コントロールして、つよ過ぎず、よわ過ぎず | 動きの哲学、日常のヒント

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ピラティス、ストレッチ、ヨーガ、武道などの学びと想い。ピラティスの還暦男インストラクターが20年考えたこと

こんにちは。

健康ストレッチ&ピラティス講師の、後期アラフィフようすけです。

 


今日は、午前中、お出かけ中に土砂降り。久しぶりに、どしゃ降りの中の🚃電車とバス移動となりましたが、雨上がりの風ははかえって清々しく感じて、好きですね。



さて今日は、力の加減はとっても大事という話です。☺️



過不足なく力を入れるのは、けっこう難しいんですよ。

 


私たち、いつも無意識で立ち上がったり、段差を上ったり、座ったり、物を運んだりして動いていますが、日常の「動き」の中ではいつも

次の瞬間を予測しながら動いている

んですよね。

次の瞬間にどれぐらい力を出したらいいか、と常に予測しながら動いています✨

 

 

たとえば、

⇩ こんな動きは、例として分かりやすいんじゃないでしょうか?

 

 

4~5月はお引越しが多かった時期かもしれません。引っ越しの時に、こうやって

「ヨッコイショ」と荷物を上げることがありますね。

 

ぎっくり腰になったことがある方や、腰痛もちの人は特に、十分に警戒しながら動きますよね。

 

 

 

この時、誰でも必ず「段ボール箱の重さ」を「予測」してから持ち上げると思うんです☺️。

 

 その力の加減がうまくいかないと・・・

⇩ こうなりますね(*_*) 

後ろに、こてんと。

 

これは「思いの他、荷物が軽かった❗️」という場合です。

と気合い入れすぎたら「思いのほか軽く」後ろにのけぞって、尻もちです😊

 

 

こんな風に、GIF動画にすると分かりやすいかも。  ⇩

 

 

 

逆に「箱の重さ」に対して、自分の力が弱すぎた場合は、段ボール箱の上に「つんのめって」倒れるかもしれません。

 

 

 

体力づくりではもちろん、筋肉をしっかり鍛える必要があるのですが、もっと大事なのはちょうどいい力の発揮。


体力に自信がなかったり、加齢に伴って「衰えたなぁ」と思う人は、そういうあきらめ方をしないでほしいです。

そうはいっても「若い人に負けないように頑張ろう」なんてことではありません。

 

年をとっても能力が衰えないのは「力」のコントロールです。

「過不足」のない力。これが大事です。

弱すぎても、強すぎてもいけない。

ぴったりの力。

 

ぴったりの力が発揮できたときは、力に透明感があります✨透明な、さくっとした感じなのであります。

 

 

コントロールが「ピラティスの原則」のうちの一つであることは、そうした、日常の生活に活きる能力だと思うからであります。

 

 

 

 

では。

おやすみ・・・💤