効果が出ないときは、ターゲット筋を強く意識しましょう | 動きの哲学、日常のヒント

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こんにちは。

ピラティストレーナーの庸介(ようすけ)です。

 

運動の効果が出ないときに、「ターゲットとなる筋肉」を強く意識したら効果が出た、ということはよくあります。

 

ピラティスで集中力を発揮し効果的にエクササイズを行うには、まず「どこを伸ばすか」「どの筋肉をターゲットにするか」を明確に意識することが大切です。例えば、腹筋のエクササイズを行う場合、腹直筋、腹斜筋、腹横筋など、どの筋肉を特に意識するのかを具体的に定めることで、より効果的な刺激を与えることができます。

 

たとえばこうした↓ エクササイズ「スイミング」を行うときに、足や手ではなく、お腹を意識できているか、動きの手順に脳の注意が振り向けられると、つい腹部の筋肉収縮がいい加減になってしまうこともあります。

それが疎かになると、背骨のアーチも崩れるので、整っていた身体全体が崩れたりします。そこを、もう一度整え直す、といった程度でも動きの全体はよくなることがあるのです。

 

 



ターゲット筋を意識することで、無駄な動きを減らし、効率的に筋肉を鍛えることができます。また、正しいフォームを維持しやすくなり、怪我のリスクを軽減することにも繋がります。集中力を高め、ピラティスの効果を最大限に引き出すためには、ターゲット筋の意識が不可欠です。

集中が大切です。マイペースで集中しましょう。周りを気にせず自分の筋肉に集中するべきです。
特に、隣の人や周りの人が、自分より前屈が柔らかくできるとか、自分ができていないと考えるのは無駄です。関係ありません。

マイペースで行うと、比較することに気持ちのエネルギーを割かずにすみますから、自分の体感に気持ちを向けられます。その結果、集中するのです。






これはストレッチ効果として「呼吸が深まる」ことにも繋がります。次から次へとポーズを変えてストレッチを行っても、不思議と呼吸が深く落ち着きます。




どこを伸ばすか、目的筋をはっきり意識しましょう。
一生懸命伸ばしているとき、呼吸は詰まらせずに、ゆったりした息を保ちましょう。
ではでは。