ストレッチには、バリスティックストレッチ（反動をつけてリズミカルに筋肉を伸ばすストレッチ）や、スタティックストレッチ（じっと静かに伸ばすストレッチ）のほかに、ダイナミックストレッチがあります。

ダイナミックストレッチの動きとは、スポーツ選手のウォーミングアップを思い浮かべてもらうといいですね。

例えば、ピッチャーが投球動作に似た動きで肩関節を動かす、あるいはサッカー選手が、ボールを蹴る動作に似た動きで体を伸ばすなど、競技の動きになぞらえた動きによって、大きく筋肉を伸ばし、関節可動域を広げるストレッチです。

筋温を程よく上げ、身体を温めるので、スポーツの準備運動として行われるのです。

肩関節の動きに関して、野球の選手の行っているダイナミックストレッチを参考にしたいと思います。コツは、下記のようなイメージで行うことです。

・「肘の動きを使って、肩を回す。」
・あるいは「肘の動きを使って、肩甲骨を回す、または伸ばす。」
・あるいは、・肩の伸ばしであれば「指先の動きを使って、肩を回す。」

大リーグ・デトロイトタイガースの前田健太選手(マエケン)が、広島東洋カープの時によくやっていた準備運動は参考になります。

肩の動きを使って、胸の動きで大胸筋の伸ばしを行う。この大胸筋がよく伸びることで、投球動作などがスムーズにいくことに着目をしたのです。

この意識を応用すると、ダイナミックストレッチは、一歩上達します。

では！また。