ヤル気の調整こそが目標設定のキモです | 動きの哲学、日常のヒント

動きの哲学、日常のヒント

ピラティス、ストレッチ、ヨーガ、武道などの学びと想い。ピラティスの還暦男インストラクターが20年考えたこと

目標の設定法について 個人的にいつも思うこと。

 

これはピラティスエクササイズでも同じですが、 目標設定基準は「過不足ない目標」これにつきます。


例えば、スクワットをやろうと決めたとします。

 

まず10回でもいいから、一日のノルマを低く設定します。

増やすのはいつでもできますからね。


徐々になれてキツさがなくなったら、今度は別の注意が必要です。

それは、飽きが来るとやめてしまうので、飽きに注意ということです。

 飽きてくる前 に、バリエーションを入れるのです。


例えば

指差しヒンズースクワット(両腕で反動をつける、膝の屈伸運動ですね)や

知らんぷりブルガリアンスクワット(ランジから後ろ足を椅子などの台に乗せて、片脚だけでスクワット)など

をいれて行う。


つまり

 ① 少ない回数で始める。

 ② 回数はすぐに増やさず。

むしろバリエーションで質の刺激を与え 強度を上げる。

 


      


つまりは必要なのは相反する2つ。

🔶キツすぎない目標

🔶簡単すぎない目標


刺激があること、つまり、やっていることに意味づけでき、なおかつ、ちょうどいいツラさが必要ですよ。


結局、人は過度なツラさには心が折れるけど、ちょうどいいツラさは好きなんです。


そう思いませんか?


適度なツラさは 心を適度に刺激して、面白くするからです。

だから 筋肉にもにも適度な負荷が必要。

従来の日常と新しく現れた現実の落差。それがチョッピリ辛い苦しいのに、うれしい

達成感があるからですよね。そんな感じね。


運動を行うのは、つまり人間が誰でも持っている不思議な感覚を使うべきだと、私は常々思うのです。


だから「過不足ない」

目標設定で運動を継続しましょう。

キツすぎて挫折しないように、同時に飽きてしまうような軽すぎる運動は、刺激がなくなることを警戒しよう。「回数やればいい」は禁物。体力向上もストップするので、ちょうどいい負荷の運動を工夫のバリエーションで対応しよう。


これが運動習慣、継続の秘訣です。



ピラティスにしても、負荷の調整をすることがめちゃくちゃ大事なのです。これがピラティスの8原則にもある継続(習慣化)につながるのです。