やる気がしないときは、1分だけ!運動 | 動きの哲学、日常のヒント

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こんにちは。ピラティストレーナーの庸介です。

 

「作業興奮」の効果をお話しします。
人は作業を始めると脳が活性化し、やる気が後から湧いてくる現象(作業興奮)が起こります。「やる気が出ないからできない」のではなく、「やり始めるからやる気が出る」わけです。


脳への負担を減らすことが肝要。
「やらなきゃ…」と思うほど脳はストレスを感じ、行動を先延ばしにしがちです。しかし「たった1分だけなら」と思うと、心理的なハードルが下がり、動き出しやすくなります。


やる気にかかわる脳の“側坐核”が関係します。

そして、側坐核が活性化されるには、実際に行動を起こさなければならないのです。
つまり、「SNSをチェックしてから資格の勉強をしよう」と、ただスマホをいじっていても脳の側坐核は一向に活性化されません。



物理の慣性の法則と同じで、一度動き始めると止まりにくくなります。「1分だけ」と始めたら意外と続いて、「もう少しやろうかな」と思えることがよくあります。

「1分でもやれた!」という成功体験を積むことで、「自分は行動できる」という自己効力感が高まり、次回のやる気につながります。

運動を続けるためには習慣化が重要ですが、習慣は小さな一歩から始まります。まず1分やることで、脳に「これをやるのが普通」という認識を植え付けられます。



やる気が出ないときこそ、考えるより先に「1分だけやる」と決めて動いてみるのが効果的です。

まず運動を1分やること。

まずやる、それがすべてといっても過言ではありません。

 

 

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人間の「やる気」は、脳内で分泌される神経伝達物質・ドーパミンによって引き起こされます。ドーパミンは報酬系と呼ばれる神経回路に関与し、達成感や快感をもたらすことで、行動を促す役割を果たします。

ドーパミンが分泌される脳の部位は、やる気や報酬に関係が深い側坐核(そくざかく)です。

側坐核の役割は、脳の「報酬系」の中心的な部位であり、以下のような働きをします。

期待や達成感を生む(「これをやれば楽しい・嬉しい」と感じる)
行動を促す(「もっとやりたい」と思わせる)
習慣を作る(「やるのが当たり前」になる)

「1分だけやる」という行動は、側坐核に影響を与えます。最初は億劫でも、「少しやったら意外とできた」という経験がドーパミン分泌を促し、やる気が引き出されます。





ではでは。