。ペルーでもデルタ型(インド型)の変異株の患者が確認されました。今後 第三波が来ると保健省は警告しています。そしたら、また昨年にように、中南米で最も厳しい、強制防疫隔離に戻るのかといえば、そうではないようで、防疫警戒レベルは地方ごとに違いますが、首都圏リマでは、レベルは下がっており、人出はどんどん増えている。あれだけ厳しいロックダウンしてこれだけの成果しか得られなかったのか、中南米最高の経済成長率マイナス幅になったじゃないかという批判よりも、「もう、ガマンできない」という経済界の強い要望も反映されているのは日本とは形は違えど、似通っているかもしれません。レストランなんかも、復活し始めています。郊外のショッピングセンターは入場のための長蛇の列です。それでも、午後11時以降は外出禁止だし、日曜日は自家用車終日使用禁止です。

 

ちっと、ながくなりましたが、また 更新したいと思います。そうそう、ファイザー(Pfizer)のワクチンを接種しました。副反応やワクチン効果への疑問よりも、生き延びる選択の方を優先しました。あなたはどうします?